果たして今週の市況は! -2ページ目

果たして今週の市況は!

株式市場を中心に、為替市場、債券市場を見ながら、市況を鳥瞰(ちょうかん)します。

パソコンネタは、週1のブログ更新をフォローするために、時々入れます。


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果たして今週の市況は!
第507号 2009年 3月20日


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【景気回復までの時間が短くなった可能性】
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―◆INDEX◆―――――――――――――――――――――――――――

-■ 今日の論点 ■-


--◆落ち着き始めたLIBOR
--◆国債の買い取りとドルの手放し
--◆意外と効果が高そうな定額給付金


【今後のポイント】


◇付録


[kabu104.com]-――――――――――――――――――――――――――――


--◆落ち着き始めたLIBOR
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 昨年からこのマガジンをお読みの方であればお分かりだと思うが、「どこでこの経済ショックが終焉したと判断するのか」の問いに対する1つの目安として、LIBORの動きについて何度も触れてきた。


 LIBORとはロンドン銀行間取引のことで、銀行同士でお金を貸し借りする市場を指し(ちなみに東京にも同じ機能の市場がありTIBORと呼ばれる)、翌日返却のもの(オーバーナイトと呼ばれる)、1週間もの、1ヶ月もの、3ヶ月ものなどがある。様々な金融機関が参加することで知られ、世界中で注目される指標の1つだ。


 このところ、LIBORは落ち着きを見せており、貸し借りに掛かる金利が一時期より低下している。この変化は、イギリス中央銀行が国債を買い入れると発表してから、とも言われ、良い傾向である。つまり、銀行の目先の資金繰りが良くなってきている事を示す。


 低下する前までは、商品価値が値下がる前に換金をしたいものが多く居て、ドルの需要(欲しがる人)が盛んに増えて、それに伴ってドルの貸し手が減ってしまった。その影響を受けて、ドルに関する金利が上昇していた。


 アメリカ中央銀行は、スイスやカナダなど5カ国と共同でドルの放出を依頼したがそれでもLIBORは異常に高いままだった、という状況だった。


 当然、市中の機関投資家(お金の運用を行なうプロ)等もドルに関わるお金の借り貸しに高い金利が掛かり、各国の政策金利を低めに誘導しているとはいえ、高止まりの状況は改善していなかった。


 さて、LIBORの低下を受けてFRBは、アメリカの景気回復時期を見定めようとしているようだ。LIBORの金利低下は、各国が様々な政策を発表してきたことの現れであり、今後もこの流れを継続させて行くと見られる。


 ところが、短期の金利は下降を示していたものの、長めの金利については、改善傾向が余り見られていなかった。


 この件について実はFRBは、昨年12月にアメリカ長期国債の買取について検討をしていることに触れており、「潜在的なメリット」ととして評価していた。1月の声明文にも同様なことが書かれており、1月の政策決定について唯一反対を示した1名は国債の買い入れを主張した。


 そこで今回のFRBの声明では、長めの国債の買取を表明。今後6ヶ月の間に最大で3000億ドルを使う、とし、為替市場では真っ先に反応を示し、ドル売りが先行した。一体これはどういうことなのだろうか。



--◆国債の買い取りとドルの手放し
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 昨日のFRBの会合では、長めの国債を買い取ることを表明(一部報道では買いきりとも言われている=買い取った債券を市場へ戻さないこと)、為替市場では、一斉にドルが世界各国の通貨に対して売られ進んだ。円ドルはユーロドルに押される格好で円が買われ進み、ついにはロンドン市場で93円台まで円高が進む。


 私はここで疑問に思った。


 FRBは国債の買取を表明した。大規模な資金を使って、だ。狙いは長めの金利の低下を狙っていることは明白で、民間企業も長めの債券を発行できないなどの報道を見ていたので、国債の買取は適切な施策なのではないかと感心していた。


 現にLIBORの長期金利は大幅に低下。アメリカ債券市場では約20年振りとも言われる大幅な金利の低下(価格の上昇)が見られ、中央銀行の思惑が市場に反映されている。


 つまり金融の状況は改善傾向が出てくる可能性が強まったというべきで、金利の低下=借金金利の低下が企業活動の活性化を招き、景気回復の一助となるはずだ。


 ところが、ドルは一斉に売られ進んだ。一部の報道では売られ進んだ原因について「国債の金利低下を嫌気したドル売り」とも言われている。


 この見解に私は与しない。前回号でも話したが、金利の低下を嫌気するということは、満期まで(償還まで)債券を保有するものの取る戦略。つまり、保険会社等の機関投資家が取る戦略だ。そのような彼らが大量の保有債券を即座に売るという、俊敏な動きを見せるとは思えず、ドル売りは他の意思があるように思えてならない。


 逆に言えば、長期的には保険会社等の満期保有目的の機関投資家は、金利低下を嫌って売りに出すことが十分考えられ、長期的にはドル売り、と身構えるのは正しい。




 今回のFRBの声明の中で「バランスシートを一段と拡大する」とある。


 私が疑問解消できていないのがこの言葉で、バランスシートの拡大、つまりFRBが抱える資産を拡大させるということだ。


 今回の表明で、政府機関が保証するモーゲージ担保証券(住宅に住んでいるものが死後に住宅を処分し、返却する前提で金融機関からお金を借りること=モーゲージ=を集めて1かたまりにした証券)の買取増額も併せて表明している。さらに、政府機関が発行する債券の買い取り増額も決めている。FRBが所有する資産が増えることを意味している。


 だが、住宅市場の下落に歯止めが掛かっていない今、これらの資産は目減りが激しい。そのようなものの買取を行なって、住宅市場のてこ入れを図っていく、としているが、FRBの懐具合が徐々に痛んでいくのは誰の目にも明らか。


 果たしてFRBの懐具合はどこまで痛んでいってしまうのか、痛んだ場合にどうなってしまうのか、一体誰が手術するのか、恐々と見守っていくしか手立てが無い。



--◆意外と効果が高そうな定額給付金
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 一方、話を国内に戻すと、国内の株式市場は取引量が細いながらも上昇を続け、あわや8000円を回復、というところまで来ている。


 以前バブル崩壊後に8000円を割った時点では相当な緊張感を感じたが、現在の株式市場を取り巻く環境を見ても、以前ほどの緊張感は余り見えないように感じる。だからどうした、という反応が多いように感じるのは気のせいだろうか。


 もうすぐ年度末を迎える。各企業は悪い数字を示すだろう。年度末決算が発表される4~5月が買いどきなのではないか、と以前予想した。


 不況の波がいつまで続くのか、ということに対してFRBは、年内後半に、上昇傾向を示すのではないかとしている。


 もし輸出依存を日本が続けるならば、アメリカ景気の回復時期に併せて回復傾向を示してくるのではないだろうか。アメリカ景気の回復は、中国等からの輸出を受け入れることも示すと思われる。つまりアメリカや中国などの景気が上がってきてから日本景気も上昇を示すのだろう。


 従来からもそうであったように、世界の景気動向に逆らって日本のみが景気を回復するという構図は考えにくい。輸出依存型経済だからだ。


 それが悪いとは言わないが、国内の消費を増やさないと、日本景気の回復は来年以降に持ち越し、という事になってしまうのではないだろうか。


 その意味では、今回の定額給付金を狙ったセールの登場や、地域振興券と絡めて商売する、給付金に関する書類を持っていくと中身を1割増で売ってくれる等、非常にたくましい商売根性であり、心強い。
給付金を銀行等に預ける心配から今回の施策の評価が非常に低いが、こういった民間企業の知恵が国の施策と相まったときに大きな効果を発揮する。


 今後も定額給付金に絡んだ商売を沢山生んで欲しい。ひいては内需の拡大に繋がって欲しいと強く念ずる。



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■今後のポイント


 何故か判りませんが、アメリカでは、モラルハザードについての議論が大きくなってきています。AIG役員に対する巨額な報酬など、政府管理に入っているのに税金が報酬に流れるとはどういうことか、と。


 バブル崩壊後の日本でも似たような議論が百出しました。日本とアメリカでは国土や人口構成なども違うので一概には言いませんが、オバマ氏の支持率に疑問符が付いているとも言われます。


 また問題なのが、イギリス政府のゼロ金利政策です。日本円、米ドルに続き3通貨目となり、市場は日本円、米ドル、英ポンドで溢れかえり、その矛先がどこへ行くのか、偏りが(ひずみが)どこに出来るのか、非常に心配しています。


 景気底入れが見えてきた時、この溢れかえったお金をどう整理しなければいけないのか、各国の思惑もあり、日本も長い期間続けていることもあり、あまり良い議論は聞こえてこないと思います。


 アメリカ住宅市場の下落傾向は見えません。アメリカの各金融機関が保有する資産の切り離しに付いても決着していません。また、税務会計の非厳格化や、銀行の体力(資本)の物差し(目安)についても緩やかにするなど、当初の予定を徐々に覆す議論が目立ちます。


 まだまだ激動は続くはずです。目先に右往左往しないよう、気を付けていきたい所です。



 
◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆

付 録


1.

