今日は祖父の三回忌の集まりがありました。
三回忌ともなるとみんな手慣れているもので。
しんみりなることもなく、和やかに、穏やかに儀式と一日が過ぎて。
私を含む1番内々の家族で夕食を食べて終わり。
でも、後片付けを終えた最後に叔母がぽつりと呟いた『もう2年経ったんだねぇ』という言葉に私は喉が詰まってしまいました。
もう2年。
早い2年だった。
何があったか思い出すことが上手くできない2年でした。
だって私、本当のこと言うとまだ飲み込めてない。
その席は、だってそこはその人の場所の筈で
煙草の箱とライターを重ねて机に置く癖とか
焼酎の割り方どうする?ってばーちゃんに聞かれてる様子とか
座椅子で寝落ちて口開けて寝てるとことか
今もまだ、そこにいるみたいで。
そこにいないことが信じられない。
家中どこを探してもいない。
庭木の手入れをしてる姿が好きでした
パッと見あちらの人のような、ちょっと人相悪いけど子供に優しい人でした
誰よりも私に甘くて、優しくて、愛してくれた人でした。
『もう2年』
『まだ2年』
特別子供が好きな人じゃなかった、甘やかす人じゃなかったあなたが、私が生まれて人が変わったように溺愛してくれていたのだと知ったのは、あなたがいなくなってからでした。
どう考えても素直に天国行けるような人ではなかったみたいだけど、私は大好きです。
たった1人の、大好きな優しいかっこいいおじいちゃんです。
三回忌で1度毎年の法事は切れます。
次は七回忌かな?
その日の晩は私は涙を流さずにいられるのかな(苦笑)
四年後、私は幸せでいるのかな
今のままならもっと幸せになって笑っていられるはずだけどね。
区切って、前を向くための儀式だから。
忘れない。それでも前を向きます。
だから今日だけは泣いて、明日はきっと笑います。
ありがとう
これからもずっと大好きなあなたへ届きますように