昨今ニュースやSNSを騒がせているトー横。
昔からトー横と言われる場所には、家出をしてきた未成年の少女たちがたむろしていました。
そして今日も歌舞伎町のトー横に行けば、そういった若者が地べたに腰を下ろし、酒や食べ物を地面に置き話に花を咲かせます。
通りがかりの人やニュースやSNSなどでしか見ていない人は、
『なんであんなところに集まるんだろう』と思うかもしれません。
『家出してなぜあんな危険な街に身を置くのか?』と思うかもしれません。
それはトー横に集まる未成年の家出少女たちの、目に見える表面的な部分しか見ていないからだと思います。
そうなるに至ったのには必ず理由があり、必ず原因があります。
筆者である僕自身も、昔は歌舞伎町に住み着いていた人間です。
そういった子たちと幾度となくコミュニケーションも交わしてきましたし、人生背景も見たり聞いたりしてきました。
『あぁ、そんなことがあったんだね・・』って、思わず同情したくなるような人生を歩んできた子もいます。
なのであの街で事件を起こしたりする未成年の子や大人たちを、否定したり責めたりすることは簡単です。
でもその前にその子達の人生背景を理解するところから始めることが、実は一番大事なんじゃないのかなって、個人的には思います。
その子達の人生を聞いて理解すれば、一口に責めたり否定したりすることもできないと感じます。
彼ら彼女らが何か事件を起こせば加害者と呼ばれますが、彼ら彼女らも実際話を聴けば人生の被害者であり、今の世の中が生み出した日本社会の被害者だと思うのです。
そんな感じで家出少女たちはなぜトー横を目指すのか?なぜ家出をするのか?
そこについて書いた記事があるので、詳しく知りたい方は良かったらこちから読んでみてください。
歌舞伎町に家出少女が集まる理由とは?なぜ少女はトー横を目指すのか
誰かを責める前に、否定する前に、憐れむ前に、まずは相手を理解することからなんじゃないかなと個人的には思います。