 皆さんこんにちは!


 本筋には書きませんでしたが、麻生政権は予想に反して意外と長く続きそうな気配ですね。


 1人で3役もこなす大臣が出てきた時点ですぐに解散だと睨んでいましたが、時機を逃したか、夏ごろに解散とも5月に解散ともいわれ、よく判りません。

 民主党の小沢氏についても進退がハッキリせず、なんだかすっきりしないな・・、と思う今日この頃です。


 私が住む千葉では、今月末に県知事選があります。


 立候補者の中に、かつてテレビ界で活躍した、森田健作氏が居ます。

 私は彼とは因縁があって(直に知り合いなのではありませんが)、私が東京の大田区に住んでいるときも、国政選挙に彼が居たのです。そのとき以来、私は彼が苦手です(ここで詳しくは話ませんが)。


 現時点で、彼の施策や公約などは全く聞きません。街頭や駅前でも見ませんし、チラシも入ってきません。

 ま、人口16万程度の浦安市では演説に来れないという事なのでしょうか・・・。

 もう少しするとマスコミが千葉県知事選をおしえてくれると思いますので、乞うご期待です。



2.


*果たして今週の藍(あい)は! 9月28日生まれ 7歳6ヶ月


 「藍、とうとうインフルエンザに」


 3月。世間ではインフルエンザの話は聞きませんが、我が地元の小学校では猛烈に勢いがあり、10人以上が休んでしまい、あっという間に学級閉鎖。


 藍も漏れなく掛かってしまい、流行時は何とも無かったのですがここへ来て、という感じです。

 4月3日はピアノ発表会なので頑張って欲しいところですが、本人も辛そうで、早く治って欲しいですね。


 話は変わりますが、藍は、東京ガスが東京の港区お台場に建てた「ガスの科学館」に夢中です。


 藍は本は面白く読んでくれるのですが、理数に弱いんじゃないかなと心配していたところだったので、良いきっかけとばかり、車で通い続けています。入場は無料。駐車場も無料です。


 そこで3月8日に「親子で工作教室♪パッケージクラフト作り☆」というイベントがあり、参加してきました。お菓子の箱を使って物を作るという企画で(ガスには全く関係ありません)、その様子がホームページで紹介されていました。


http://www.gas-kagakukan.com/info/kids05.php


 写真が2枚あるうちの右の写真で、私の作品と藍の作品が写っています。


 私も良いお父さんをしているじゃないですか・・この写真を見る限り・・。



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■株や為替はしょせん博打だ。 → http://clap.mag2.com/treaslaewr?bakuchi


ちなみに前回の回答数は・・・・


■為替市場は今がもっとも面白い時だ、と思う人 → 139
■為替より株式市場だ!と思う人 → 191
■投資は懲りたので様子見 → 129
■投資はしていないけどやりたい! → 49


意外な結果に私もびっくりデス。みなさん大変にありがとうございました!


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果たして今週の市況は!
第506号 2009年 2月28日


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【売買減る為替市場と株式市場】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


―◆INDEX◆―――――――――――――――――――――――――――

-■ 今日の論点 ■-


--◆円が階段を降りるように円安へ、その先には
--◆株式市場の売買減り、債券市場に資金集まる


【今後のポイント】


◇付録


[kabu104.com]-――――――――――――――――――――――――――――


--◆円が階段を降りるように円安へ、その先には
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 さて、アメリカでは新たしい大統領が生まれ、次々と政策を打ち出している。その自信に溢れた大統領の姿は、徐々にマスコミの露出を増やして、合衆国民のみならず、世界中の人々の注目を集めている。


 年始からアメリカドルは信認を失い、世界中の通貨に対して安くなっている。貿易赤字が膨らみ、失業者が溢れ、自動車業界が佳境を迎えて、様々な清算を進めようと、あらゆる方面に手を打っている。


 そのような最中、日本でも景気悪化が進行しているが、過去に例を見ない、非常に速いペースでの悪化が進んでいる。


 生産における上流工程といわれる鉱工業生産指数は大幅な悪化を示し、今後の先行きに非常に深い闇を思わせる。


 GDP(国民総生産=国民が国内や国外で価値を作ったその総合計)はマイナス12%というショッキングな数値も出てきている。


 とある見方では、日本は完全に輸出に頼っていた構図が浮かび上がっており、輸出先の国がモノを買うことが出来ないために輸出がストップ、輸出産業は大きな痛手をこうむっている。自動車産業を見ても良く判ると思うが、人員削減、設備の停止などを急いでいる。バブルの崩壊後にうとまれていた「設備過剰」「債務(借金)過剰」「人員過剰」の整備を進めている、という見方。


 一方では、日本の経営者はバブル崩壊を経験しており、急いで損を確定させてこれ以上傷を広げないように、必要以上に資産の圧縮を進めている。これを見た外国人は、何故そんなに損を出してまで確定させる必要があるのか、と、いぶかしがらせるほど。世界でもこれほど急いで損を確定させる動きは見せておらず、GDPの大きなマイナスは、日本の社長が進めた、ある意味当然表れるべき数字だった、という見方。


 様々な見方があり、どれも一概に否定できないと思うが、様々な検証を終えて判ることと思うのでいまはどれも謙虚に受け止めておきたい。


 折も折り、麻生政権が末期状態を示しつつあり、予算案をめぐる攻防が日々の報道を賑わせている。アメリカの新政権からはクリントン国務長官を迎え、また、首相がアメリカ大統領に手厚く迎えられるという厚遇で、政権末期状況を覆すか、とも見える。


 さて、GDPに代表される各種の経済指標は、数十年ぶりという悪化を示す数字が続き、日本経済の先行きは大変厳しいものになると思わせるものばかりが並び、外国人が資金の逃げ先として買っていた円を手放しつつある。

 円ドルや円ユーロは円高が進行し、ドルについては90円を切って80円台だった時間が相当期間続いていた。ところが2月にはいって90円台を復活させ、さらに97円まで円安が進んだ。そのグラフは階段を下りるよう(上るように)に見え、どこまで進むのか見当が付かない状況となっている。


 円安進行の見方としては、日本経済の先行きが見えないというのもあると思うが、政治不安が台頭して外国人が円を売り続けているとも思うが、個人的には投機的動きなのではないか、と見ている。


 円ドルも円ユーロもその出来高は徐々に減らしてきており、様々な報道が流れてもさほど為替市場では反応が限られていた。だがここへ来て、閑散相場の間をぬって誰かの売り煽りが功を奏して、円安が進んでしまったのではないか、と見ている。それがファンドなのか、機関投資家なのか、はたまた年金か、その煽り主は判らない。


 円安が進むということは、ドルが買われている事を示す。だが相変わらず、ドルは世界中の通貨に対して忌避されているのは変わりない。アメリカの住宅市場の下落はとどまるところを知らず、先日発表の不動産価格調査では、カリフォルニア州の多くの地点で、前年比マイナス10%以上の下落が進んでいる。フロリダ州、ネバダ州でも下落は止まっておらず、バブル震源地の崩壊速度は緩まっていない。


 昨年末にマガジンでも触れたが、銀行が保有する損失が確定しないと、銀行の経営状況について株式市場などではいつまでもビクビクして過ごさなければならない。銀行自身も経営が危ぶまれるのに、経営の危ない会社へお金を貸すことは出来ず、負の連鎖が始まりかねない。


