やっほ。
Doだよ。
みんな久しぶり。
スゲー勢いでゲームしてた。
アバベルの世界
それはバーチャルの世界
ここでは誰もが主人公
もちろんリアル世界でもみんな主人公だけれど、冒険者としての体験を、いろんな人と交わりながらできるのが魅力だ。
リアル世界も、主人公と言っても、我こそは私の人生の主人公なのだ!
というのは、まぁ、みんなわかってるよ…
でもさ、主人公って言われるとなんかドラマやアニメの主人公みたいに特殊な感じするよね。
実際どう?
確かにそんな人もいるよ
でも、主人公っていうよりは、ただの社会の歯車が、脇役として精一杯頑張ってる、みたいな感じじゃない?なんか主人公っていう感じしないんだよなぁ。
そういえばこの前こんな事あったよ。
当時付き合ってた彼女と占い行ったんだ。
占いは男女で行ってはいけないと言われてるよね。
その理由…あの時は知らなかったんだ…
なんかうまく占えないとか、スピリチュアルな理由かと思ってたんだ…
俺は占い師に、彼女の前でボロクソに言われた…
チャラいだの、しっかりしてないだの、意志が弱いだの言われて…
極めつけは
『彼氏さん、出世しないわよ』
…
翌日…彼女は去って行った…
マジで…
翌日は、言い過ぎた。
3日後だった。
俺は占い師のいうとおりクズだから…
自分の運命を呪う事すらしなかった…
あいつに出会うまでは…
アバベルの世界では誰でも出世できる。
どこを出世と位置付けるかによるが、
金持ち、レベル高い、ギルドマスター、友達がたくさんいる、アバベルの中で擬似彼女出来た、レアアイテム持ってる…
とかあると思うんです。
擬似世界の住人になることをリア充達はバカにするパターンありがちだけど、ゲーム楽しんでるのもリア充だとおいらは思う。
気持ちが充実すれば何充とか、別にいいと思う。
それをあの人が教えてくれた…
アバベルの世界で最初に優しくしてくれたのはその人だった。
運命を変える!
が口癖だった…
あと、
もう誰も死なせません!
とかも良く言ってた
完全な中二病を久しぶりに見たという気持ちになった
どの運命を変えようとしてるのか多分その人も特に設定なく決めゼリフにしてる感じ
彼の職業はプリーストで、攻撃は得意ではないが、回復やサポートが得意な職業だ。
初めは、フレンドでも無いのに、おいらが攻撃を受けるとすぐに回復してくれるので、友達になりたいのかな?と思った。
1人でやるよりは、回復役がパーティーにいるのは心強いと思い、彼をパーティーに誘った。
パーティーかフレンドになると相手のレベルがわかるようになる。
彼はレベル50。
上級職になりたての状態。
それから、おいら達は、毎日一緒にパーティーを組んで冒険を続けた。
仕事が終わり、ログインする。フレンド情報を確認する。相手がオンラインである事がわかる。挨拶をして、今日はどうするか相談する。
そんな日が続いたんだ。
ある日、とある、冒険エリアに呼ばれたので行ってみた
そこにはその人と、1人の女性がいて、おいらと出会った時と同じく、その女戦士にまとわりつき、回復をしまくってた。
その女戦士も、ダメージを受け過ぎると、敵から逃れ、その人の回復を待つ。
その人が、おいら以外と連んでるのを見たのは初めてだったので、少し複雑な気持ちになった
その人はおいらの方が仲良いんだぞ!とアピールするかのようにチャットで話しかける。
ログインしている人全員が見えるチャットで。
すると、その人は女戦士においらの事を紹介した
それから、3人でパーティーを組もうと提案したが、女戦士は、いつものパーティーを裏切るのが気にかかったのか、一度断ったが、その人が今日だけでも良いからと、強引にパーティーを組んだのだった。
ハタから見ててもふたりはお似合いに見えた。
それだけ2人の連携は見事だった。
実際おいらも、今まで一緒に冒険して来て、その人と2人でいるときに回復が間に合わずに死んだ事が無い
女戦士も安心して目の前の敵と対峙出来るみたいで、初対面とは思えない信頼関係が伺えた
後ろからの回復で間に合わないと見ると、自らの危険を顧みずに女戦士と敵の間に入り、ダメージを体を貼って遮断しながら、そばでリンクヒール。
回復の職業は体力少ないから、おかげでその人は何回か倒れて、拠点に戻されてた
倒れたペナルティは、次のレベルに上がるまでの経験値の10%
けして軽いペナルティでは無いのに…自分を犠牲にしてまで…
そして、その人が倒れて戻って来るまでの間、女戦士はその人を完全に待つスタイル。
2人が羨ましい…
いつもはおいらのポジションなのに…
憎い…
そんな気持ちが芽生え始めてた。
その日は遅くまで盛り上がり、解散した。
次の日、その人は女戦士とまた出会ったらしいが、ギルド仲間とパーティーを組んで冒険していたらしい。
パーティーでも無いのに中に入って回復しまくってたら、女戦士の所属するギルドのマスターが、昨日は私のギルドメンバーがお世話になりました。となり、仲良くなったそうです。
更に次の日、その人と2人で冒険をして拠点に戻ると、女戦士の所属するギルドメンバーが集まっているのを目撃した。
その人は全員が見れるチャットでそのギルドに挨拶した。
その瞬間、その人も元々友達がおいらしかいなかったのに…、取られる…その人を取られる!
ジェラシーの気持ちから
おいらは女戦士めがけて当たらない攻撃をしかけた。
何度も、何度も…
女戦士は動かなかったが、女戦士のギルドメンバー男2人が反撃してきた。
当たらないけど
およそ3分に及ぶ攻防の末、
その人が、もうやめろ!と言って、女戦士のギルドに謝罪した。
そして、女戦士に会えてテンション上がっちゃっただけなので、許して上げて下さい。
と言って、和解した。
その夜は
あの子の事が気になる…
好きになっちゃったかも
とその人が言った…
おいらは、
『ネットで!会ったことも無いのに!?』
と思ったけど
応援するよ、と言ったし、心から応援したい気持ちになった。
ギルド間の橋渡し役をやり、オフ会でギルドを集め、女戦士に会う算段を考え始めるその人…
それからは冒険そっちのけで女戦士を探すのがメインの毎日
ログインしてるかどうかだけはすぐにわかるが、どこにいるかまではわからない。
ある時…
昼に会社でアバベルの話になった。
おいらはやってる事を隠していたが、元々は源氏が面白いと進めて来たのだった。
あいつが見せて来たアバベルのスクショ写真……
完全に俺のアバベル内での唯一の友達だったー!!
だんだんストーカーみたいになってた理由も納得したわ!
お前かい!!
俺はアバベルを辞めた…
今はパワプロのゲームしてる…
何が『運命を変える!』だ!
中二病がよっ!
Do it !





