お弁当を食べながら~五輪どうなたったん?~ | 京徒然

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6月になったね!

 

新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言はどうなってますかね?

やっぱ、延長っすよね?

 

申し訳ないのだが、ボクはブログを書き貯めておくほうなので、この記事を書いているのは5月25日。

ちょうど1週間前と言うことになる。

 

5月24日時点での「京都の」コロナウイルス新規感染者数は38。

5月19日に139という数字だったのが、加速度的に右肩下がりになっている。

 

大阪府も5月24日時点で216と、一時の1000人単位だった頃に比べてずいぶん減った。

こちらは等差級数的に減っている感じだ。

 

東京も340。

だんだん減って、緊急事態宣言前の数字に近付いてきた。

 

この様子が続けば6月1日に緊急事態宣言も解除という流れになっていることだろう。

(結局6月20日まで延長だとか。)

 

 

ただ、思い出していただきたい。

第一次の緊急事態宣言(7都道府県対象)の時、東京の新規感染者数はMAXで206人だった。

 

京都は18、大阪は92がMAX。

その後、このレベルで全国に緊急事態宣言が発出され、その甲斐あって、ほぼほぼ去年の5~6月は平穏を取り戻していた。

 

その後7月に再発の兆しが見え始め、11月に爆発、12月にパンデミックに。

2回目の緊急事態宣言が発出されるも時期を逸しており、さらに東京での新規感染者数が250前後という中途半端なところで宣言解除したので再々炎上、3回目の緊急事態宣言発出と言う流れになった。

 

今回もまだまだ緊急事態宣言解除には早い気がしていたのはボクだけだろうか?

なんつーか「数字慣れ」してしまって、「おー減った減った」で解除したらアカンと思うのだよ。

 

 

変異株の発生、ワクチンの投与などで、何かと状況は変わっているのだろうが、現時点でワクチンを接種できている人は医療従事者と高齢者の一部だけ。

高齢の皆さんの中でも一部は9月直前にならないと接種できない方も多いと聞く。

 

なおのこと。

我々アラフィフはこの後、60代の皆さんが接種を終えた後、たぶん11月頃に接種を受けるんだろう。

 

40代、30代、20代、16歳以上となると、来年中かかるんじゃないかと懸念してしまう。

何しろ日本は技術先進国ではあっても医療体制は発展途上国にさえ後れを取っている感が否めない。

 

もちろん、こんな緊急事態に限っての話ではあるだろうが、もし、新型コロナウイルスの感染力や殺傷力(敢えてこのような表現にさせていただきます)が高ければ、もう、日本は全滅していても不思議ではないと思う。

 

「日本潰すにゃバクダン要らぬ、細菌兵器があれば良い。」

この事実が○朝鮮や中○に知れちゃったねww

 

 

さておき、私のように「緊急事態宣言で直接打撃を受けない商売」に従事していると、少々過激な考え方をしてしまう事についてお許しをいただきたい。

医療関係はもちろんのこと、飲食、観光、それに伴う卸しや流通などには大きな影響が出ていることだろう。

 

京都の場合、これに加えてインバウンド関係の影響を含む、旅行、宿泊、交通(観光バス等)、貸衣装(京都を浴衣で、みたいな)、土産物などのお店がバタバタ倒れて行くのを目の当たりにしている。

直接影響はないとされているにしろ、大型小売店舗は時短と土日休業を強いられ、イベントや遊興施設は休止に中止に入場制限。

 

みんな資金繰りが大変なので、ビル管理は後回しってコトで、ボクらもあおりを食らう。

医療関連や老人福祉施設でも「コロナ陽性が出た」となると、工事はおろか、お掃除も休業になってしまうし、ホテルなんかは開店休業で掃除する場所すらない・・・となれば収益は減る一方。

 

子供たちでさえ、卒業式や入学式、遠足に修学旅行、研修、課外活動など制限され、受験や就活にまで影響は広がっている。

もはや日本は多かれ少なかれ、誰もがコロナウイルスの犠牲者と言って過言ではない。

 

ともあれ、「風が吹けば桶屋が儲かる」式で、お国が想定する「援助しないといけない業種」の枠を超えてコロナは悪影響を及ぼしているようだ。

結局儲かっているのはブンヤ(報道)と通販と葬儀屋だけという皮肉な状態の中、JOCはオリンピックやる気マンマンのようだ。

 

 

ちなみにボクはあまりスポーツに興味が無い。

少年期は野球にプロレス、ラグビー、そのあとサッカーとかバレーボールとかアイススケートにハマっていたし、ホンダが活躍した頃のF1なんかは全戦ナマで見ていたが、ここ最近見たスポーツと言えばラグビーワールドカップぐらいで、スポーツには全く興味を失ってしまった。

 

なので、今回のオリンピックも何の興味も無いのであるが、ニュースぐらいは耳にする。

今、オリンピック関連で知っていることと言えば・・・

 

施設の維持がたいへん。

観客アリかナシかで揉めている。

海外からの観客はナシ。

いろいろな自治体が選手受け入れ態勢に苦慮、一部取りやめ。

医者と看護師を集めている。

ボランティア辞退続出。

聖火リレーをするトコとしないトコがある。

ピッピだかポッポだか知らんがIOCが炎上している。

 

まぁ、これぐらいだ。

 

 

IOCやJOCがどう考えて『安全で安心な大会』を開催するのかわからないが、ボクのようなバカには危機感しかない。

だって、選手が来るってことは、コーチやらトレーナーやら、いろんな国からたくさんの人が来るってことでしょ?