 まだ模索段階だが、銀行が保有する不良債権の確定と切り離しについて、1月からやっとその動きが出てきている。アメリカの報道官は、銀行の損失を確定させ、今後、銀行が貸し渋りを行なわないよう手当てしていくと発表している。国と民間でファンドを組成して買い取って・・などと言われているが、まだ市場が受け入れられる形とはなっていない模様で、その先行きには非常に注目すべきである。

 この動きは、日本のバブル崩壊後の手当てに似ていないだろうか。



 さて、結論として、こういった施策を評価してドルを買い向かう潮流が出てきているのか、はたまた投機筋がこの機会に乗じて、円を大量に売る戦略を出したのか、それはもうしばらく様子を見ないと何とも言えないだろう。


 市場参加者が少ないために、行き過ぎの動きが出てきても、それを修正する勢力(売りには買い圧力)が生まれにくい。タイミングとしても円は避難先として様々な投資家が保有していたと考えてもおかしくなく、さらに円を買い増しする勢力も少ないのだろうと推測する。


 いまの円は不安定である。ドルを評価したドル買いであれば、円安は徐々に進行するだろう。投機筋であれば、どこかで反転、円高が進行するだろう。



--◆株式市場の売買減り、債券市場に資金集まる
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 株式市場では売買数を減らし、売買代金も非常に先細りの状態となっている。メガバンクも株価を下げ、様々な銘柄は2月に最安値を更新しているようだ。信用取り組みでは信用売りがだいぶ整理され、今後の株価上昇を見込んで信用買い残が積み上がっている銘柄もいくつかある。


 先日、平均株価がバブル崩壊後の最安値を、一瞬でも下回ってしまった。これは、株式市場も末期症状と見て良いのではないだろうか。


 前回号の付録で個人的には株の買いは2~3月頃、もしくは4~5月か、と書いた。現時点でも確かに長期(3年~5年)の視点では今が買いなのだと思う。株式市場に悲壮感が漂えば漂うほど、上昇期待の圧力は圧縮されていく。 だが、経済大国第1位のアメリカ景気抜きには、今後の展開は見通せないだろう。住宅ローン市場の下落の歯止めを掛けなければ、不良債権の損失を確定させなければ、銀行の機能が働かないだろう。


 さて、株式市場が閑散とする中、債券市場では活発な売買が続いている。


 債券は、金利の動向をどう見るか、で債券価格が変わり、途中で売却するのか、満期まで保有する目的で買うのか、でも投資家の動向は変わる。


 一般論として聞いていただきたいが、債券を満期まで保有する目的で機関投資家が買ったとする。満期まで保有するということは、満期になったら額面でお金を返してくれる、ということだ。債券を保有する間は金利が付く。その金利を目当てに買うのであるから、金利の上昇を見込んでいる、とも言える。


 一方、満期まで保有せず、途中で売却する目的で買う債券は、売却益を目的にしているといえる。つまり金利の動向はあまり関係なく、安値で買い、高値で売る。つまり金利が今後安くなる(債券価格が高くなる)と見込んでいる、とも言える。


 さて、日本などではこの債券(国債)を中央銀などが担保として預かり、お金を貸す(もしくは買い取る)仕組みを活用している。政策金利はほぼゼロパーセント。これ以上、金利が下がる見込みはほぼ無い。つまり、満期まで保有する、あるいは長期で保有する目的で債券を買う動きが出てきている。


 だが今後、しばらく金利は低いままで動かないと見る向きも多く、途中売却目的の売買も入り乱れながら10年もの国債は140円台を伺っている。


 この債券市場の活況が収まったとき、株式市場も本格上昇を示していくだろう。


[kabu104.com]-――――――――――――――――――――――――――――

■今後のポイント


 アメリカは新大統領を中心に結束しつつあります。


 矢継ぎ早に出される政策が、市場の熱い注目を集めていますが、必ずしも市場の期待する政策ではなく、オバマ氏も強気の姿勢を崩しません。


 イギリスでは上位2銀行は国有化しなければ立ち行かないのではないか、といった憶測やドイツでも大幅な赤字を示す銀行が出るのではないか、といった懸念する声が相次いでいます。


 まだ経済の鈍化は進んでいくと思われます。まだ始まったばかりとも言えるでしょう。皆さんも今後を睨んで、自衛策を立てる必要があるかもしれません。


 
◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆

付 録


1.

 大変ご無沙汰しています!


 為替の動きは急ですね。何故ここまで円安が進行したのか、麻生政権を嫌気した、だけでは説明が付かないと見ています。日本経済の先行きを不安視した、という観測も判ります。各種の経済指標が示すとおり、昨年10-12月期から始まった、突然すぎる非常に悪い数字は、誰でも驚くと思います。今度の年度末は、どこの企業も非常に悪い数値を見せるのではないでしょうか。


 株式市場もだいぶ痛んできましたね。東京三菱UFJやみずほなどをチェックしますが、三井住友などの信用取り組みは他の銀行と違っていて面白いですね。ソニーや東芝、三菱商事や住友商事、重工業、化学、小売等々、どの銘柄も目移りしますね。


 会社の人に何を買えば良いの?と聞かれれば、私は日経平均連動投信はどうかな?と薦めています。


日経平均が盛り返すのに時間は掛かると思いますが、倒産の心配はありません。短期間で売ると手数料も馬鹿にならないのでオススメしませんが、長期で見た場合は、個別銘柄を買ってハイリスクを被るより、日経平均連動、あるいは、金融機関連動などの投資信託も視野に入れてはどうでしょうか。


 ただ、上場されている投信(ETFなど)は少々事情が変わり、売買が少ない投信は売値が希望通りにならない可能性があり、さらに上場廃止基準に抵触する恐れもあるため、注意が必要です。ですがETFのメリットは、手数料が安いことですね!


2.


*果たして今週の藍(あい)は! 9月28日生まれ 7歳5ヶ月


 「英語とピアノの発表会迫る」


 さてもうすぐ小学校1年生を終え、2年生になろうとしています。1年生は何をやっても初めてなので、色々と家内は気を張っていたようです。


 そんな中、習い事も1つの区切りを迎え、ピアノも英語も発表会があります。どちらも練習にいそしみ、本人は必死に色々と練習しているのですが、私は殆ど英語を教えることは出来ません。宿題は書き取りのみなので、せっせと簡単な単語を覚え始めています。


 ピアノは今年も先生の計らいで、8パートあるうちのメロディパートを担当することになりました。藍も大張りきりで練習しています。前回は堂々と間違えたのに涼しい顔。それを踏まえて私は藍に「ここを弾いてるのは藍しか居ないから、間違えたら絶対ばれるぞ」と、おどかしています。


 私も、今の会社に入って5年と半年。私の所属する部署の売上が、会社全体の売上の約40%を占めるに至りました。 夜遅くに帰ることが日常で、藍にも色々と本の読み聞かせ、ピアノ、英語も教えて上げたいのですが・・・。



 せめて藍とのコミュニケーションを絶やすことなく、気を付けて行きます。



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■投資はしていないけどやりたい! → http://clap.mag2.com/treaslaewr?yaritai


ちなみに前回の回答数は・・・・


■為替情報を沢山ね! → 239
■株の話が多いほうがいいな → 112
■海外市場の話が欲しい → 198
■目先スタンスの話が欲しい → 151
■半年以上の長期の話がいい → 87


みなさんありがとうございました!

みなさん!

明けまして、おめでとうございます!


いや~今年は厳しい年なのかなぁ、と身を震わせておりますが~・・・みなさんは良い年を迎えられそうでしょうか?


全っ然、関係ないんですけど、

先日、東京ガスの「ガスの科学館」というところへ行きました。ecoのお話とかあって、色々と楽しかったですョ。


さらに、東京ガスが展開するCMキャラクターに「火ぐまのパッチョ」というキャラクターがいます。この子もオススメ。


http://home.tokyo-gas.co.jp/pa-cho/movie/story01/index.html



あ~、・・全然関係ない話に終始しちゃいましたが、今年の市況は


・株と為替を中心に、関連して債券市況や世界の状況をわかりやすく。

・個別の目先の話に終始しないよーに。

・中身は濃く。でも駄文の長文は止めよー。

・個性がキラリ★彡と光る、素敵な市況を!


