群馬県富岡市

    なのかいちピアノ・エレクトーン音楽教室 🎹   田中富枝です

 

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最近、YouTubeでメンタリストⅮaiGoさんの動画にはまって見ています。ワインから、人間関係、恋愛、学習法、集中力を高める方法、健康ダイエット、お金・ビジネス等々のことを10分〜20分くらいの動画にまとめ、載せているのですが、とても専門的で面白いです。ご本人は、猫を抱きながら膨大な本を読むのが大好きということで、頭の中は膨大な量の知識満載なのでしょう。

 

その中で「心を操る音楽」という興味深い動画があり、「音楽によって、モチベーションアップする曲、リラックスできる曲、あるいは悲しい時に、慰めてくれる曲などがある」と言っています。

 

確かに私も、チャイコフスキーのくるみ割り人形の中の「トレパーク」が大好きで、2分に満たない曲ですが、聴くとウキウキするし、やる気がおきます。そして、バッハの管弦楽組曲、ブランデンブルク協奏曲も大好きで、癒されつつ、仕事の邪魔しないBGMとしてよく聴きます。今もこれらを聴きながら文章をまとめています。

 

 

音楽によって心が動く

 

 

心は、いつ、どこで、どうやって作られるのでしょう。 

 

 

この本は、7年前に出版された本です。一度ザーっと読んだだけでしたが、今回DaiGoさんの動画がきっかけで、音楽と心の関係を、この本でもう一度探ってみようと思いました。 

『音楽は心と脳を育てていた』 吉井妙子著 

         

この本は、著者である吉井さんが、ヤマハ音楽教室の様子を取材したものです。4才5才(幼児科)からの「総合音楽教育」「適期教育」「グループレッスン」の素晴らしさを唱えています。

ヤマハ音楽教室賛称の本とでも言ってよいくらいです。

 


「総合音楽教育」とは、曲を聴き、旋律や歌詞をドレミで歌い、歌った様に鍵盤を弾く。

そしてそれを楽譜で確認する。

最終的に自ら曲を作り、即興演奏が出来るようにする。

つまり「きく」「うたう」「ひく」「よむ」「つくる」という5つの要素を組み込んだレッスンシステムです。

単に弾くと言うだけのテクニックを教えるものではないという事です。


「適期教育」

聴覚が最も発達する4、5歳の2年間はとにかく聴くことを重視します。言葉を覚えるように、聞いた音楽をドレミに変換し、それを鍵盤で確認し、それを繰り返す。ここでかなりの絶対音感がつくと思います。テキストの絵もイメージしやすいので音楽と心の土台作りにもなっていると思います。


「グループレッスン」

ヤマハはグループレッスンが主体です。

アンサンブルは、分担するので、一人一人の負担は少ないです。しかし代わりに他の人のパートをよく聞かなければ、曲がバラバラになってしまう。そこでまた耳が鍛えられる訳です。それと共に皆んなで力を合わせて仕上げていくことは達成感にも繋がります。とても楽しいと思います。


うちは個人教室なので、アンサンブルは出来ませんが、テキストには、先生とのデユエット曲が、沢山載っているので、同じ様な体験が、わりと簡単にできると思います。発表会には、アンサンブルを意識して取り上げています。


以上の3つが、ヤマハ音楽教室の三本柱です。


この様なヤマハ音楽教室の幼児科に入会し、育った人の中には、とても活躍している方が沢山います。

例えば、チャイコフスキーコンクールで、日本人として初めて第一位になった上原彩子さんです。この方は、幼児科から専門コースに進み、ずーっとヤマハで育っています。多分音大も出ていないと思います。この本で、上原彩子さんは、「聴くこと歌うこと弾くことが本当に楽しかったしグループレッスンでアンサンブルすることに、とにかくワクワクしていた」と言っています。


作曲家の大島ミチルさん。例えば、映画曲では、阿修羅のごとく、失楽園、間宮兄弟、武士の家計簿、など80曲以上。テレビドラマは、天地人、ショムニ、ごくせん、美少女戦士セーラームーンなど大河からアニメまで、幅広く作曲を手がけています。大島ミチルさんは、「音楽は感性を刺激するし、固まった心を解きほぐしてくれる」とおっしゃっていました。

