まさに、「ブッダ」が

実在する「人間」だったことを

すごく実感することができた、

やりた聡子(さとりん)です。

(*^_^*)

 

 

今日は、昨年も仏教ゼミで

お世話になった

皆川公美子さんの

クミシュランの

『特別お写経会』に

参加させて頂きました。

 

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今回の「特別お写経会」の

何が特別だったのかというと、

薬師寺の東塔の

てっぺんにある「水煙」の中心、

心柱(しんばしら)の最頂部から
平成24年9月14日に見つかった

ホンモノの「仏舎利」を

手が触れるほどの至近距離で

拝観させて頂くことが

できたのです!(≧∇≦)

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(写真は薬師寺さんのサイトからお借りしました)



この薬師寺の東塔は、

創建より1,300年以上が経過し、

痛みも激しくなってきたことから

平成21年7月から解体大修理が
始まっています。

 

 

 

その中で今回発見された

「仏舎利」も来年の2月に

再び東塔の水煙の中に

戻されたあとは、おそらく

200年~300年間は

また静かな時を過ごすことに

なるであろうとのこと。


 

1,300年以上も昔から

奈良の都で日本の国を

東塔の最頂部から

見守り続けてくださった

「赤色の仏舎利」。

 

 

薬師寺さんの宗派である

「法相宗伝来肉舎利縁起」には

西遊記(孫悟空)で有名な

玄奘三蔵(三蔵法師)が

「仏舎利」150粒を

インドから唐にもたらし、

遣唐使として派遣されていた

道昭僧都(どうしょうそうず)が

そのうち十粒を拝受。

 

帰国後に行基菩薩に贈られ

薬師寺の東塔に安置されたと

記載があり、まさに今回

発見された仏舎利は

縁起書の中に記載があった通り

赤い色をした

一粒の仏舎利

含まれていて、

それを今回間近に見せて

頂くことができたのです。

 

そんな歴史的にも

大変貴重な仏舎利と

一緒の場で時を過ごし、

写経させて頂けるだなんて、

なんと素晴らしいご縁でしょう!

 

 

しかも、今回は夫と一緒に、

もう二度と無いであろう

まさに特別なご縁を

頂くことができました。


 

いや、もう本当に

ありがたいことです。



松久保さん、公美子さん、
今回も本当に
貴重な経験をさせて頂き、
ありがとうございました。

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(松久保執事と、公美子さん)


 

ですから先ほど

「特別お写経会」と

たいへん分かりやすく

表現しましたが、
今回のイベントは正式には

『 薬師寺

  国宝東塔

  「仏舎利」

  ご宝前特別写経会 』

という、れっきとした法要であり、

 

それを去年からご縁のある

薬師寺の執事である

松久保 伽秀

(まつくぼ かしゅう)師に

執り行っていただき、

そんな貴重な機会に
参列させて頂けたことを

本当に嬉しく、

ありがたく思っています。

 

いや~、ほんとうに

ありがたい、ありがたい。


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上記が写経セット。

全部用意して頂いたものです。


 

今回は、般若心経ではなく、

舎利礼文を(二部)書き写しました。


なぜ二部なのか?というと、

一部は、薬師寺東塔の内陣に。

もう一部は、インドのブッダガヤにある

日本寺に奉納して頂けるのです。

 

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「自分達の書いたものが

薬師寺の東塔

(下から3番目の屋根がある所)と、

インドの日本寺にある!」

だなんて、とっても幸せで

ありがたいことだと

思いませんか?

(≧∇≦)


これは、もう私だけでなく

私の子供とか孫の世代になっても、

「お父ちゃんとお母ちゃん
(おじいちゃんと、おばあちゃん)が

書いたものが、薬師寺と

インドにあるんだって!」って

ずっと言い伝えてもらって、

そこを訪れるキッカケにして

もらいたい!(≧∇≦)

 

 

そのために、このブログ記事も

いつも以上に(?)

細かに書いております。(笑)

 

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今回、上の写真のように

お手本の上に重ねる

写経用紙には

文字の左側に金色の塔が

印字されており、

お経を一文字書くごとに

塔も、ひとつずつ

完成する書式です。



 

 

そのため、心をこめて

丁寧に書いていたら、

書き上げるのに、すんごく時間が

かかってしまって、

私が最後から二番目、

夫が一番最後になって

しまいました。(^^;)

 

 

 

写経用紙の冒頭の

美しい絵は、

お釈迦様の一生を

8枚の絵で表したもの。


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上の画像のように
釋迦八層曼陀羅」と

西塔と東塔の10組20巻分を
納経すれば満願となります。

 

 


(この特別写経のお手本は、

書家の荒井湧山先生の書で、

冒頭の装飾画や上述の

東・西塔図並びに釋迦八相図は、

佛画師の廣中真淨先生に

よるものです。)


 



そして、これぞまさしく

本日納経した際に頂いた

「ご朱印」です。(≧∇≦)

 

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はぁ~。
本当に幸せな時間でした。

 

楽しかった~!
(*^_^*)
 

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上の写真は、

納経が終わったあと

仏舎利を間近に見ようと集まって

松久保さんのお話に耳を傾ける
皆様たち。

 

 


私は、本日の松久保さんの

お話の中にあった、

「いまや、何でも消費ありきの

『使い捨て文化』になっていて、

私達は後世に何を残すことが

できるんでしょうか?」

というお話が、とっても

印象的でした。

 

 

 

それもあって、私の受講記念と
本日の出来事を我が家の

子々孫々代々にも受け継いで

もらいたいという個人的な

思いもこめて(笑)、

お数珠を頂いて参りました。


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慶溢萬齢

(けいいつばんれい)

いくつ(何歳)になっても

喜びが溢れますように。

 

 

 

まさに、いま現在も

既にそうですが、

これからも、ずっと喜びに

あふれた毎日を過ごせることに

感謝を込めて。


 

 

松久保さん、公美子さん、

そしてスタッフの皆さまと

ご一緒させて頂いた皆様も

本日は本当に素晴らしい

時間と経験を

ありがとうございました。


合掌

 

平成30年10月17日(水)

鎗田聡子拝



ああああ、最後にご案内を!

それと今日が初回だった

この「仏教ゼミ・リターンズ」。

 

一回完結の単発講座なので、

次回の2回目以降も

好きな時だけでも

ご参加いただけます!

 


詳しくは、こちらの公美子さんの仏教ゼミ・第2期のご案内記事を確認してくださいませ!



松久保さんの

ものすごく楽しくて

分かりやすくて

笑いながらも

心にじんわりと響く講座を

一緒に受けてみませんか?

(*^_^*)





【追伸その1】

講座終了後に、一緒にランチを

過ごさせて頂いた皆様(彼も含む)

本当に楽しくて貴重な時間を

ありがとうございました。(*´艸`)

あの時間も私はずっと忘れません。

ありがとうございました!(*^_^*)




【追伸その2】

帰宅したら、なんと夫が

この本を購入しておりました。


この本も会場で販売されて

いたんです。( ´艸`)


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奈良の薬師寺と東京別院では
毎日午前9時から午後5時まで
予約も不要で、手ぶらで写経ができる
「お写経道場」があり、
納めたお写経は永代供養される
そうです。






もちろん、今回のように
ホンモノの仏舎利を目前にして
写経することはできなくても、
こんな由緒のある仏舎利が
守ってくれる塔の中に
納経できるって、私は
それだけでも幸せだなぁ〜と
思うのです。(*^_^*)




「一巻の終わり」にならないよう、
2巻以降は、五反田の東京別院で
書いてみようかな?(*^_^*)