以上の提供で、お送りいたします。


今年もますます!宜しくお願いします!



皆さんこんにちわ!

市況とは違ってゆる~くお伝えしているこのコーナー。

さて、今日は1年越しの念願かなって、液晶ディスプレイを購入したのでレビューします。







型番:P223WBbid
メーカー:Acer


SPECを簡単に。

 22インチワイド
 最大解像度:1680×1050(WSXGA+)
 画面:グレア(光沢液晶)
 I/F:ミニD-Sub15ピン(アナログ)、DVI-D(デジタル)、HDMI
 寸法:W517×H400.1×D178 mm
 電源:アースつき3相。(3相コンセントじゃなくてもおk)


購入店はドスパラ通販。私の購入価格は税抜きで21800円。

宅配便にて土曜日に荷着。
箱は薄い感じでかさばらない。
箱の中は梱包剤でびったりだったので、やさしく取り出すのに一苦労。

開梱。マニュアル1冊。CD1枚(基本的に使わない)。ドスパラの封筒1枚。
急いで設置し、電源オン。
ドット欠け、常時点灯等、無し。最大解像度で設定してみる。



購入動機:


 コントラスト比が他社製は1000:1に対してこれは2500:1である。
 応答速度が他社は5msなのに対して2msである。
 奥行き、高さ、ともに他社製と比べて小さい。置き場所が大変助かる。
 22インチなのにHDMI端子を備えている
 安い。
 

感想:


 基本的には全く問題なし。
 画面は全体に青白い。色調の調整を要する。(グレアのせいも多分ある。)
 22インチワイド位のサイズでフルHD(1920×1080)もあるが、多分小さくて見にくいと思う。

 infとか?ドライバは無い。OS付属のMS汎用ディスプレイドライバがあたる。配布も無し。
 映り込みで困ったことは無い。見やすいと思う。
 HDCP対応。暗号化された信号でも表示できる。


 残念な点は、

 グレア用の掃除布が入ってない(笑
 我が家のビデオドライバがいけないのか(Asus、A9550)、解像度が変わったときの画面復帰が大変遅い。BIOS画面を出すのに一苦労だ (^^;
 ディスプレイのメニュー画面はコントラストや色見の調整のみで、アスペクト比(縦横比)の固定は出来ない。
 アスペクト比が固定できないので、ゲームを全画面でやると横長になって残念(笑
 省電力から戻るときにディスプレイ上に「acer」ロゴが出て、その都度うざい(笑
 
 HDMIは今のところ接続の見込み無し。 

 外付け地デジチューナーとかDVDプレイヤーとかPS3とかxboxとか無いんで(^^;。

 ま、先々のための用心、ということで。


 

とりあえず、使用して3日間くらいのレビューでした(^^;
いやぁ、液晶安い。


…………………………………………


果たして今週の市況は!
第505号 2008年12月21日


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【ゼロ金利でもドルキャリートレードが起きない理由】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


―◆INDEX◆―――――――――――――――――――――――――――


-■ 今日の論点 ■-


--◆ドルが全面安
--◆ゼロ金利、円とドルの違い
--◆為替と株式


【今後のポイント】


◇付録


[kabu104.com]-――――――――――――――――――――――――――――



--◆ドルが全面安
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 先日、アメリカ中央銀行は、その国の最重要政策金利であるfederalfundの金利をほぼゼロとする発表を行なった。報道によれば、アメリカ史で前例の無い事だという。


 この政策により、アメリカ国内の優良銀行が中央銀行から借りることが出来る金利がほぼゼロとなり、またその銀行から借りる他の金融機関も金利がほぼゼロとなる。
 この事から預金金利はゼロに近づき、お金を貸す場合も非常に低利となる。日本人であれば身近であろう。ゼロ金利の始まりである。
更にその上、アメリカ中央銀行は銀行はおろか各企業が保有する国債など様々な資産の買い取りも表明し、ドルを市場へジャブジャブ与えることも約束している。
つまり「量的緩和」政策である。


 アメリカを取り巻く各国だが、イギリス、スイス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、EUなど、様々な国の政策金利が下げている。しかも大幅な下げだ。
 上昇させている間は0.25~0.5ポイントの上昇幅だったが、0.75ポイント、1ポイントなどその下落幅は大きく、世界中で金利低下を進めている。それほど世界中での景気低迷の度合いが強いことを示して余りある。


 カナダドル、香港ドルなど一部を除き、アメリカドルは全通貨に対して下落。円ドルについても90円を割って一時87円台と、10数年ぶりともなる円高が進んでしまう。「アメリカ経済の先行きは悲観的=ドルの手放し」が進み、世界の基軸通貨としての地位を確実に落とし始めている。
世界では金市場へ投資資金が逃避している。金は利子を生まないが、確実に需要があると見込まれる点、従来から新興国も先進国も、金は普遍的価値があるとの意味において共通である点では、金買いは驚くことではない。


 アメリカ国債市場では、企業の先行きを悲観した投資家が株式市場から引き上げ先として投資資金の逃げ場となっており、3ヶ月もの市場では一時ゼロ金利となる様相まで呈している。
FRB(アメリカ中央銀行に相当)はそれほど経済の下降速度が強いとの認識で居るのだと、投資家は重く受け止めるべきだろう。



--◆ゼロ金利、円とドルの違い
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 さて、日本円は、ゼロ金利と量的緩和という2つの政策を実施した中央銀行を擁している。日本銀行だ。
当時の日本円は景気の底辺あたりでウロウロしており、最悪な状況だった。そんな円を超低金利で調達、高金利へ投資を行うという「キャリートレード」が横行した。


 低利で商品を調達してそれを質屋に入れる。質屋から借りた資産を更に別の質屋に入れる。そうやって資産を元手の何倍にも含まらせる手法は、20数年前からアメリカやイギリスでは存在していた。
例えば低利で円を借り、日本国債(当時の格付け=シングルA、あるいはダブルA=投資適格)を購入して、それを担保に違う国のファンドを担保の数倍の規模で購入する。


 この手法が一般的に明るみとなったのは、ここ2~3年ではないだろうか。外為法の改正により個人が外貨を自由に保有できるようになったこと、市場が整備されて個人が参加しやすくなったこと、競争が進んで手数料が下がった事、などが挙げられる。


 アメリカドルは、この歴史を繰り返すだろうか。結論から言うと「ノー」だ。


 何故なら投資先が無い。円がゼロ金利だった時代は、世界では景気の上昇過程だった。BRICs始め、投資先は豊富にあった。EUもイギリスでもニュージーランドでもオーストラリアでも中国でも、身近な国の金利は、日本と比べて非常に高かった。
だが、金利を当てにしない投資は別である。つまり値上がり益だけを追及する場合はキャリートレードを利用して投資するのも考えられる。何せ元手は金利がゼロだ。
しかし、トレードに回すお金を持つところはほぼ壊滅。年金やファンドも資金の引き上げ方法に苦心しているはずだ。
どの国の株式市場も大幅な後退を余儀なくされ、時価総額が東京市場に肉薄していた上海市場では、大崩となってしまった。あれほどの投資資金が大量に抜け出てしまったためである。


 だが、アメリカのゼロ金利政策がいつまで続くのか、不気味だ。日本円は長い間金利がかなり低かったため、行き過ぎた流動性の供給が世界経済へお金を流れ込ませることとなった(推測)。しかも日本円だけではなくアメリカドルもゼロ金利を始めるのである。過剰な流動性では済まされないほどの流動性が市場に与えられるだろう。
スイスやイギリス、EU、カナダなどと特別に協定を結んで、ドルの貸し出しをお願いしているにもかかわらず、今度は自国内の各企業の保有する資産も買い取り、ドルを供給するというナリフリ構わないこの態度は過剰なのではないか?一体FRBはどうしてしまったのか?