 

 

この様に音楽教室では、幼児期から、音楽を聴いたり、まねをして音名(ドレミ唱)で歌ったり、歌いながら鍵盤を弾きます。

 

そして、楽しいね・奇麗だね・踊りたくなるね・怖いね・不思議な音色だね・悲しいね・寂しいね、いろいろな感じ方を皆で共有します。ここで心を豊かにし、聞く耳を育てていきます。先生の役割は、重要と思われます。

 

音楽の中でのアンサンブル、デュエットは、自分の役割を果たし、子供間で聴きあい、曲を仕上げ、発表するという目標を持ち、それを達成していきます。これは、自分以外の人の心を感じ取りながら、物事を完成させる力。コミュニケーション能力の高まりがあります。

 

 

 

さて次にこの本で登場するのは、脳科学者の古屋晋一さんです。

古屋さん曰く、「幼児の頃から音楽教育を受けた子は心の知能指数EQが高いという報告があります」 さらに「耳が鍛えられると、言語習得能力が高まり、他人の感情を言葉の抑揚で判断する事ができる」ともおっしゃっています。

 

 

 

 

さてここで、EQ(心の知能指数)のことを少しお話をします。

 

心理学博士のダニエル・ゴールマンによると、

IQ…(知能指数)は先天的に決まっている

EQ…(心の知能指数)は後天的に向上出来る

 

 

EQとは、どのような能力なのでしょうか。

 

1.自分自身の感情を知る

今、自分は、どう思ってるの?なんて、普段から考えません。こ映画は、面白かった。どこがどうゆうふうに面白かったの?映画に限らず、ドラマや本なども同じです。具体的に言えるか?です。ここで私は、夏休みの宿題で大嫌いだった読書感想文の事を思い出してしまいました。その時その時の場面での自分の気持ちを知る。そんな事は、意識しませんでした。

 

子供たちにも、よく聞きます。

  「これどう思う?」   「わからなーい」   

自分の感情を知るには、常に自分の気持ちを深く考える習慣をつけないとダメなのでしょうね。

 

2.感情を制御する

不安やいら立ちを感じた時に、自分の感情を静めようとする心。これも難しいです。常に冷静に考え続けることです。

 

3.自分を動機づける。

目標を達成するために自分を奮い立たせ、それに向かって努力を惜しまないことです。

 

4.他人の感情を認識する

相手の立場になってものを考えること、理解しようとすること。そして、相手との考え方が、必ずしも同じでない場合もあることを理解し、対処をしていくことです。聞き上手になるという事です。

この様な能力が、備わっている人が、EQが、高いということです。

 

世の中に出た時に、リーダーシップを発揮できたり、仕事を上手にまわすことができる人です。

 

だいぶ前のグループレッスンでの事。

グループレッスンですので、ある程度皆同じように進んでいかなくてはらならない。でもどうしても遅れてしまう生徒がいます。

 

少し私は、イライラして、口調が厳しめになっていました。それを別の生徒が感じ取り、出来ない生徒に優しい言葉をかけていたのです。

 

昔のことなので、どんな言葉だったか覚えていませんが、優しい、頭の良い子だなーと、とても印象深かったので覚えています。言葉をかけた生徒は、ここでいうEQ育ちつつあったのでしょう。

今、このお子さんは、大学病院のドクターをしています。

 

 

耳が一番発達する幼児期に、耳を鍛えるためには、身近にある、色々な種類の音楽を聴き、感じる能力を高めること、そしてそれを深めそれを表現できること。

 

そして先生や仲間とのコミュニケーション能力をつけること。

 

 

 

 

それらを積み重ねながら、自分の感情と共に人の気持ちがわかる、人の身になって考える、人の痛みが解る、そういうEQの高い大人が、育っていくのでしょう。

 

 

EQは、後天的に向上できると、ダニエルさんは言っていますが、それならまだまだ大人になった私も進歩できるという事です。

 

 

 

 

 

 

今年、ピアノを卒業した生徒。私のイメージで選んでくれたというこのお花と、手紙を読んでくれました(T . T)

 

どんな大人になってくれるのか楽しみです。

 

 

 

 

 

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