前回は昨年の12月。
再び都内出張と重なった、知人の絵画の展示を拝見してきました。

美術に触れるのは、すごく幸せなこと。
気持ちにこびりついている色々なものを、その瞬間だけでもはずさないと、
きちんと自分の心に落とせないから。
少しだけリセット。

お一人だけ少し離れて展示されていて、
写真はなし。

会社の行事を中抜けして(このあと会食に戻るのですが)、
渋谷を歩く。久しぶりの感覚。

画廊や美術館は、20代の頃は比較的見て回った。
このゆったりしたときの流れはすごーく幸せ。
たった二時間程度なのに、一日お休みしたみたいな気分になる(^-^)

場所はこちら。じゃん♪ ⬇


会場にはちょうど誰も居なくて、
写真撮影の可否を訊ねたらOKとのこと。

まず、目についた濃い絵画。


綺麗だし、物語性があってわかりやすい。



同じ方のもう一枚。
これもステキ。
部屋には飾れないけどね…動きそうで。



この方は、手前から2つ目と一番奥の二つでお魚を描いているんだけれど、
それがお魚でありつつ、抽象的。
食べ物を題材にした作品はコミカルであり、華やかであり、少し淋しい。

そのあと目についたのは…


まさかこういう画を描いている方がいるとは。
とても気に入っていて、毎年撮っているお花畑と同じ。


青い花はそれだけで品があって綺麗。

そこから反対側の壁に、知人の絵画。
この絵は何に見えますか?と訊いてみたことがあるのだけれど、
何も見えないらしい。
私には林に見えるのだけれど。
抽象画というのはそういうもの。
心の中の引き出しに何が入っているかで、見えるものが変わる。



右➡はラファエロの模写にノイズを入れたもの。
左⬅はアルバムの中に掲載されていた、曲に合わせた一枚。
どちらも音楽的。

壁の向こうには、雨の三部作。
その下もそうだけど、景色を見ているような絵。
私には睡蓮と同じように見える。



百合。カサブランカ。

先程のポピーの絵を描いている方。
この方は日本画の先行。こういう表現が、今は私にしっくりくる。
写真にすると、蒔絵みたいだ。
紙の色がちょうどいい。



同じ方の過去の作品が展示されていた。
その中で最も気に入った一枚。
桜。タイトルは、シロイハナだったような気がする。

そして、更に私の写真に近い絵を発見…
もう、これを見るために来たんじゃないかと。


この作品は鏡になっている。
向こう側をパチリ。当然私が映っている。


知人の記録もあったので、改めて。
この裸婦は連作にしたら面白いと思うんだけどな…
ぼかし方を変えるとか、少しずつ動きをつけるとか。


最後に振り返ると。

判らないと思うのですが、
私が撮る写真と同じ絵画だけが、見送るように目に入りました。
これはもう、ある意味…


世の中には不思議な偶然がたくさんあるんだなって、
思った瞬間でした。