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California日和

カルフォルニア在住の私が、スピリチュアルなこと、保護犬のこと、自分のビジネスのこと、などなどその時々発信したいことを自由に発信しています。

初めて犬を家族として迎え入れたのは4年前。

 

犬を飼うにあたって抱いていた以前のイメージは、『最終的に母親が全て面倒を見ることになる』。

だから、どんなに夫や子供達にせがまれても、首を縦に振らなかった。子供の頃からずっと犬と一緒に暮らしてきた夫にとっては、長い道のりだったはず。

 

 

子供達も一人で犬の散歩を任せられる年齢になった頃(長男中学生、次男小学校高学年)、やっと私の気持ちも緩んだ。

『家族全員で面倒を見る』という約束の元に、カルフォルニアのベイエリアと台湾で提携して台湾犬のアダプションをしているLove & Second chancesというレスキューグループから、1歳の女の子の台湾犬をアダプトすることにした。

 

 

アビーは、想像を絶する臆病な仔だった。

 

 

クレイトのドアを開けっ放しにしても、外に出てこようともしない日が何日も続いた。

もちろん、餌もお水も口にしない、糞尿もしない。

心配になってレスキューグループに連絡を取ると、気長に待ってあげて。絶対心開くから、と。

 

 

1週間ぐらいたった頃から、やっとクレイトから出るようになって、でも彼女の居場所は、いつも部屋のコーナーだった。

そして、真正面から彼女に近づこうとすると唸る。

しょうがないから、彼女に背を向けて近づいて、隣りに座る。

こんな日が、一体どれぐらい続いただろう。

 

 

横に座って、彼女の頭を撫でながらよく話しかけた。

話しかけながら、思った。

『たったの一年の間に、この仔は、一体人間にどんなことをされたきたんだろう?』

 

 

そして、こんなことも思った。

もしかしたら、私たちがこの仔を迎え入れたのは、この子にとって間違った選択だったんだろうか。

訳も分からず預かりさんから引き離されて、長い間飛行機に乗って、見ず知らずの人たちと過ごす羽目になって、彼女は本当に幸せなんだろうか?

 

 

涙がハラハラと頬っぺたに落ちるのを感じながら、『ごめんね。ごめんね』と彼女の頭を撫でた。

 

 

数ヶ月後、ドッグトレイナーから2歳の女の子もアダプトして、アビーには姉妹ができた。

うちは、4人家族から一気に6人家族になった。

 

 

 

そして、私は正真正銘の彼女たちのママになった。

人間の息子2人に犬の娘2人。

家族6人。とても幸せ🐾👣