先週の話は、懸念材料としてギリシャの反緊縮派で決まった。
どうなるかという懸念と、それまでアメリカの株式が非常に不安定で、景気の見通しに関して強くないのではないかという材料もあった。
この二つが揺らいだということで、日経平均も不安定な動きをしていた。
17850円をつけてから、17500円割れがありそうだと思っていたが、17300円までつっこむこととなり、その晩のニューヨーク株式がギリシャの問題で歩み寄りや、原油価格が50ドル台までのせてきたといこともあり、一斉に原油関連銘柄を中心に急騰し、アメリカの景気もそれほど悪くないのではないかという考えから続伸し、2日で500ドル揚げる相場となった。その動きを見て3日の日に売られて17300円になったが、一気に節分の下げを埋めて上回ることとなった。
9日くらいまでに18000円を到達するのではないかと思っていたが、懸念材料が山を越えつつあります。まだギリシャの問題が残るものではあるが。何が何でも反緊縮ではなく、交渉に入っているが、その成り行きがどうなるか。しかし最悪の状況は逃れたのではないかと考えられている。
※フリップ
先高条件がそろう。
原油安・ギリシャ問題・米国株不安定などの懸念材料が遠のき、4日に急騰した。
そして3月決算の第3四半期中間発表が予想以上に良い。
そしてTPP妥結の見通しとなっている。豚の関税を10年かけて撤廃することや、自動車の関税をなくす議論など、3月までには妥結に向かうのではないかと考えられる。
これから賃上げの闘争がでるが、どの企業も昨年を上回る賃上げの中身を見せている。賃上げがされると4月以降の内需の盛り上げが期待できる。悪い材料に隠れていたこれらの好材料で買われる形となり、2月10日までに18200円を目指す。
※チャート
チャートで示すと3つの山があった。12月8日18080円 12月29日17914円、先程の支援材料がぶちぬいていくのではないかと考えている。2007年の高値18300円にトライしていくのではないかと考えている。そこにリーチがかかると考えている。
そういう状況で日経平均が押し上げられてきたが、材料だけではなく、それを買う受給もうまく行きそうな動きである。1月は外国人の利益確定売りで7000億売ったとされる。ちなみに去年は1兆円売っている。そこに年金の買いがバスケット買いと言い、まとめての買いが少しずつ入っている。当面の売りが出てしまったことで、外国人も買わないといけないという状況になっている。今後も外国人の買いも期待でき、国内勢で年金の買い、日銀が後ろに控えているということで需給関係が良い。
支援材料に加えて買い手も入っている。3月にヨーロッパが量的緩和を実施。そうすると外国人が注目をする。世界のいろんな所を考えると、今年を考えたら日本に世界のお金が向かってくる投資対象として最も明るい。
アメリカは少し景気の先行きは何とも言えない、今は消費が比較的堅調だということで、持ち直しているが、後半になるとすこし疲れが出てくると考えられる。7年連続の上昇があるかどうかに関しては疑問符が残る。ヨーロッパに関しては、あいかわらず経済そのものが各国バラバラでドイツももたつきがみられる。南ヨーロッパは回復がなかなか見られない。そこにウクライナ情勢が頭を押さえている。ロシアとの関係が悪くなり、本格的な内乱内戦状態になっている。アメリカも介入せざるを得ない状況となってきている。
日本は円安の効果が一段と聞いてくる、原油安効果がこれから出てくる。そこに賃上げが去年の3倍以上となる。6000円以上の上げ。それが消費を引っ張っていく可能性が強いため、後半も内需の盛り上がり、輸出の堅調。そういうことから、安定が認められるのは日本。ということで、ヨーロッパのお金が日本に流れてくると考えている。
3月から外国人の買いを見込んでおり、一段高に進むと考えている。ファウンダメンタル、買うための好材料がしっかりしているところにお金が流れてくるということで、日経平均はさらなる上昇となる。5月までに19000円台に乗っていく相場と考えている。
2007年の高値にトライする第一波とみており、2月上旬に達成し、そのあと決算期が近付いてあまり積極的に買えなくなるということで一服状態になるのではないか。18200,300円となったら、18000円固めとなり、時折、売り下がるとしても下値のめどは17800円までかと。
3月中旬からは再び上昇に転じて5月には18000円になるのではないか。そういう流れから物色の範囲はどうなるかというと、1月相場がわるいなかで引っ張ったのが医薬品、食品、小売り関係が中心であったが、ここにきて利益確定売りで売られていくこととなり、主役が変わっていくと考えている。長期金利が0.2%を割って0.1%となったが、それが0.3%に戻った。安すぎる金利が戻したと考えると、金融株はあまりに安すぎて売られたが、量的緩和の影響で資金が流れていくということから、株とか不動産にしきんがながれていくと考えている。
ずっと売られっぱなしの不動産、金融、証券が見直される。また、原油安で資源関連が下がっていった。そういう株が修正していく。12月に活躍した輸出株の中で、よく見られていなかった株がある。輸出関連は材料が出尽くして買われている株が多い。「
金利の揚げ方がおそくなるなら、円安が進みにくく、109円から120円までの間で推移すると考えられる。自動車株、電機は買いづらい。内需系のJR西日本、製薬、小売は高値となっている。
今週の注目銘柄は荏原製作所。
液体のあるところにはすべて荏原のポンプが入っている。シェールガスにも必ず使われていく。原油安のおかげで需給も業績もまあまあだったが、下げっぱなしだった。450円で底入れしててなおってきた。中期的に見たら600円くらいまでに戻ると考えている。明日は反動安があると思いますが、480円台で買えるのではないか。インフラ下水道シェールガス関連ということで、世界でナンバーワンの技術力を持っている。見直されていくのではないかと考えている。
押し目買いで安いところを買うのがいいと考えている。また、不動産株として三菱地所、三井不動産、東京建物、住友不動産の中から選ばれるのが良い。1000株単位で買うのでお金がいりますが、東京建物は少しリーズナブルで810円ほどである。
まだ言い切れないが、18300円まで行くだろうと予測している。 下値不安のない銘柄でいままで抑えられてた銘柄が買われると考えられます。