カブトムシの目指せ税理士Ⅱ

カブトムシの目指せ税理士Ⅱ

第61回税理士試験にて官報合格しました。応援ありがとうございました。

Amebaでブログを始めよう!

2011年も残すところあと1日あまりとなりました。

今年は震災など、いろいろな面で大変な年だった方が多いと思いますが、

自分にとってはやはり官報合格を勝ち取ることが出来たという意味で、

非常に印象に残るいい年になりました。





来年は自分にとっても勝負の年になると思います。

テーマは『一歩前へ。』

試験勉強は終わりましたが、専門家としての知識をさらに積み重ねる必要性を感じています。

加えて、これまでは受験生活を最優先するために極力控えめに考えてきた

人とのつながりも、どんどん広げていきたいと思っています。





努力を続ければ、必ず報われる。

自信をエネルギーに変えて、すべての面で一歩前へ進んでみようと思います。





合格発表直後にも書きましたが、

受験生ブログは今回でいったん更新を停止しようと思います。

このブログをはじめたおかげで、たくさんの方と知り合いになり

いろんな考え方に触れることが出来ました。

自分にとって大きな財産になっていると、本当に感謝しています。

これからも、いろんな形でつながっていけると有難いと思っています。





受験生活を続ける皆さん、努力は決して裏切らないと実感しています。

一日も早く、皆さんが望む高みへ到達されることを願ってやみません。





長い間、本当にありがとうございました。




2011.12.30   カブトムシ




昨日、TACの合格祝賀会に参加してきました。



前記事にも書いたとおり、発表直後はなんかボーゼンとしてしまって

なかなか実感がわきませんでしたが、

ヨメ、両親をはじめ様々な方に祝福の言葉をいただき、

また今後のことについて思いをめぐらすようになると

少しづつヨロコビが広がっています。




さて、ボクは官報まで結局6年かかりました。

その途上で何人かのブロガーさんの記事に感銘を受け、

又は参考にさせてもらい、ここまで辿り着けたのだと思っています。

よってボクも自分の言葉で、来年以降も受験を続ける方に向けて

思うところを書いてみたいと思います。




税理士試験に合格するために必要なことは、非常に月並みですが



① 当たり前のことを完全にやり切ること

② 自分を甘やかさず、現実を直視すること



の2点かな、と思っています。




まず、①について。

例えば、最後の科目となった相続税で一般的に言われていることは

・理論は個別理論の精度に加えて、応用理論対策をかなり講じる必要がある。

・計算は財産評価で未出題論点が出るので、それ以外の基本論点の正解は必須。

かと思います。




理論については、とにかく愚直にマスターを一字一句で覚えるほかないと考えています。

昨今の試験傾向から、一字一句の暗記は不要という話も聞きますが、

ボクは一字一句の暗記を目指さずに合格答案を作る自信がありませんでした。

加えて、特Aランクの個別理論(小規模宅地・精算課税・延納・納税猶予など)については

マスターと理サブを見比べ、解答時間に応じた解答範囲を事前に準備していました。

また、TAC・大原双方の直前期答練の理論問題・解答をコピーし、覚えるぐらいに

読み込みました。



計算については、『ケアレスミス』という感覚を持たないように心がけました。

電卓ミス、転記ミス、問題の読み違え・・・。

これらのケアレスミスと考えがちなミスについては、

なぜ間違えたのかを徹底的に追求し、2度と同じミスをしないように解答方法や

問題の読み方を工夫しました。




・・・・極めて当たり前のことしかしていないと思います。

でも、その当たり前のことを一つ一つ、緊張感と執念を持ってやり切ることができるかが

合格できるかどうかのカギになると思います。





②について。

ボクは昨年までの税法(法人税・所得税・消費税)はいずれも年内完結⇒上級クラスであり

働きながらの受験という自分の環境も考え合わせると、

先行逃げ切り策しかないと考えました。

そこで、上級演習や直前期答練の成績には相当こだわりました。

よく、『答錬の順位に拘りすぎるのは意味がない』という意見を耳にしますが

答錬で上位が取れなくて、本試験で合格できるわけがないという思いでした。

逆に今年の相続税は速修でのチャレンジだったため、答錬の成績は全く気にしませんでした。

とにかく本試験が始まるその直前まで、ひとつでも多くの論点を身に着けてやる、という

意気込みで、どんどん論点を積み上げていきました。

つまり、同じボクという人間でも、学習環境の違いで全く違う戦略をとるべきなのです。

自分にふさわしい戦略で試験に臨むためには、冷静に自分の実力を俯瞰する以外に手はないと

考えます。

そして本当の自分を知っているのは、やはり自分しかないと思うのです。





先日実家に帰り両親に合格証書を見せ、食事をともにした際のこと。

すこぶる喜んでくれた両親との会話で、いみじくもボクが口にした言葉。

『ウチの家系にしつこいのはいなかったはずなんやけどなあ・・・。』


もう一つ付け加えるとすれば

③ 最後まであきらめないこと

が決め手かと思います。




・・・愚直に、冷徹に自分を省み、粘り強く。

ものすごく精神論になってしまったかもしれません。

でも6年間戦ってきて、やはり最後は精神力なのかなと思います。

あと1題、あと5分がんばりきれるかの積み重ねが

最終的には大きな差になるのだと思います。





来年以降受験される皆様のご検討とご多幸を祈念しております。






一晩明けて、ようやく落ち着いてきました。




たくさんの皆様から、おめでとうメール、コメント、ツイをいただき

本当に多くの方に応援してもらっていたんだなあ、とあらためて感じ入っているところです。





昨日は、本当は有休を取りたかったのですが、上司が出張中でもあり出勤しました。

普段より10分ぐらい早い8時25分に会社に到着し、PCを立ち上げたのですが

調子がイマイチでなかなかネットワークに接続せず、官報のサイトが開けたのが8時35分ごろ。

焦りながら該当ページまでたどり着き、名前を探す。

自分の受験番号は下2桁が『32』だったのですが、上から見ていくと・・・・22、52・・・うわ、ない!!

ところが2段組で、22の隣に32と自分の名前を発見し、しばし呆然としてしまいました。





先ほど合格証書も到着し、だんだん『試験勉強から開放された』という実感がわきつつあります。

いろんな方からお祝いしていただいた中でも、ヨメと両親からのメールを見た時はグッときました。

また、1年少し前に転職した前の会社の同僚がこのブログを見てくれているみたいで

メールや電話をくれたのは相当うれしかったです(池上さん、土井さん、あなたたちのことでっせ。)





このブログは受験しはじめた6年前に始めました。

形を変え、また過去記事を消したりしながら、あるいはほとんど放置しながら続けてきましたが

受験生ブログとしての役割はそろそろ終わろうとしています。




年内にあと数回、この試験に対する思いとか

受験をつづけておられる皆さん方へのエールとかを書いて

更新を停止しようと思っています。




ただ、ワタクシは前へ進み続けます。

とりあえず、一月ほど前から『カブトムシの目指せ!!シリーズ第二弾』として、

こちらを立ち上げてます。





カブトムシの目指せホノルルマラソン





なにわの最低速ランナーとして、ブログを続けていこうと思っていますので

もしよろしければ、そちらでもお付き合いください。




今日、あるいは月曜の郵送通知を待つ皆様に吉報が届くことを願ってやみません。

ありがとうございました!!