澁澤氏のサド復活を読んでいて気になったテーマ。
サドの性的倒錯の元凶についてと捉えて間違いはないはず。
一般的に
父から暴力、圧力をかけられたが故に父を憎み
母を蹂躙するというような話は聞いたことはあるが
虐待などの事実はないにも関わらず
母を男児が憎むとは貴族制のころには見聞した事がなかった。
わが身は、
否
人として生けるものは全て
母から生まれた。
それは神秘であり現代においてもわからぬことが多いようだ。
しかし、どんな美辞麗句で飾っても
人は母が快楽に耽った末にできた肉塊なのである。
そう考えるとこの身が醜い。ような気がしてくる。
確かに、子を孕む事は絶対的な善として考えられてはいるが
所詮行為の賜物であってその行為が子のためかはたまた己が為かはわからぬ事。
女性だけが子を身ごもる事で崇め奉られるのは異常かもしれない。
とはいっても私はもちろん子を授かったことはない。
だから偉そうなことはいえない。
しかし
私事ですが、私には12はなれた弟がいるのです。
彼のルーツを辿ると少し不快な事実が浮かび上がるのも隠せない。
私もいつか快楽に耽る愚者になるかもしれません
でもそれは悪でなく
かといって善ではない。
少なくとも神聖なものとして昇華させたい。
余談ですが
今日のような話題を学校でするとすぐに低俗で猥雑な話にすり変わってしまう。
年頃といって片付けるかもしれませんが、その域を超えているように感じてなりません。
私が年寄りくさいのでしょうか?
御休み為さい