更に今こうして悲観的にならずに過ごせているのは、病院のおかげでもあります。
陽子線治療のZ先生の診察の時に、
『こうなったのは、生活習慣にも問題があったということですよね?変えなければいけないこと、心掛けることはありますか?』
と聞いてみたところ、
『日本人はそうしてすぐに自分を責める。外人はみんな何かあったら神様のせいにするんだよ。
極端な話、手にイボが出来ました。
その時に、自分の何が悪かったんだろう?って考え込む?考えないでしょう。
今回の病気はそんなもの。
出来ちゃった、見つけた、治そう!
それでいい。
珍しいと言われている病気だけど、珍しいからって治らないわけじゃないんだ。
生活習慣を変えることが、自分や家族のストレスにならないなら良いけど、ストレスになるなら辞めなさい。
僕たちは、あなたに今まで通りの生活を送ってもらえるように、全力で頑張る。だから、どうかストレスフリーに生活して欲しい。
楽しい人生の為に治すんだからね。』
と。
この言葉にすごく支えられてます。
再発や転移、気になることは多いけど、誰にだって色んな可能性はある。たまたま考える機会があっただけ。
悪い方に悪い方に今から考えて過ごすのは、時間がもったいない。
そんな風にも考えられるようになりました。
また、入院していると外来患者さんの多さに驚き、一般的な病気なんだなーなんて思ったり。
まぁ日本人の2人に1人はがん、とも言うしね。
そして入院病棟には自覚症状も無く、副作用で脱毛もせず、手術もしていない私なんかより、ずっと大変な思いをされているのに、前向きに戦っている方が大勢います。
メソメソなんて出来ません。
むしろお手伝いだ。
そうして今過ごしています。
一気に楽観的になったので、次にダメージを受ける機会が来たら、受け入れられなくて即倒れそうだけど(╥Д╥ )