No. 635 お気楽コンサート終了
さやちゃんのお家は写真館。 駅のすぐそばに新しいお店を建てたので古い方の一階をライブスペースにしてくれるという、何とも我々にとって有難い事が起きたのだ。 四月、一足先にオープニングライブが行われた。 15人も入れば満席というキャパシティだから、この日は私とのぞみちゃんだけがお邪魔した。 弦楽器あり、歌あり、ピアノありの賑やかなひとときで、もちろん、めぐみちゃんも私も歌った、弾いた。 今回は貸し切りだ。 昔は、自分の店ライブカフェマウンテンをスタートに、店がつぶれたあとは、楽器店のライブスペース、(S村楽器やI藤楽器)公民館の小さなホール、ピアノのあるカフェ、公民館の音楽室を転々としてきたが、今回、降って湧いたような幸運でさやちゃんのお店が借りられた。 たぶん、皆、今までで一番リラックスしたムードでの演奏だったと思う。 時間は気にしなくていいです、と言うさやちゃんのお言葉に甘えて、演奏時間もゆったりだし、終了後の言い訳・弁解タイムも作り、それぞれの思いも語れた。 もっとも、私が、一番しゃべってしまい申し訳なかった。 何と何年ぶりかでメイのピアノを聴いた。 さやちゃんと二人、お気楽メンバーの最年少。現役のバリバリ労働者だ。 私が昔、勤めていた頃を思い起こしてみるが、仕事が終わり家に帰れば、もうそれで一日のエネルギーは空っぽだった。 仕事をしながら、よく一曲仕上げたと感心した。 だから、この二人には特別賞をあげたい。気持ちの伝わる、とてもいい演奏だった。 メイは直前から必死で練習していたが、さやちゃんは「旅立ちの日に」(伴奏)を何年かけて練習しただろうね~と言うほど弾き込んだ。 卒業式のためにイチから始めたこの曲。 究極の早朝練習だと思ったが、明け方、テレビの「暴れん坊将軍」を音を消してつけておいて練習したそうだ。たぶん、この時間帯しか練習できないのだ。(いつか夜8時頃に電話したら、まだ学校にいるよと当たり前のように言うので驚いた) 彼女は毎週のようにレッスンに来るのだが、片手ずつ1小節をやっとの事で進ませ、2小節行った所でじゃァ両手合わせようか、という、これこそナメクジの江戸行きだ。 イライラしない?と私を心配するが、全くノープロブレムだ、と毎日ノロノロと頑張っている元祖ナメクジは答える。こうして師匠と弟子のナメクジは汗水たらして江戸を目指してきた。 その結果、卒業式本番、上手く弾けたのはもちろんだが、同僚からもそして校長からも褒められたとの事。 レッスンでの注意が完全に身についた!とお気楽コンサートでの演奏を聴いて思った。 何よりも腕の力が抜けて音がきれいに響いている。そして山あり谷ありのフレーズ感。 思わず私も、ソプラノの柳瀬さんを押し退けんばかりに全力で歌ってしまった。 特別賞といえば、皆さんにも、と言いたい。皆さんの中にはもちろん私も入ってます😅 何しろ、年齢と共に何もかもが縮んでいくのを、毎日イヤというほど思い知らされるし、体のあちこちが怪しくなっているし、万年体調不良だし。 若者が、仕事に追われる中で何とか練習をしているのも大変だが、老いに追われながら練習している我々も大変なのだから。 とにかく、胸にくるものがあって、いいコンサートだった。つくづくやって良かった〜!!というのが終わっての一番の感想だった。 本当のオーナー、さやちゃんのお母さんのはるえさんに感謝のご挨拶をして解散。 これを磨き上げて更に曲を増やして、8月のコンサートにつなげよう。今度は、お気楽ではない。ホールだ。 照明に照らされた広い空間、そして薄暗い客席にいる人々。魔物が潜む舞台だ。 緊張、集中、を伴う演奏の楽しさ。これが本番の醍醐味だなぁ。 小人たちに、きょうの出来事をたっぷり報告しながら、お疲れ様!の乾杯。 今夜はコーラではなく、氷水だ。これが旨いの何のって! 痩せがまんではありません😾🥤 🍧 🍦 🍧 🍦 お気楽コンサートと日を同じくして、孫の夜空姫がダンスの大会に出場していた。 大学入学と同時にダンスサークルに入っていたが早くも2年生。 ナナが動画を送ってくれた。 ふんわりした袖の黒いドレスを着て、会場狭しと踊っている。スピーディーで生き生きした表情、躍動感のある踊りを見て、若さが羨ましかった。 画面の中から「夜空〜!!」と叫んでいる声が聞こえる。たっちゃんだろう。桃太郎の大会の時、私も叫んだが声が伸びなかった。次、誰かの応援に行っても叫べるよう、喉を鍛えておかないと。 一仕事終えて、次の本番までの束の間の休息。明日はアイスを食べてゆったり過ごそう。 🍧 🍦 🍧 🍦 中学のクラス会、と言っても7人なんだけど何年か前から集まるようになった。 居酒屋をみつけてみんなに連絡してくれる清田君とマコちん、あとは、石上君、井田くん、ガマちゃん、はるばる大阪から来るみさきさん、それに私の計7人だ。 卒業して60年経った今、7人だけだが、この集まりは何でこんなに気が楽で楽しいか、と思うほど楽しい。 前回、私がスマホを持ったのを自慢したら、それならとラインを繋ぎあった。 それからは、写真や近況報告が飛び交い、果ては中学の修学旅行の曖昧な記憶をそれぞれが出し合うという、居酒屋だったらさぞかし、ああでもないこうでもないと、ワイワイ騒がしかったであろうラインクラス会となった。 皆それぞれ、腰だの膝だの痛めているし、清田君は、左肩腱板断裂の手術をして退院した今も腕を吊っているという。それでも、リハビリガンバるから、みさきさん早くこっちに来てね~のライン。みんな集まりたいんだ。 いつまで集まれるかわからないから、今のうちにたくさん会っておきたい。集まって直に顔を見ながら話をしたい。思いは皆同じだ。 🍧 🍦 🍧 🍦 一ヶ月に一回が待ち遠しい、と誰かがラインで言ってたが、私もだ。 その待ち遠しいヴィレッジの練習会。 次の発表会を頭に入れて、皆、曲選びに入っている。 シャンソンばかりではなく、高橋真梨子、中島みゆき、さだまさしを持ち歌にしている人もいるから、プログラムは多彩で楽しい。 私も伴奏者として舵を切ったからには、今度は充分に準備をしよう。 練習を尽くしての本番だ。 ワクワク🥰 🍧 🍦 🍧 🍦 つい、暑い暑いと言ってしまうけれど、まだ7月ではないか、8月が思いやられる… 花之介が小さい頃、ボクは暑苦しくて死むより寒苦しくて死むほうがいいよ、と言った事がある。ばーちゃんも賛成、今は…だけれど。 さあ、老骨に鞭打って酷暑を乗り切ろう😮💨 まずはアイスだ!