ニーゼと光のアトリエ(字幕版) 500円 Amazon |
精神患者には、アイスピックや電気ショックが治療だと信じられていた時代。
暴力的な施しの後に、おとなしくなり治ったと考えられていた。
激しい痛みや恐怖を与える者(医者)に対し
抵抗するのは身を守ろうとして、おとなしくなるのは気力を奪われて。
その結果ではないかと私には思えるのですが(_ _;)
こういう関係性って、親子間や教師と生徒にもあるような・・・。
実話が元になっていますがもはや拷問。脳も心もぶっ壊しているε~(;@_@)
かの有名なロボトミー手術があった時代ですね。
本題はここから
施設の人には、困らせるだけと思われてた患者の落書き。
患者本人は、荒れた病棟に差し込む光をみんなにも見てもらいたかったと。
ニーゼさんは、患者さんの言葉や仕草を見逃さずにそこから心に寄り添える
患者服を脱ぎすて、好きに選んだ服を着る日を設けたり自然に触れさせたり。
そして、自由に絵を描かせたら
はじめは混乱したカオスの絵から、芸術家の絵のように変化していく
環境を暖かいものにしていくにつれて、患者も絵も変化していく
ニーゼいわく「本来の自分に戻ろうとしているのよ」
ニーゼさんは心は優しく行動はパワフル。
この時代に大変だったことでしょう。
絵にたずさわる身として、ちょっと重い映画ですが勉強と思い見てみました