久しぶりに映画を見ました。
最初に見たのは、紀元前1万年
こちらは始まって30分でリタイア・・・・
なんか2012も見に行きたくなくなってきた・・・ww
気を取り直して2つめは
『ブラッドダイヤモンド』
監督はラストサムライのエドワードズイック
主演はレオナルドディカプリオ
ラストサムライは、世間的には評価が低いですが僕的には精神性が上手に描かれてて結構好きでした。
このブラッドダイヤモンドでは、シエラレオネでの違法ダイヤモンドを巡った少し前に実際にあった内戦が舞台になっています。
この話で一番心をひかれるのはやはりRUF(反政府勢力の革命軍)の少年兵の存在です。
多くの場合覚せい剤を用いて洗脳し、残虐行為に加担させられたりしていたそうです。
そして物語では
『お前が悪いんじゃない。本当のお前がやったわけじゃないんだ』
と少年兵の子供を慰めるシーンがありますが、
実際には刑事責任を問う声も多く、いまだに議論が続いているそうです。
あるいはこの台詞は、この映画なりの彼らへのメッセージだったのかもしれません。
また、この映画ではRUFにのみ少年兵が出てきますが
実際には政府側も少年兵を徴兵していたそうです。
実際に戦闘行為、殺人や虐殺を行っていることもあり、この点は非常に繊細かつ難解な部分です。
ただ、少年兵といえど子供たちも戦争の被害者であり心や体に癒えぬ傷を負っているのは確かだとおもいます。。
ちなみにタイトルにもなっているブラッドダイヤモンドは紛争の激化の原因になっていることが判明して以降
国連安保理によって、輸入が禁止され現在ではほぼ1%になるまで減少されているそうです。
シオラレオネの内戦は、
2002年、政府がRUFとの停戦に合意し終結しています。
こういうことって、あまり知られてないですよね。
ニュースで流れている断片的な情報しか知らないっていうか。
映画とかってこういう事を一般の人たちにも知らせるというか、訴える力がありますよね。
エンターテイメントの大きな役割のひとつというか、可能性のひとつだとおもいます。
今回この一言が結構胸にぐっときました。
『T I A』
This is Africa
これが、アフリカ
ただ、ダイヤモンドの密輸人レオと記者のマディのロマンスは、相変わらず強引であまり意味がないように感じました。。w
でもシーン的には少なくて、マジメでシリアスな内容にいいクッションを置いているような印象もうけました(`・ω・´)b