 

とてもじゃないが「完全に安全を確保できる」なんて言いきれないじゃないか。

それに、もし選手が期間中に新型コロナウイルスに感染したらどうするの?

 

その競技、取りやめにする?

2週間延期する?(←永久に東京五輪やっとけw)

 

観客もどうするの?

「人が集まれば感染が拡大する」はもう、誰が見たって等号で結ばれてる。

 

そのために医師や看護師を集めている?

いやいや、その前にコロナで苦しんでいる日本人患者を助けてよ。

 

アフリカ勢がウイルスを持って帰国しちゃったらどうする?

IOCが助けに行ってくれるの?せっかく低感染率をキープしてるのに??

 

 

IOCの言う「アスリートたちは必ず彼らの五輪の夢を叶えることができる。」と言う夢(妄想?)はもちろん理解できる。

選手にとっては4年に一度の晴れ舞台だし、何よりオリンピックに照準を合わせている選手も多かろう。

 

中には「このオリンピックで引退」なんて選手もいるだろうし、逆に最年少出場とか最年少メダルを目指している世代もあるだろう。

円熟期で「優勝間違いなし」なんて選手はモチロン出たいに決まっているだろうし、そうでなくても「オリンピック選手に選ばれた栄光」をフィールドで見てもらいたいと言う気持ちは全選手にあるだろう。

 

もちろんパラリンピックの選手だって同様に違いない。

その気持ちを無碍にするつもりはないが、さて、今、東京で?とは思う。

 

 

もちろんIOCやJOCにも事情はあるだろう。

ともかく「東京でオリンピックを開催した」と言う事実を残さないと、おそらく次の候補地選びから何から何まで段取りが狂うことは請け合いだ。

 

ただ、国民感情は別のところにある。

例えば。

 

インバウンドが無いんじゃ収益ないから意味ない。

外国人選手団(スタッフ含む)が妙な変異ウイルスを持ち込まないか心配。

期間中、医療が一部でもオリンピックに割かれるのが不満。

国民が苦しんでんのにオリンピック祭りとかアホか!

 

特に、JOCのバッカ会長が放った「我々はそれ(安全安心なオリンピック)を可能とするためにいくらかの犠牲を払わなければならない」と言う発言に感情を爆発させた人は多かろう。

 

もう、日本は十分に犠牲を払ってきた!

これ以上、我慢を強いたり血税の投入をすると言うのなら、オリンピックなんて無くしちまえ!

 

わからんでもない。

いや、わからんでもないばかりか、とってもよくわかる。

 

 

ボクは都民でないので「血税を流す」のも最小限の人だし、直接コロナ禍が降りかかってくる人でもない。

開催地から離れてるし、京都とは言え、わざわざ観光に来る選手もいまい。

 

それでもこの感情や不安は理解できてしまう。

すでに国民共通の感情なのではないだろうか。

 

アーチェリー元代表「中年の星」山本 博さんは語る。

『無観客オリンピックを開催して(パブリックビューなどもなく)、皆さんが家でオリンピックを見てくだされば、外出しないで(自粛で)楽しめると思う。そうなることで「オリンピックも役に立ったじゃないか」と言われるようにするべき。』

 

確かにそうかも知れない。

だが、期間中、選手、いや大会を守るために払う犠牲と言うのは誰が保証してくれるのか。

 

IOCか、JOCか、それとも山本元代表がしてくれるのか。

元アスリートの言葉として、オリンピックに関わった人としては、最も建設的な意見を述べておられると思う。

 

だが、国民感情はもうそのレベルではない。

我慢、我慢、我慢、我慢、死ぬほど我慢、そんな苦しみを味わって来た人に、のほほんと「家で見て、自粛の役に立つ」と言われても感情が許すまい。

 

我々は「自粛しなくても良い日本を一刻も早く取り戻したい」のだ。

7月8月まで悠長に自粛している気も無いし、それ以前に仕事が無くなってしまう人もいる。

 

 

ボク個人的にはこう思う。

「新規感染者数が、全国レベルで1桁になるか、実効再生産数が0.1を切るまで緊急事態宣言は続けるべき!」と。

 

もっと言えば「日本国民全員がコロナ予防接種を受けるまでは緊急事態」とも。

そうすることによって、より多くの経営者や労働者が苦労するだろう。

 

国(政府)としても支援したくてもできない事情があることも理解できる。

日本銀行がお札を刷るのは簡単だが、おそらく回収できずに国の負債になるのだろう。

 

それでも何とか支援してコロナ禍を鎮静化させるべきじゃないかな?

ここで抑え込まなければ、延々と新型コロナに悩まされ続けるのも事実だ。

 

もちろん、その間、鎖国でいい。

選手とか来なくてイイ。

 

せっかくデジタル大国なんだから、それこそ世界各国をバーチャル空間でつないでやりゃいいじゃん。

それとも、どなたかが言っておられたように、ここから先2年の公式国際試合で、代表的な試合(テニスならウインブルドンとか)を「オリンピック」として扱って、公式に記録し、メダルを授与してもいいんじゃないかな?

 

それか、2024年まで延期して、パリ五輪を2028にするかだな。

とにかく「今はオリンピックどころではない」ことを関係者に直視していただきたい。

 

財界や医療方面の意見の尻馬に乗るとすれば・・・

ボクも今回のオリンピック開催には大反対だ。