東京市場でのドルは146円台で小動きを見せており、米雇用統計次第では145円台にまで下がる可能性も考えられます。
日足ベースのドル・円は、一目均衡表では、146円10銭水準の雲上限での攻防を迎えています。
100日移動平均線を明確に下回っていることから、下向きの50日移動平均線が位置する145円20銭水準までの下げは入ってもおかしくない状況にあります。
基準線は144円台半ばで推移していることから、50日移動平均線割れの後はこの水準が意識されそうです。
米雇用統計という上下に振れやすい経済指標の発表を控えていることから、あっという間に145円台割れの攻防を迎えるかもしれません。
この逆のドル買い加速も考えられますが、投資家心理を冷やす米地銀の健全性の話が再燃していることから、ドル買いの展開は考えにくいでしょう。
地銀の話を少し掘り下げますが、今回話題となっているのは米地銀ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)です。
発表した2023年10-12月期決算が市場予想に反して最終赤字となり株価は急落しました。
問題はその中身で、FRBの利上げに伴い、商業不動産など保有資産の劣化が進み、債権の焦げ付きに備える引当金が急増しました。
業績悪化の要因はこの保有資産の急速な劣化で、貸倒引当金の繰入額は5億5200万ドルと前年同期の4倍以上に拡大しました。
NYCBは2023年に破綻したシグネチャー・バンクの預金など一部資産を引き受けるなど、「健全な地銀」のイメージが強かっただけに、市場心理を冷やす材料となりました。
NYCBの件がどの程度、信用問題につながるかはまだ読めない状況ですが、米金利が低下する可能性があるなか、積極的なドル買いは手控えられるでしょう。
こうしたモメンタム悪化を考慮すると、今晩の雇用統計が仮に市場予想通りの内容でも、ドルは売られる可能性があります。
今晩の上値メドは146円80銭、下値メドは144円80銭とします。
USD/JPY sell 146.386 146.348 38,000円
USD/JPY buy 146.352 146.405 53,000円
9.1pips 91,000円利確!
■月間成績
■2021年
4月合計 38.5pips 385,000円
5月合計 49.1pips 491,000円
6月合計 32.7pips 327,000円
7月合計 56.9pips 569,000円
8月合計 44.9pips 449,000円
9月合計 147pips 1,470,000円
10月合計 186pips 1,860,000円
11月合計 162pips 1,620,000円
12月合計 164pips 1,640,000円
■2022年
1月合計 177pips 1,770,000円
2月合計 190pips 1,900,000円
3月合計 260pips 2,600,000円
4月合計 268pips 2,680,000円
5月合計 233pips 2,330,000円
6月合計 324pips 3,240,000円
7月合計 262pips 2,620,000円
8月合計 276pips 2,760,000円
9月合計 242pips 2,420,000円
10月合計 255pips 2,550,000円
11月合計 288pips 2,880,000円
12月合計 299pips 2,990,000円
■2023年
1月合計 265pips 2,650,000円
2月合計 247pips 2,470,000円
3月合計 139pips 1,390,000円
4月合計 147pips 1,470,000円
5月合計 98pips 980,000円
6月合計 237pips 2,370,000円
7月合計 342pips 3,420,000円
8月合計 314pips 3,145,900円
9月合計 222pips 2,221,000円
10月合計 247pips 2,471,000円
11月合計 194pips 1,948,000円
12月合計 195pips 1,956,000円
■2024年
1月合計 217pips 2,177,000円
2月合計 19pips 191,000円
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