12月7日（土）曇り

奈良県は五條市のリバーサイドホテルにやって来ている。

こちらは温泉が別館になっており、「金剛の湯」という名前が付いている。

ホテル利用者だけでなく、一般にも開放しているので訪ねて来たワケだ。

前回は施設探検をした。

いよいよ今回は温泉紹介と言うところだ。

早速行ってみよう。

暖簾をくぐると一枚のサッシ。

この中が脱衣所らしい。

こじんまりとした脱衣室には・・・

洗面台が４つと・・・

ロッカーが４０ほどある。

洗面台にはクシ程度。

だが、清潔にしてあって、ホテル付属の感じはした。

ま、施設が古いのか、田舎の銭湯っぽいイメージは拭えないｗ

大きな温泉分析書が脱衣室の外に掲示されていたので写真を撮っておいた。

細かい成分表はさておき・・・

泉源・泉質・適応症は押さえておきたいところ。

と言うワケで、ここで恒例の温泉チェックだ。

①有名な温泉地である・・・かなり無理がある
②源泉を持った温泉宿か外湯・・・施設内に源泉あり
③源泉掛け流し・・・新湯注入循環併用（露天）＆循環（内湯）
④1000円でおつりが来る・・・700円
⑤無料でバイクを置ける・・・駐車場あり・駐輪場なし
⑥できれば露天風呂がある・・・露天あり

源泉名：リバーサイド温泉（金剛の湯）
泉質分類：ナトリウム－塩化物炭酸水素泉（等張性・中性・低温泉）
泉温：26.5℃
湯量：300L/min(掘削・動力湯揚)
その他：[pH値]　7.6　[溶存物質]　35.4mg/kg　[ラドン含有量]　未記載

温泉の利用状況
　(内湯)　加水：×　加温：○　循環：○　入浴剤：×　消毒：○(塩素系)　かけ流し：×(循環型)
　(露天)　加水：×　加温：×　循環：○　入浴剤：×　消毒：○(塩素系)　かけ流し：△(一部放流循環併用型)

温泉の特徴
　色：黄緑色微濁　香り：弱塩気臭　湯肌：ツルヌマ系　飲泉：なし　給湯方法：自家源泉

効能分類：
　神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、五十肩、運動麻痺、打撲、捻挫、痔、冷え症、疲労回復、切り傷、糖尿病、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ病など）　など

施設より：
温泉は地下１３００ｍ（メートル）よりくみ上げられる天然温泉100％のみを利用しており、泉質なナトリウム－塩化物炭酸水素温泉です。
入浴するといつまでも湯冷めせず、お肌もツルツルになり、また、開放感あふれる露天風呂など、多彩に楽しめるさまざま浴場を備えております。

（詳細：　公式　／　nifty@温泉　／　名湯・秘湯・立ち寄り湯　／　温泉大好き　／　エエ古都なら　）

天橋立に続くホテルの温泉だよ。

さて、大浴場は・・・

公式サイトにこんな写真があるが、まぁコレだけでは伝わらないなｗ

内湯に入って目につくのが・・・

床が畳。

これ、足が冷たくないし、滑らないのでとてもイイ。

確か「京都・烟河」が全浴室床畳仕様だったが、同じような感じ。

もっとも、「京都・烟河」に比べて規模は小さい。

主浴槽はこんな感じ。

右のほうが静止浴槽、左のほうがバイブラバスになっている。

この角度から奥に見えている木のハコが水風呂。

と言うのが・・・

小さいながらもサウナを持っているのだ。

お湯の温度は41℃ぐらい。

バイブラ部分はやや低く感じる。

もちろん天然温泉。

キャパは15～6人程度。

内湯には寝湯もある。

こちらは天然温泉ではない。

何故か「五條市の水道水です！」と妙なアピールがしてあった。

静止＋バイブラ、寝湯、サウナ、水風呂、これだけだがなかなか良い。

一方露天風呂だが・・・

こうすると広く見えるが、だいたい9～10人程度。

実際にはこんな感じの細長いイメージ。

まぁ、でも変形の三角形なので、こう見えんことも無いのかな？ｗ

奥に竹の棒が2本ぶら下がっているが、これが打たせ湯。

スイッチを押すとお湯が出る仕組み。

こちらが女性用で、内湯も合わせて、全てが対象に作られているようだ。

お湯は黄緑・草色白濁と言うより青みがかった「浅葱色」の微白濁。

奈良で濁り湯は珍しいが、1300mも掘っているので、浅いところの温泉や自然噴出泉とはちょっと質が違うのだろう。

白濁と言っても底が見える程度。

少し鼻につくにおいがあるが、消毒の次亜塩素酸と温泉成分が結びついたもののようだ。

味は塩味で、生理食塩水をやや濃くした程度。

ぬめりがあり、５段階評価で３ぐらい。

かなりぬめって感じる。

温まり具合は良好。

微炭酸塩泉なので、非常に良く温まる。

おもしろいのは湯上りの感触で、体を冷まそうと湯舟から出て放置すると、温泉成分が多いのでパリっとした感触になる。

身体を拭いておくと、やたらスベスベになる。

非常に興味深い。

ちなみに、この露天風呂については「新湯注入循環併用」としているが、独自の取材による。

多くの温泉サイトでは「循環型」としているが、まずお湯に入ったときの鮮度が非常に良い。

これに気付いたので（90コ近くも温泉に入ってるのでわかるんだよｗ）スタッフさんに聞いたところ、「新しいお湯を入れている」との答えがあった。

掛け流しではないものの、新湯は注入されていると確信したので「新湯注入循環併用」とした。

４５分ぐらいはお湯に出たり入ったりしていただろうか。

すっかり満足して脱衣場に戻ったが、なかなか冷めなかった。

それでも当日は気温が低かったこともあり、がんばって着衣ｗ

とりあえず外に出て涼むことにした。

脱衣場から外に出る。

畳床、良泉、混雑しない。

これはなかなか良いのではないかな？

暖簾を押して外に出ると、手狭ではあるが風情のある風景が見えた。

休憩しようかとも思ったのだが、かれこれ11時を過ぎていたので撤収の方向で。

カードを返して靴箱のカギをもらう。

また来るね～♪

涼みがてら「金剛の湯」の全景を写真におさめ・・・

十六夜くんも記念写真を撮ってから「金剛の湯」をあとにした。

と、そんなわけで今回は「リバーサイドホテル　金剛の湯」をご紹介したがいかがだっただろうか？

まさかの国道24号線沿い。

こんな良泉があるとは思っていなかった。

もし、お近くに来られた際には是非とも。

では、次回。

今回のメイン、ほりのバーガーに立ち寄って京都へ帰ろう。

お時間のある方は見て行ってね♪

リバーサイドホテル「金剛の湯」