 ロンドンでの取引であるライボー(LIBOR=ロンドン銀行間取引=世界中で注目される取引市場)では、まだFRBの満足する金利まで低下していないようだ。つまり、アメリカドルが欲しい人が多く存在し、ドルを貸す側が少ないために金利が下がらない。
以前から比べれば随分低下しているが、このLIBORの金利が、今後のドル政策を左右する一つの目安とみてよいだろう。



--◆為替と株式
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 さて、アメリカのゼロ金利政策という異常事態に直面しているが、それを踏まえて株や債権に対して、どう投資するのかを考えなければいけない。


 ゼロ金利であるということは、それほど経済がヨレヨレで頼りないと考えてよい。
今は外国人が冬休み。為替もアメリカ市場もさほど動かないのはそのせいで、決して行く先を楽観視しているためではない。


 ゼロ金利がいつまで続くのか予想は出来ないが、アメリカ景気がまだ下がり続ける事を考えれば


1.アメリカ向け輸出が減る(アメリカでは物が売れない。ドル安、自国通貨高になるので物が売れない)。
2.アメリカ向け輸出が減るため、中国等の新興国は景気を減速させる。
3.域内経済が強かったEUでは、アメリカ市場で失った金融機関の投資資金の穴埋めが難しく、金融機関は合併等で乗り越えようとする。融資基準も厳しく行ない、財務体質を強化する。
4.各企業はリスクを取った投資は行なわず、設備への投資も凍結。従業員の整理を行なうようになる。
5.収入不安を迎える従業員は財布の紐を締め、モノを買わなくなる。
6.企業は、輸出減、販売減により収益逼迫に直面する。


 どこかで聞いた話ではないだろうか。そう、デフレの進行懸念だ。収入が減るのに物価も安くなる。いつぞやの状況に逆戻りの可能性がある。


 金利が下がる。つまり株式市場は敬遠される。
 金利が下がる。つまり債券高となり、債券市場にお金が流れ込む。


 景気悪化が進む場合、中央銀行は中心金利である政策金利を下げる。預金利率も借金利率も徐々に下がる。お金を金融機関に預けずに、借金をしやすくしてお金の廻りに弾みをつけたい考え。


 今後クリスマス商戦の様子などがアメリカから聞こえてくると思われる。その芳しくない商戦をみながら日本株式市場は下げ続けるのではないだろうか。
8000円を割っても不思議ではない。


 円ドルの関係では、さほど動かないのではないかと見ている。90円を割ったが、強い抵抗にあって90円台に押し戻されている。逆に言えば、90円割れが長く続くようだとドル売り円買いに対する抵抗勢力が消えたと考えてよいのではないだろうか。
市場では90円を割ったことに対するショックは大きいようで、80円台になってもどこまで円高が進むのか予想が付かないようだ。
円はいつまでも100円まで戻さないところを見ると、ドルの先安感は相当根強いとみるべきではないか。


 アメリカのお家芸である自動車産業が大揺れに揺れている。もしあそこで、法的整理に当ててしまったら、アメリカ経済は腰砕けもいいところだろう。
確かに従業員への給料が高いのかもしれない、福利厚生に行き過ぎがあったのかもしれない。
それを是正する良い機会ではあるが、日本と違い、権利の主張が激しいお国柄である。長年の慣習を改めるのことはむつかしいのではないだろうか。


 アメリカドルはゼロ金利政策と量的緩和政策に出た。これ以上アメリカ景気が下げてしまった場合、他に手立てがあるのだろうか。その手立てを見ることが出来るだろう2009年は、非常に厳しい年となるだろう。


 この歴史的瞬間を生きる私たちは、生き証人だ。



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■今後のポイント


 色々な人が色々な事を主張する金融業界ですが、皮肉もあれば的外れもあり、様々な情報が、かなり錯綜しています。


 勉強をするにはもってこいの環境だと思いますが、生活が掛かっている方には洒落にならない状況だと思います。


特に金融業界に席を置いている方は大変だと思います。
生命保険業界では、米AIGさんの法的整理によるマイナス影響。
都銀や地銀では、株式市場の下落による投信の大幅な評価減とマイナスの確定によるお客様の苦情。
証券業界でも株式市場の大幅な下落は、営業成績の上げられない状況だと思います。
不動産業界でもマンションの投げ売りや、建設業者の破綻、買い手の付かない土地、住宅ローンの厳密化など、厳しい状況だと思います。


 この状況は、来年は更に厳しくなると思います。
あのトヨタがまさかの営業赤字予測、日産なども派遣をすべて解雇するなど、その対応はまさに急です。急激にアメリカ経済がしぼんでいく様子が伺えます。


 早く、アメリカ経済には立ち直ってもらいたいと強く願います。


 
◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆

付 録


1.


 長い間、お休みをいただきました。


 個人的にはこの数ヶ月、色々とネタを書き集めては消して、かき集めては消して、の繰り返しでした。


 短期間にあれよあれよと状況が変わり、為替の大幅な変動、株式市場の大幅な下落、政策金利の急低下。どの話から手を付ければよいのか散々迷い、迷った挙句に発行を見送ってしまいました。


 先日の日経には「個人が株を買い越し」とありました。皆さんも株を買いましたか?


 私も目をつけている銘柄が凄い安くなっていたので、非常びっくりしています。まさに「ノドから手が出るほど買いたい」状況ですが、まだ買わずに居ます。


 恐らく来年2~3月頃に買場が来るのかな、と見ています。もしくは、3月決算が出る4~5月頃でしょうか。


 その頃には各企業が、先行きを予想するはずです。1ドル90円として利益予想を計算している、といった感じです。その内容次第で決断したいと思います。


 私が見た日経では「配当の割に株価が安いから」といったくだりがあったと思いましたが、良い決算を示す企業が一体どれほどあるのか、と日経を読みながら思いました。良い決算を示せない企業が配当なんか出せるはずが無い。


 PERや配当利回りなどの数値に惑わされずに、皆さんも慎重にどうぞ!


2.


*果たして今週の藍(あい)は! 9月28日生まれ 7歳2ヶ月


 「あやとびが飛べない」


 私は体育会系ではないので、運動は苦手です(きっぱり)。ですので、サッカーやキャッチボールを子供とやる、という、よく聞く「大人の夢」はありません。


 私が教えられないものの1つに、縄跳びがあります。


 私は縄跳びで苦労した覚えはありません。二重飛び、後ろ二重飛びだって、当時は出来ました。二重あやとびは出来なかったかな・・。ですが、どう飛べば良いのか、本能で飛んでいた私には、藍に教えられるようなイメージが沸きません。


 藍は私に「なわとび練習帖」なるものを見せ、あやとびをやるので数えてて欲しい、というのです。


 練習帖には1回、5回、10回飛べたら丸をするように書かれています。


 ところが風が強かったため、髪の毛をまとめるピンが外れるため、ズボンがすぐ落ちてきてしまうため、上着がゴワゴワして邪魔だったため・・・つまり10回は飛べなかったのです。


 藍はその場にしゃがんで泣きました。お腹が痛くて飛べない、と。


 そんな甘ったれた藍を見て私は回りもはばからず怒鳴りました。甘えるな。飛べるまで帰らないぞ。泣いて飛べるんだったら、いつまでも泣け。


 藍は泣きながら挑戦しました。風が強かろうが、髪の毛が乱れようが、ズボンが落ちようが、上着が邪魔だろうが、何度でも練習させました。


 約40分ほど練習したでしょうか。日が落ちて、寒風に私も耐え切れず。藍には「5回飛べたら今日はもう良い」と、許しました。


 その帰りにスーパーで藍の欲しがったキャンディとガムを買って帰宅しました。


 藍は約束しました。私が居なくても毎日練習する、と。
(平日は毎日22時~23時ごろ退社するので付き合えない)


 藍が甘ったれるのは私のせいだ、と家内は言います。私はそういう自覚は無かったのですが、自分を客観視するのは難しいもの。やり過ぎなのかやり足りないのか、教育もむつかしいですよね・・。



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皆さんこんばんわ!

市況と違ってゆる~くお送りするこのコーナー!


今日も懲りずにTips(小技)だ~ (^^;


F12 「名前を付けて保存」 これは便利~。ExcelやWord、何でもこれでok!


