もう物心ついた時には猫が周りにいる環境だった。
誰かが毎年捨てに来るらしい。
記憶にあるのが小学生の時。
朝、学校に行く時に大きな道路に出るまで
ずっと猫が2匹ついてきて
大きな道路には猫は出ずにずっと向こうから俺を見てる。
不思議な感じがした。
この小学から20歳になるまで色々な猫達と触れてきた。
自分も大人になって、20歳頃だったろうか
1匹の猫と出会う。
出会うと言っても、ただ俺の家の玄関にいただけ。
体はガリガリに痩せ細っていた。
家の前に交通量の多い道路があった為に
この猫を保護して家で飼う事にした。
この時、既に3匹の保護猫が家には居た。
この猫は他の3匹と違い、物凄く気が荒く
他の猫と居られないので2階のみで飼育した。
それで、、、ずっとずっとこの猫と一緒に居たんだけれど最後は俺のベッドの上で
しかも俺の隣で死んでいた。
腎盂炎が原因だった。
早期に発見する事が出来ず自分を悔やんだ。
俺が辛い時は俺の涙を舐めてくれる猫だったのに。
『言葉はいらないよ』
ってこの猫に教えてもらったのに。。。
それで俺は絶対にこの事を忘れちゃいけないって
考えて、腕にドライバーで書き殴るように一生消えない傷を10本くらいつけた。
今でも忘れてない、腕を見れば思い出す。
それがその猫の為には全くならないけれど
せめてもの償い。
だからこれからも俺は猫をはじめ
動植物を守っていきたい。
