ブログご訪問ありがとうございます。

弁護士の門間秀夫です。

前回は

という記事を書きましたのでまだお読みでない方は

是非とも一読よろしくお願い致します。

前置きばかり長い挨拶のようでなかなか本題に入れないのですが、

もう少しだけご辛抱ください。　

初回に引用した野口悠紀雄さんが言われる通り、

これまでに「幸福論」といわれる本も無数にあり

（ヒルティやアラン、バートランド・ラッセルの「幸福論」が有名です。）、

「どうしたら成功するか」

「どうしたら幸せになれるか」

といった類の本も無数に出されています。

特に最近はマニュアル本が人気のせいか、

またそれだけ人々が悩んでいるせいか、その種類の本が目立ちます。

しかしそれらの本はその殆どが人生に成功した、

いわば功なり名とげたような人が、

こうすれば自分のように成功できますということを書いておられるのが大半で、

普通の人が普通の幸せを得るにはどうしたらよいかということを書いてくれている本は少ないような気がします。

書き手の人は東大などの一流大学を出ておられるような方が多く、

成功者だけに頭や要領も良くエネルギーも人一倍持っておられて、

私のような頭も悪く不器用でエネルギーにも乏しいような人間とは正反対の方々ばかりに思えます。

書かれている内容も、もちろん参考になることが数多く含まれているのですが、

要求水準が高く網羅的で自分のような人間にはとても実践できないのではと

気後れや不安を感じてしまうようなものが多いようです。

そういう本は、内容自体はすばらしいが、実際の生活の中で現実の人間が実行することが難しい、

いわば

「後書きの模範答案」

なのではないでしょうか。

　
本当の意味で人を救えるのは、そのような「後書きの模範答案」ではなく、

普通の人が現実の人生のなかで実践できるようなものであると思います。

また人を救うという意味では、古くからのキリスト教や仏教等の宗教がまさにそれを目指すものということができるでしょう。

儒教や老荘思想等の教えもそれを指向しているということも間違いありません。

しかしこれら宗教等も一部で熱心な信者や支持者がおられますし、

またもちろん有益な教えを含むものであることは間違いないのですが、

現在の社会では人を救う力を失っている、少なくともそれほど大きな力を持っていないように思います。

この点は異論も多いと思いますが、その要因についての私の考えはまた追々触れていくことにします。

私がこのブログで書きたいというか、

皆さんと考えたい「幸福論」は、

私のような普通の人が現実の生活の中でどのようにしたら幸せに生きていけるかというものです。

私もその結論を得ているというわけではなく、

いくつかのヒントのようなものを考えているだけで、

みなさんからのいろいろなご意見を聞かせていただいた上で

今後も考え続けていきたいと思っています。

今回もお読みいただきありがとうございました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

門間秀夫YouTubeチャンネルは

門間秀夫自己紹介動画は

門間秀夫のブログは

門間秀夫ツイッターは

書籍「塵の幸せ学入門」

書籍購入のお問い合わせは以下のアドレスまで

お問い合わせください。

kadomalo#trust.ocn.ne.jp

（＃を＠に変換してください）。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

模範答案にまどわされないようにしましょう「幸福論の必要性②」