出かけられないじゃないか | 京徒然

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京都に住むおっさん「夕霧 楓」が日常を徒然に綴っています。
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8月29日(日)晴れ

 

8月27日(金)から緊急事態宣言の範囲が広がった。

 

今回は9月12日(日)までの期間、緊急事態宣言発出中になる。

 

 

京都市のサイトにも大々的に緊急事態宣言が出ていることを示す表示がある。

 

個人的には、あくまで個人的な感想として申し上げるが、今さら感が否めない。

 

ついでになんでそんな短期間にしているのかわからない。

 

これまで何回も緊急事態宣言を発出してきたが、期間中は新規罹患者数が減るものの、中途半端に切り上げてしまうので、次の流行を抑えきれない。

 

ずっと繰り返しているくせに、相変わらずお国はどうやら景気の回復とコロナ対策を両立させようとしているらしい。

 

無理なことは目に見えている。

 

そもそも「人が動く(景気回復の指標になる)」オリンピックを開催しただけで、未曽有の大混乱に陥ったばかりだ。

 

政治屋がどんだけアホでもわからないわけがない。

 

景気対策とコロナ対策の両立は不可能に近い。

 

 

ご覧のように京都市サイトでは特集を組んで新型コロナ対策を呼び掛けている。

 

ただ、このページも従来の通りにしかすぎず、何ら目新しい記事は見当たらない。

 

ボクは2回目の緊急事態発出からずっと言っているが、戒厳令とは言わないまでも「午後9時以降の外出は禁止」ぐらい厳しい措置を出して、罰金でも課さないと事態は収束しないと考えている。

 

すべての建物は収容人数どうこうではなく収容面積(客席)4㎡に対して1名のみ収容にし、飲食店も同様にして11時~14時と16時~20時のみ営業可、大規模店舗も従業員を含め売場面積に対して4㎡に1人以上は入場制限の上で営業は18時まで、土日祝は日用品・食料品を除いて全面休業、酒類の販売は19時以降禁止、公共施設(公園を含む)は全面閉鎖、遊戯施設や遊園地なども土日祝休業、学校はサークルや部活動を禁止するなど、今までに施した措置の中でも最大限厳しい条件にして、さらに罰金を設けるべきだろう。

 

期間は最低でも三ヶ月。

 

こういった店舗や施設の経営・営業に従事している方には申し訳ないが、このままズルズルと2年も3年も不景気が続くのと、一発勝負で収束させるのとどちらが良いか。

 

当然、補填として最初の緊急事態宣言が発令された2020年4月7日からさかのぼる三ヶ月(平常期間)の収入を補填して、の話ではある。

 

計算式としては(平常期間一ヶ月平均収益-緊急事態期間一ヶ月平均収益)×3、赤字は0とすると言うあたりで妥当だろう。

 

逆に緊急事態期間が黒字の企業については収益の3~5%程度を「新税」として取り立てるべき。

 

社会福祉国家を名乗るならこれぐらいは貢献してもらわないと一般市民としては割に合わない。

 

補填も新税も、全職種・全企業を対象とすべきだ。

 

「コロナで苦境」を「コロナで儲かった」が助けるのに反対するのは儲かった企業のエライさんだけで、多くの一般市民は歓迎するだろう。

 

もちろん「税」として成立する以上、過少申告や二重帳簿は脱税として犯罪にしないといけない。

 

我々一般市民だって我慢しているのだ。

 

儲かってるなら助けてくれ。

 

 

肝心の「お国」が何を考えているかと言うと、ワクチンだのみである。

 

ワクチン接種が終わっても罹患しないとは限らないのだが、重症患者は明らかに減ると言う統計から、医療機関の負担は減るだろうと予想される。

 

そうなれば迅速に治療も受けられるし、現在のように「急を要さない病人は後回し」なんて理不尽なことも起こらないだろう。

 

ただ、どうにも思い通りにはならないようだ。

 

 

政府は「希望するすべての人に、今年の10~11月に接種を終える」と言っている。

 

実際はどうかと言うと・・・

 

 

8月の終わりの時点で、64歳以下の方々の接種率は軒並み50%を切っている(京都市)。

 

つまり、逆に言うと2月から医療従事者や高齢者から接種が始まったワクチン、7カ月経っても終わっていないと言う状況だ。

 

総人口の28.7%を占める65歳以上の高齢者。

 

その80%が接種を終わり、政府としては「希望者のほとんどに接種した」と判断している(京都についてはどういう判断かはわからない)。

 

接種回数は326,191回だそうだ。

 

それに比べ、人口の71.3%を占める非高齢者の接種回数は188,232回。

 

あと622,131回の接種を3ヶ月で終わらせると言う。

 

今までの実績からして1ヶ月に平均73,489回接種している計算だが、このままトラブルがないとして、あと8.5ヶ月かかる計算。

 

実際に医療機関に問い合わせても、京都市では「11月後半以降になります」と言う返事が返ってくる。

 

少なくとも京都では11月中にワクチン接種完了は難しそうだ。

 

 

じゃ、全国ではどうなんだと言うと、上の通り。

 

8ヶ月末で47.69%の皆さんにワクチン接種が終わっている。

 

単純に言えば、今までの4倍の速度でワクチン接種を進めないと政府の目論見は達成できない。

 

 

まぁ、高齢者の皆さんに関しては、ほぼほぼ予定通りだろう。

 

しかし、問題は65歳未満の非高齢者にあたる人。

 

 

8月28日時点でこのありさまである。

 

全人口の7割のうち、3割にしか接種できていない。

 

こんな状況じゃ昨今の「若年層世代の罹患率が高い」からは脱却できそうにない。

 

今後進むとは言え、いつまでかかることやら。

 

そもそもこのオリンピック以降のパンデミックをワクチン頼みで収束させるには、少なくともワクチン接種を終えると宣言している11月末までは緊急事態宣言継続ではないのか。

 

オリンピック開催と言い、緊急事態宣言切上げと言い、日本政府は国民の健康よりプライドと票が大切なようだ。

 

いい加減にしないと国民全員レバノンへ逃げるぞww

 

 

確かに緊急事態宣言発出中はひどく不便だ。

 

結局のところ、お出かけもままならない。

 

もしかして厳しく対応するとお買い物すらままならなくなるだろう。

 

もちろん、ボクも県境を跨いでの移動はツーリングはおろか、お買い物すら遠慮(自粛)している。

 

 

自粛っつーか、この状況で県境を越えようとは思わんけどねww

 

大阪・兵庫・滋賀は緊急事態宣言発出中で、特に県境を跨いでの移動は強く自粛を勧めている。

 

福井・奈良・和歌山は蔓延防止も出ていないものの、逆にこちらから行くのは気が引ける。

 

ちっともお出かけなんかできやしないが、ここでイランことををすると何されるかワカランので我慢しよう。

 

てか、「戒厳令でイイ」と言っているボクが率先して自粛しなきゃ、通じる話も通じんわなww