Ctrl+F4 「開いてるブックだけ閉じる」

Alt+F4 「Excel全部閉じる」


Alt+F4は、デスクトップを表示しているときに行なうと、Windowsが終了できます~


さて、Excelの場合、1つの大きいブックを大計算させてると、

もう1つのブックの動きは止まってしまいますね。

もしくは1つのブックで強制終了させるようなエラーが出ると、

もう1つのブックも保存出来ずに終了してしまいますよね。


そういうときは!あらかじめExcelは別に起動させましょう~。

つまり、スタートボタンからExcelをもう1個起動させればいいんです。

新しく開いたExcelでブックを開けばいいんです。

これは別プロセスで開くので、もう1個のExcelとは別世界で起動するんです~。

計算中でもエラーが起きても、もう1つのExcelは知らん顔なんです~。


え。裏技でもなんでもない?(^^;

ん~、Excel馬鹿の私でも、そろそろ中級はネタ切れかな?(^^;



最後におまけに、IE7のショートカットだ!(初級かな)


CTRL+TAB 「タブの切り替え(SHIFT押しながらだと逆順)」

CTRL+W 「タブを閉じる (実はCTRL+F4でも同じ)」

CTRL+(リンク) 「リンク先を新規タブで開く」

CTRL+マウスの中グリ 「文字の大きさを調整する」

ALT+F4 「IEを全部閉じる」


中グリってホイールの事ね (^^;


これだけ出来れば上等です。

でもアクロバットリーダーとかをIEで開いてると、このキーは使えないんだ。


タブ系のブラウザ共通のショートカットです。operaとか、firefoxとかでもいける!

でもどっちも重いよね (^^;


さてさて~

次は何にしようかね~(^^;


お楽しみに~



…………………………………………


果たして今週の市況は!
第504号 2008年10月12日


…………………………………………


【G7が事態を乗り切れていないことを自白】
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―◆INDEX◆―――――――――――――――――――――――――――


-■ 今日の論点 ■-
--◆銀行をつぶさない強い決意。IMFを最大限利用


【今後のポイント】


◇付録


[kabu104.com]-――――――――――――――――――――――――――――


--◆銀行をつぶさない強い決意。IMFを最大限利用
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 今回、ワシントンで今年最後の定例G7が開かれた。


 今年は年度が明けてすぐに起きたリーマンブラザーズの破綻。その影響によるAIGの経営不安と公的支援。サブプライムローン問題の火消しを誤ったがゆえに支払う代償は今後も続くことを、G7はその声明で明かしている。


 この声明は今後の世界各国の強い決意表明となっている。この決意表明が与える世界各国の株式市場、為替市場、債券市場への影響は計り知れないだろう。今回の声明を見てみたいと思う。(原文は財務省のページにあります)


 私が重要だと感じだ点は、


信用市場および短期金融市場を回復し銀行等が活動しやすい環境を作ること、
そのためには金融機関を公的資金や民間資金の投入で資本を増強できるよう整えていくこと、
資産の正確な評価、透明性の高い開示、質の高い国際会計基準の実施、


 以上3点といえるだろう。


 最初の「信用市場および短期金融市場を回復し」とあるが、これはリーマンが倒産した結果起きた現象だといえまいか。


 同社が保有や運用や起債した商品や債券は多く、それらの評価が市場で激減、それを保有する金融機関は大きな評価減を余儀なくされるだろう。


 また、短期金融市場(CP=コマーシャルペーパー=企業の短期資金を調達する方法=商品)は大混乱を迎えており、リーマンが破綻した結果、ついにはFRB(アメリカ中央銀行)が買い取る等を行なって安定させる旨の発表まで飛び出す始末。短期金融市場の混乱で様々な業界の資金調達に支障をきたしていた。


 アメリカでは、公的資金で銀行等が保有する不良債権を買い取る決議をしても、幾らで買い取られるのか、買い取られても銀行が大きく損をして資本不足(体力不足)に陥るのではないか、とも報道している。


 幾らで買い取られるのか、という点については、今年の春のG7でも今回の会合でも明らかにしている通り、時価評価された金額ということになるだろう。それ以上高い値段で買ったときに、国民が納得するだろうか。前回法案が通らなかったように、国民は無駄な税金の投入には敏感である。


 そのための厳しい会計基準の実施であり、透明性の高い開示であり、商品の正確な評価を行なう、という声明である。


 資本不足に陥った場合はどうするのか。公的資金の導入について、今回の声明で明らかにされた。これで資本不足に陥る金融機関は、一時国有化等の手段でリーマンのように突然破綻する恐れが無くなるだろう。


 さて、問題はアメリカを超えて、欧州に幅広く影響を与えている。


 様々な国で銀行への公的資金の投入や、銀行の一時国有化、株式市場の停止、預金者保護の上限を取り払うなど、様々な手法で動揺を押さえ込む様子が伺える。これは各国で対応しているが、EUではこれを暗に批判し、欧州で統一した救済を行なったほうが望ましい、としている。


 以前このマガジンでドイツやイタリア、イギリスやスイスなどと書いたが、それどころではなかった。アイスランドに至ってはロシア中央銀行から支援を受けるほどの狼狽振りだ。


 また先日は、FRBやECB(欧州中央銀行)、スイス国立銀行(中央銀行)、カナダ銀行(中央銀行)、イングランド銀行(中央銀行)、スウェーデン中央銀行が共同で、国の重要な政策金利を0.5%引き下げる、という報道も出てきた。


 これを私は聞いたとき、さしてインパクトを感じずに「どういう意図でそのような共同声明を発表したのか」理解できなかった。


 時間が経って振り返ってみると、


1.国際的な金融緊張の緩和を狙って金利を下げた
2.石油や資源などの市場では大きな下落が続き、インフレ(商品価格が上がり続けること)懸念が大幅に後退した


 などとする意図があることがわかった。


 だがこの私の感触は、為替プレーヤーや株式市場でも同様に消化難だったようで、市場に大きなプラス効果を生まなかった。かえってそれだけ深刻な事態なのだ、という自覚を生んだとも言われる。


 かくして為替市場では一時円ドルが98円台を付け、ダウ平均株価は一時、8000ドル割れ。日経平均も8200円台まで下げ、バブル崩壊後の最安値7607円まで進むのではないか、とまで言われている。


 今回のG7の決定が与える影響は、長いスパンでみれば大きい影響力だとは言えると思うが、目先のところ買いなのか売りなのか、すぐに判断が付かないのではないだろうか。


 私の元にも、FX業者2社から注意喚起が来た。今回のG7表明が為替市場に与える影響は大きく、振幅の激しい展開になるだろう、と。


 ますます商品の毀損が進んで、アメリカ株式市場が売られ進むだろう、と読めるのか。アメリカ経済の下落を嫌気してドルが売られ進むと読めるのか。欧州での政策金利下げを嫌気して、ユーロが売られ進むと読めるのか。果たして私には目先の判断はつかない。


 だが、アメリカ景気の下落はこの先もまだ進む。金融機関が保有する不良債権はまだ、時価評価されていないからだ。この評価が出来ない限り、公的資金の投入も、金融機関に対する不安も、払拭されない。


 この評価が進めば、住宅市場の下落とともに怯える懸念もやや和らぐだろう。バブル崩壊後の日本のように、しばらくは傷が癒えない状況が続くだろうと思われる。


 アメリカ株式市場の下落は、ドルの下落も進むと思われる。欧州での金融機に対する評価もこれから続々問題が出てくるだろう。EUとしての組織力の見せ所といえる。ユーロも売られ進むのではないだろうか。イギリスポンドも売られ進んでしまうだろう。


 どの国も政策金利を引き下げ、低金利政策の時代が幕を開ける。


 そうなると、低金利で我慢が出来ないバイヤーは何に投資をするのだろうか。高利回りを求めるには、どうすれば良いのだろうか。


 明快な答えは無いが、恐らく有事の金、というのが1つの答えではないだろうか。株と為替と債券は関連性が高い。どれか1つに影響が及べば他の2つにも関連が及ぶ。投資対象として古くから広く認知されているが故だろう。投資信託が沢山設定されていることからも理解できる。


