城南宮神苑 | 京徒然

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京都に住むおっさん「夕霧 楓」が日常を徒然に綴っています。
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バイクやラーメン、京都の話題、日々のネタを書いています。

6月22日(土)曇り時々晴れ

 

今日は京都南インターの近くにある「城南宮」に来ている。

 

 

参拝を終えた楓さん一家、神苑の見学中だ。

 

 

中根金作が芸術品に仕立てたという神苑は広く、京都の野山をそのまま移してきたような趣がある。

 

 

平安京遷都と時を同じくして創建された城南宮は平安末期に院政の中心地となり、神社を中心とした御所のような大規模な「城南離宮」が造営された。

 

 

現在も残る社領に幾つかの庭園を配置し、回廊式に見物して回れるようになったのは昭和に入ってからだと言う。

 

それこそ1,260年の歴史がある神社とお庭と言うことになろう。

 

 

見どころの一つに、この「曲水の宴の道水」がある。

 

「曲水の宴」は御存知だろう。

 

 

これです、これ。

 

盃を水に浮かべて流し、一首詠んだ人がいただくと言う、アレ。

 

 

古くは平安貴族のお遊びであったが、城南宮では現在もこの場所で行われている。

 

「4月29日(昭和の日)午後3時よりおよそ50分間、神苑内、平安の庭で斎行。」

 

と言うことだが、見学は事前予約制なのでご確認を。

 

 

と言うワケで、神社の本殿側のお庭を巡ってきた。

 

 

 

場所は変わって本殿から参道を隔てた向かい側にある敷地。

 

こちらは神苑でも「楽水苑」と名が付いていて、本殿からは外れた場所にある。

 

ここにも大きな庭が作られている。

 

 

どんだけデカいんだと思うのだが、前述したように城南宮はかつて離宮と称されるほどの規模を誇っており、これでも縮小してるんじゃないかなと思う。

 

 

にしてもコレであるw

 

見えている建物がかつてのお茶席。(でかいお茶室みたいなもん。)

 

 

ゴルフができそうな芝に石が配置されている。

 

 

お茶席を挟んで池が掘られている。

 

 

さほど大きな規模ではないが、船を浮かべて水遊びするぐらいはできるだろう。

 

 

滝の音が清々しい。

 

 

洞窟のようになった石の中に水が一筋落ちている。

 

かつてこの池で楓さんは鯉と遊んでいたw

 

ポンポンと手をたたくと鯉が寄ってきたものだ、当時はw

 

あれから45年以上、鯉は「エサくれへんにゃろ?」と言わんばかりに横切って行ったw

 

 

そりゃ、まぁ、時代も時代。

 

城南宮は観光名所としては穴場だし、池の鯉に餌をやるような雰囲気の場所でもなくなった。

 

昔はもっと人がいたし、だれかれ麩などやっていたものだ。

 

今は、楓さん一家が神苑を散策している間、2組のご家族にしか会わなかった。

 

京都にも中国人がいない静かな場所があるのであるww

 

 

おや、もうお帰りのご案内。

 

が、知っている人は知っている。

 

ここから一本道になるだけで、この先まだ10分余りは散歩できる。

 

 

水辺を見ると椿の花。

 

この時期に。

 

 

そう、夏椿。

 

こちらも今が見頃で、水辺に落ちた椿の花と、高木に咲く淡い色の椿がなかなか美しい。

 

 

水路際の散歩道からは国道の喧騒が聞こえてくる。

 

が、水路にはメダカやゴリ、ハヤの稚魚みたいなヤツや、ザリガニなどがのんびりしていた。

 

 

水路の横から順路に従って進むともう一つ庭園が見えてくる。

 

 

城南離宮の庭。

 

造園家、中根金作晩年の作で、城南離宮にあったであろう枯山水を再現している。

 

 

タテに見るとこうなんだ。

 

 

横には・・・フレームに収まり切らないww

 

 

まぁ、ゴルファーが見たら嫌がらせのようなバンカーに見えるだろうw

 

かなり大きな枯山水。

 

この庭園を最後に見て、神苑の散策が終了。

 

 

このあと参道を歩きながら摂社や絵馬殿を見て城南宮をあとにした。

 

結局・・・帰りも楓さんが運転したので、娘の運転の練習は車庫入れのみだったw

 

授かったお守りは持っておくか、車に積んでおくようにな~。