投資家や従業員等の関係者を
長年にわたり騙し続けた本当にひどい話です。
株価も775円から5度のストップ安を経て本日の終値は6円です。
販売代金を回収したかの様に見せかける為
海外に銀行口座を設けて銀行等から融資を受けた資金をプール。
その口座から自社の口座に入金することで
販売代金が支払われたかのように装っていた様です。
キャッシュフローが赤字になる訳ですね・・・
当時、私もFOIのIPOに申し込んでおり
右肩上がりの業績で素晴らしい会社だと思っていました。
今後、FOIはどの様になるのか非常に気がかりです。
FOIのIPOに当選した私の知人は第2のTELになると
将来性を期待して買い増しをしておりました。
中長期投資スタイルのはずなので辛いですね・・・
昨年11月にIPOしたばかりの半導体製造装置会社、エフオーアイ(FOI)が12日に粉飾決算の疑いで証券取引等監視委員会から強制捜査を受けた。報道によれば海外から受けた融資代金を顧客企業からの振り込みと偽装して日本へ送金。売り上げを架空計上したという。同社の取引先はほとんどが海外で、台湾や中国の半導体デバイスメーカーということになっていた。
FOIは上場前の09年3月期に売上高118億円、営業利益24億円を計上していたものの、営業キャッシュフローの大赤字が当初から問題視されていた。B/Sでは売掛金が総資産の8割近くを占めていたことが目を引いた。現金を伴わない売り上げ計上といえば、真っ先に粉飾決算が疑われるケースである。過去には、JASDAQに上場していた工作機械メーカー、プロデュースも粉飾決算で強制捜査が入ったが、同社も純利益は黒字ながら、営業キャッシュフローは上場前から赤字が続いていた。
それだけに、上場審査でもその妥当性は問われたはずだ。もちろん市場参加者もこうした点に注目することは分かっていたようで、目論見書には売掛金についての詳細な説明が書かれていた。上場前会社説明会でも、財務担当者が丁寧な説明を行っていた。それによると、「初号機」を顧客企業に設置した段階で売り上げ計上を行っているが、検収が済み代金が回収されるまでに1年半~2年半かかるため、売掛金が多くなるということだった。目論見書には過去の売掛金回収期間の推移も詳しく出ており、直近では2年近い水準だった。他の半導体業界の関係者によれば、確かに検収は長いという。
このように同社の取引は売掛金商売のため、報道されたように入金があったかのように装うとすれば回収時だろう。だが、実際に回収できなければ、帳尻を合わせるためにさらに売掛金を積み上げる必要がある。共同通信によれば、こうした手口は04年3月期から始まり、09年3月期の実際の売上高は「2億円程度に過ぎなかった」というからその大胆さには驚くばかりだ。
半導体業界では受注がキャンセルされるというのはよくある話。一度納めた初号機が検収されずに返品されたことが切っ掛けかとも思ったが、実際に装置は作られたものの、ほとんど売れずに保管していたという。こうした事項は監査人が確認するしかない。同社の監査を担当した桜友共同事務所が、売掛金の妥当性を取引先に確認したのかどうかも問われそうだ。また、数多くのベンチャーキャピタル(VC)が出資しているが、出資時にどういうデューデリジェンスをしたのかも気になる。VC出資は09年の上場直前でも、3回にわたって実施された。
なお、FOIには証券会社の傘下にあるVCもそろって出資していた。しかし、シンジケート団には、系列上位にある証券会社が大手を中心に入っていなかった。幹事はともかく単なる引き受けならば、出資関係があればシ団には容易に入れたはずだ。やはり不審な点があったことで、内部審査で落ちたと推測できる。計らずとも同社のIPOは、各証券会社の内部審査能力を試す結果にもなった。
今回の粉飾決算によるIPOをきっかけに、上場審査は一段と厳しくなる可能性がある。もちろん、粉飾された決算書を基に上場審査が通ってしまうことは言語道断だが、それにより企業の資金調達や今後のIPO数に影響が出ることが心配される。
同社社長の奥村裕氏は大手メーカーの半導体畑を渡った人物。上場が決まる前でも専門誌などでは注目されていたが、それだけになぜ大規模な粉飾に至ったのか不可思議だ。行き過ぎた審査とならないためにも、まずは事件の全容解明が待たれる。
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