COCOON PRODUCTION 2026『クワイエットルームにようこそ The Musical』を観に行きました。


楽曲も歌唱も芝居もダンスも、めちゃくちゃ完成度高い。

なのに、場違いなまでの全力歌唱や、抜け感のある芝居で遠慮なくお客さんを笑わせる。

けっこう高度なことをやってると思う。

(逆にその辺が完璧じゃなかったら、グデグデで終わりそう)


キューブを重ねたような美術が近未来的。

バンドはキューブの中にいる。


この作品、第二の主役はアンサンブルでは?と思った。オープニングで「モブで良かった」とか歌うけれど、とんでもない存在感。

振付もとても面白かった。


物語の舞台が精神病院の閉鎖病棟なのに、軽やかで面白く、皮肉が効いている。

楽曲もオシャレ。

くだらない言葉を真剣にかっこよく歌い上げるバカバカしさが可笑しい。

銀色の仏壇のくだり、何回出てくるの😆そのたびに歌い上げる松下優也よ…😅


最近のミュージカルって、これだけキャストが多いと「あれ?歌ヘタ??」と思う人が1人くらい混じってるものなのに、この作品は誰しも上手い。

りょうさんがこんなに歌える人だというのを、初めて知った。

秋山菜津子さん、めちゃくちゃイイ味出している。


ラストに向けてちょっと不気味さが出てくる。

窓から覗くミキちゃんは、最初と違って泣いている。


「クワイエットルームには入ったことない」というミキちゃんだが、ずっと閉鎖病棟から抜けられずにいるし、あっさり出て行った栗田さんはあっという間に舞い戻って来た。

泣かない夜が無い人たちは、ずっと泣いたままなのか。彼らはずっと「無限回廊」をグルグル回るのか。


そしたら、あんなに晴れやかに出て行った明日香はどうなるんだろう?

鉄雄とも別れ、独りになった彼女は、ここに戻ることなく、自分の居場所を見つけられるだろうか。

ここで終わるので、彼女のその後は描かれないが、そこに希望があると信じたい。

(了)


ミュージカルや演劇のオマージュに、懐メロが入ったりと、エンタメ性も抜群。


惜しむらくは、後方に空席が…。

良い作品だと思うんだけどなー。売れ行きとは直結しないのか…🤔


作・演出:松尾スズキ


音楽:宮川彬良

振付:スズキ拓朗

音楽監督:吉田 能

美術:二村周作

照明:大島祐夫

音響:藤森直樹

映像:上田大樹、大鹿奈穂

衣裳:西原梨恵

ヘアメイク:板垣実和

歌唱指導:板垣辰治

演出助手:相田剛志

舞台監督:足立充章

制作助手:加藤恵梨花

制作:松本美緒、今井実春、武川愛果、野田湧斗、川越ひかる

プロデューサー:武内純子

チーフ・プロデューサー:森田智子

エグゼクティブ・プロデューサー:加藤真規


出演者

咲妃みゆ、松下優也、昆 夏美、皆川猿時、桜井玲香、池津祥子、宍戸美和公、近藤公園、 笠松はる、りょう、秋山菜津子

香月彩里、田川景一、エリザベス・マリー、中根百合香、永石千尋、原梓、藍 実成、感音、古賀雄大、羽衣*、芹犬*、等々力静香*、中野亜美*、吉田ヤギ*(*コクーン アクターズ スタジオ第1期生)


<ミュージシャン>

吉田 能、熊谷太輔、中條日菜子、福岡丈明、藤野“デジ”俊雄、山下綾香


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