 不動産という答えも出てきそうだが、上場されたREITも初めて倒産を見せるなど、その動きに予断(決め付けて考えないこと)は許されない。また、消費が徐々に鈍る動きを見せている日本でも、賃貸料の取りはぐれなども懸念要素として大きくなりそうだ。


 原油も将来は景気の低迷で消費が活発化しないのではないか、と見られて、どんどん投資資金が抜け出ているようだ。産出国では1バレル100ドル以下では売れない、などと発言する官僚も居たようだが、全く状況は変わってきている。


 日本は驚くほど平穏といえる。大和生命やニューシティ・レジデンスの倒産、AIGの影響でAIGきらめきやアリコの売却など日本でも無縁ではない。だが、バブル崩壊後のような惨憺たる状況から見れば驚くほど平穏といえるだろう。


 投資性の高い生命保険、為替商品、債券商品は大きく値を下げ、毀損しているはずだ。皆さんも無関係ではないだろう。見直しの良い時期といえる。



[kabu104.com]-――――――――――――――――――――――――――――

■今後のポイント


 まだ、サブプライムローンの行き過ぎに対するゆがみの訂正は、リーマンの破綻やAIGの対応などでは終わらず、その行き先はまだ底が見えません。


 世界各国で協調して政策金利を引き下げて対応するなど、その横の連携は目を見張るほど素晴らしい動きですが、今後の対応については、新興国への対応を含めて、まだ波乱含みといえます。


 アメリカ1国の問題では収まらず、世界的な混乱を招いたいま、一体何に投資をすればよいのでしょう。


 アメリカ国民の多くが投資している401k(確定拠出年金)。アメリカ株式市場の急落で、一体どれだけの国民の年金が減ってしまったことでしょう。それほど、アメリカ国民は真剣に現状を心配しています。


 
◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆

付 録


1.


 日本の首相は、今回のアメリカ等の公的資金注入について自信満々でやるべきだとするコメントをつけていますが、経済先進国アメリカが、日本バブル崩壊後のたどった軌跡を全く勉強していないかのような態度は如何かと思います。


 確かに日本はバブル崩壊後の施策を、小泉氏や竹中氏の先導で行なってきた施策を、胸を張っておかしくないと思いますが、経済規模が日本の2倍もあるアメリカ等に対してもう少し配慮があった発言でも良いのではないかなぁ、と恥ずかしい思いです。


2.


 今回大和生命さんが倒産しました。


 日本の生命保険業界には救済機構があって(契約者保護機構)、保険契約のおよそ9割を保証してくれます。ですが貯蓄性の高い生命保険商品の場合は、その保証を幾らか削減されてしまいます。


 大和生命さんの倒産原因は、投資性の高い金融商品で利益を上げて、その利益を充てて生命保険商品の値段を下げていたようなのです(詳しい内容は把握しておりません)。


 環境が激変して、金融商品の価格が大きく目減りしたために、お金の回りが行き詰ってしまったようです。決算書上も昨年から大きく悪くなっている傾向があったようでした。


 勿論倒産を誉めてはいけませんが、投資性の高い金融商品へ投資して、保険商品を安くしようとしたその姿勢は、企業努力だったと思うのです。


 保険商品の値段を決める要素に、事務経費もあります。事務経費を安くしようとしても、人間が行なうことには限界があると思うのです。


 ですが、今回の破綻。まだ大和さんは後継のスポンサーを見つけていないそうです。もともと大正生命さんの破綻を受け継いだ大和生命さん。アリコの契約者さんも心配している方が多いと思いますが、業界の再編は必須となりそうですね。


3.


*果たして今週の藍(あい)は! 9月28日生まれ 7歳0ヶ月


 「幼児特有の甘え」


 色々とまだ育児書を読み込まなければいけない、と思うのですが、どうも藍は、怒らない相手と見るや否や、甘えて「もうやらない」「もう出来ない」と泣き出してしまうのです。完璧に出来ないと、納得しないのです。


 ピアノの先生に対してもその姿勢が継続し、とうとう、授業中も私が見張りに付くことに。つまり先生が授業中に注意や指摘をすると泣き出し、その泣き出したときに私が藍を抑制させる役を。


 恐らく家内では駄目だと思います。ただ叱り付けるだけです。


 藍はかなりの負けん気が強い、完璧症のある子です。義母にその話をしたところ、そばにいた義母の妹さんが「あぁそれは親子譲りだね」と。


 家内も負けん気の強い完璧症持ちで、つまり藍にも伝染してしまった、と。


 この負けん気、この完璧症。一体どう立ち向かって矯正すれば良いのですか!
 私もかなり我慢強い方なんですが・・・・・・。



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果たして今週の市況は!
第503号 2008年 9月28日


…………………………………………


【米FRBが将来像を示す】
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―◆INDEX◆―――――――――――――――――――――――――――


-■ 今日の論点 ■-
--◆海外経済の減速と日本経済の未来像


【今後のポイント】


◇付録


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--◆海外経済の減速と日本経済の未来像
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 先日アメリカの中央銀行に相当するFRBの議長が、こんな発言をした。「アメリカは今後、潜在成長率(すべての設備と働ける人の労働力)を大幅に下回る成長率となるだろう」(趣旨)。


 つまり、この先アメリカ経済は大幅に減速するだろう、としているのだ。


 世界経済第1位の国の経済の監視を続けている組織の長の発言だ。これを否定するには相当の根拠が必要だろう。差異はあってもハズレは無いだろうと考える。つまり信用に値する発言と見てよい。


 これを元に様々なシミュレーションを描かなければいけない。つまり、アメリカ経済が減速すれば


(1)世界中でアメリカ向け輸出が減る

(2)これまで伝統的な投資対象(株や債券)が好調であれば原油市場は縮小してきたが、原油市場の高騰がぶり返す恐れがある。

(3)中国やロシアなどでも、独自に成長路線を描けるほどの力強さは疑問。

(4)域内経済の盛んなEUでさえ、ドイツやイタリアの失速に足を引っ張られる。

(5)アメリカ経済の減速はドル安を招く可能性が高い

(6)イギリスやスイスの経済は予想以上に減速が早い見込み

(7)外国人投資家は海外投資を縮小させる見込み


 まだこれ以上にも影響があると思われるが、今回のアメリカ証券会社の破綻、アメリカ第1位の保険会社破綻といった事態にまで追い込まれた今回のサブプライムローン(借り手の信用度が低い人向けの住宅購入資金貸付)問題は佳境を迎える。


 さて、ここで面白い見解が見られている。面白いというと大変失礼な言い方かもしれないが、ここで紹介したい。


 日本銀行の副総裁は、日本の景気停滞は一時的なもので、長くは続かないだろう。その根拠に設備過剰や雇用過剰、債務過剰という状態ではないこと、金融の世界は他国と比べて比較的平穏であること、金利は実質はゼロ以下であること、を述べている(趣旨)。


 私はこの観点に疑問を呈したい。


 経済が現在どういう状態なのかを点検するときに、何に着目しなければいけないのかという点について、日本銀行の会議では散々話し合われている形跡がある。


 国内総生産指数(GDP)、雇用情勢、鉱工業生産指数、企業の社長による先行きの見解(業況判断指数)、物価指数(消費者、生産者)、マンション等販売戸数、貿易収支、M2+CD(現在はM3=市中の通貨流通量)などなど、これ以外にも様々な景気動向を勘案して、景気が上向きなのか、下がる傾向を示していないか、異常な数値を示す統計は出ていないか、政策変更で将来像が変わってきたのではないか、等を毎回確認している。


 これに加えて海外市場の動向がどうなっているのか、どうなっていくのか、を勘案しなければいけない。鎖国をしている訳でもないのに海外の経済事情を抜きに、日本の経済事情を予測できるはずが無い。


 今回副総裁は、バブル崩壊後のアダとされてきた3つの過剰(設備、雇用、債務)と国内の金融事情の平穏、実質的なゼロ金利の3点を根拠としているが、その3点が原因として経済が上昇を始めるのだろうか。


 日本は永らく構造的に、海外への輸出で経済が回ってきた国である。資源が無いので仕方が無いとの意見も聞こえるが、国内の需要(内需)を満たす手法も模索されたが、従来のバラマキ(要らないダムを作る、道を作る等)では、限界があることを日本は理解した。


