ヴィブロス世界へ第一歩、驚くべき成長力。昨年の秋華賞馬ヴィブロス(牝4)が中山記念(G2、芝1800メートル、26日、1着馬に大阪杯優先出走権)で始動する。4カ月の休養で心身ともに大きく成長。オーナーは大魔神こと佐々木主浩氏、海外G1初挑戦となるドバイターフ(G1、芝1800メートル、3月25日=メイダン)へ向け、試金石となる一戦に挑む。
シンデレラガールが成長した姿で帰ってくる。ヴィブロスは昨秋、G1初挑戦だった秋華賞を制覇。春は3月の重賞2戦で大敗したが、その後に成長を待ち、牝馬のラスト1冠をつかんだ。今回はそれ以来4カ月ぶり。この期間にも心身ともに著しい成長を感じる。
まずは馬体、1週前追い切りを終えた後の体重は440キロ。秋華賞は414キロだった。「背も伸びて、ひと回り大きくなった。幅が出てきている」と助手。中間は追うごとに良化。カイバもしっかり食べている。「こんなに成長するとは」と驚くべき成長力だ。
精神的にも古馬らしくなってきた。3歳時は物音に敏感で暴れることもあったが「冷静に様子を見て、状況を把握しようとするようになった」。普段の動作も大人びた様子に変わった。
そんなヴィブロスが相手にするのは一線級の牡馬。厳しい戦いだが、非凡な瞬発力で真っ向勝負を挑む。「伏兵の立場ではあるけど、おっと思わせる競馬をしたい」。中山記念の後にはドバイターフへ向かう。ヴィブロス自身もちろん、佐々木主浩オーナーにとっても海外G1初挑戦。夢を背負って世界の舞台へ羽ばたくシンデレラが今1歩を踏み出す。