 だが海外輸出が好調なときでも、日本経済は停滞を続けた。この原因についてはまだ誰も明快な答えを出していないと思われる。


 株式市場が停滞していたのも、日本経済が停滞を続けていた遠因となっているとも言えるのではないか。外国人による日本投資が途絶えてしまい、お金が入ってこない。日本国民は利率の高い国の商品へ投資してしまい、どんどんお金が国外へ出て行ってしまう。


 つまりお金の回り方の変化が明らかに生じていて、それを把握できる適切な指数が無いのではないか、と勘ぐっている。


 それはともかく、海外経済の停滞・減速が招く将来像には、日本景気の停滞より良い状態は想像できない。日本だけが独自に景気を回復する、というのは考えにくい。根拠薄弱としか言えない。


 思い切った政策、例えば介護保険料は向こう3年間は徴収しない、退職した60才代の層が働いても所得税を徴収しない、など誰も考えないような思い切ったアイディアが出てくればビックサプライズとなって株式市場や円を上昇させるだろう。



 麻生新内閣は、早々に大臣を罷免した。余り良くない兆候である。


 個人的には麻生氏の孤軍奮闘振りは評価したいが、回りが付いて来ていない感が強い。マスコミの報道どおり、解散・選挙までの暫定なのか、という残念感が付きまとう。



 今はアメリカで大事な法案が通るかどうかで市場は混乱している。恐らく通過するのではないかと見ているが、通過しても、今回のサブプライムローン問題に出口を提供する、という事であって、アメリカ経済の減速をすぐに止めることは出来ないと考えている。


 今後も年末から年度末に掛けて、景気の減速感が強まるだろう。



 株式市場等の投資先が不安定、もしくは低調になると、投資先を失った投資家は再び原油市場に戻るのではないか、と見ている。もしくは資源市場かもしれないし、穀物市場かもしれない。


 現在は円はハイリスク通貨として見られており、円を使った投資を回収(円買い)する動きを見せている。また、違う見方として、金融市場が混乱していない通貨として買われている、との指摘もあった。


 どちらにせよ、日本経済を好感して買われている訳ではないことは確かなようだ。海外経済が落ち込むであろう場合は、アメリカドルを嫌気して円/ドルが買われ進む可能性が強いのではないか、と見ている。



[kabu104.com]-――――――――――――――――――――――――――――

■今後のポイント



今回はリーマンブラザーズの破綻、AIGの救済など、前代未聞の状態を招いています。



更に証券会社の上位2社が、銀行として持ち株会社化するのをFRBが認めた、とする報道もありました。2社は銀行としてFRB(中央銀行)の管轄下に置く、という事なのではないかと報道されています。


以前も書きましたが、国をまたぐお金のやり取りがある場合に、銀行が倒産してお金の流れが止まってしまうと混乱が国をまたいでしまう事から、銀行が国際業務を行なうためには、ある程度守らなければいけない規定があります。それを今後は踏まえて営業を行なわなければいけない事となります。


証券会社はハイリターン商売を行なうことが出来た反面、ハイリスクを伴います。FRBは大手は今後そういうハイリスク取引を許さない、という事なのかもしれません。


アメリカのこの動きは、海外にもいずれ飛び火すると思います。アジアや欧州のリーマンの跡を継ぐ日本第1位の野村証券ですが、果たしてどのように展開するのか、見ものです。


 
◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆

付 録


1.


こんばんわ!


今日は藍の誕生日でした。ホテルで七五三の写真を取りました。もう凄い疲れました。


いつもこのマガジンの配信には2~4時間掛かって書いているので、今日はもう配信やめたいんだけどなっ、という誘惑が散々まかり通りましたが、先週は配信できず、皆さんのご期待に添えなかった事もありましたので、何とかお送りいたします。


詳しくは下記をどうぞ!



2.


*果たして今週の藍(あい)は! 9月28日生まれ 7歳0ヶ月


 「誕生日7才」


 今日は藍の誕生日でした。


 7年前、やはり曇りがかった1日だったと記憶しています。


 7年前の日経を取っておいたと思ったのですが・・どこかにあると思いますが、アメリカの貿易センタービルに飛行機が突っ込んだとき(2001年9月11日)でしたので、紙面はロクな事は書かれていなかったと思います。


 家内はマル高(高齢出産)でしたので、私は妻子が無事だと聞いただけで満足し、男が生まれたのか女が生まれたのか、看護婦に聞き忘れていました。


 藍は逆子だったので帝王切開だったのですが、手術中に出血を恐れて麻酔を沢山行なって、術後に凄い気持ち悪かったのに、私はベッドの隣でのん気にサンドイッチを食べながら日経を見ていた、という嫌味もあり。


 ・・という話を3人でして、浦安市の舞浜にあるシェラトンホテルという所の一角にある写真スタジオで、七五三写真を撮って、シェラトンホテルの1階のレストランでランチバイキングを食べて、プリクラ撮って帰ってきました。


 まだ7歳。もう7歳。ですが7歳。


 大事な多感な時期です。私も仕事を頑張っていきます。


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果たして今週の市況は!
第502号 2008年 9月15日

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【金融に激震。世界中で大幅な反応を示す】
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―◆INDEX◆―――――――――――――――――――――――――――

-■ 今日の論点 ■-
--◆米欧連携。金融と財政で最後の一締めか。

【今後のポイント】

◇付録

[kabu104.com]-――――――――――――――――――――――――――――

--◆米欧連携。金融と財政で最後の一締めか。
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 さて、皆さんご存知かもしれないが、アメリカ証券業界4位のリーマンブラザーズが、アメリカ連邦破産法第11条の適用を申請した。


 負債の軽減や支払いの延期など、つまり資金繰りが何とも出来ないので、法で守ってもらう、というショッキングな事件だ。


 この場合、経営陣は従来のままらしい。らしい、というのは法律上は現経営陣の経営の継続が可能ということであって、詳細な事情はまだ把握できない。


 と、同時に、保険業界で世界第2位のAIGグループだが、これも短期資金の資金繰り難となり、FRB(アメリカの中央銀行)に400億ドルのつなぎ融資(目先の支払い原資を融資)して欲しい、と申請したとニューヨークタイムズが報じた。と、同時にAIGは数社に100億ドル(日本円でおよそ1兆円)規模の増資引き受けを持ちかけているようだ。


 アメリカの巨大企業が2社も今回のサブプライムローン問題で動き出した。春頃に発表となったFSA(金融安定化フォーラム11カ国の専門家集団)による今回の諸問題に対応する手立て、特にG7が定めた「100日以内に実行しなければいけない4つの事項」を実施した現れ、と言えると思う。(4点の詳細は4月12日号を見て頂きたい。)


 私はこの4点を実行すべし、関係各国は実行することを確約した、と発表されたとき、大きく暗たんたる気持ちとなった。特にアメリカやイギリスが良くこの内容を呑み込んだな、と疑心暗鬼だった。マスコミも切羽詰った報道は、さして見られなかった。


 特に金融商品を時価評価せよ、というくだりでは、いまだ進んでいる住宅ローン関連の証券化商品の値崩れによって更に悪化している資産を再評価させた結果、AIGのような巨大なコングロマリットでさえも繋ぎ資金を要する事態にまで追い詰められた。これは大変な驚きといってよい。


 為替市場では、ドルはほぼ全方位について売られ進み、円/ドルは急騰した。


 円は全方位について買われ進んでいる。ユーロ、ポンド、豪ドル、ニュージーランドドル(以下、NZドル)、果てはカナダドル、スイスフランに対しても円が買われている。やはり高金利であるユーロ、豪ドル、NZドルに対しての円高は急で、3円以上の開きがある。


 これは低金利通貨を売って高金利通貨を買うという手法で投資していた者の買い戻し、と見られる。アメリカ経済の先行きを悲観してドルを売る。また、非常に低金利であり、非常に多数の参加者が居る「円売り」というハイリスク通貨に対するポジションのクローズ=円買い。これらが同時進行で進んでおり、全方位的なドル売り、全方位的な円買い、という症状だ。


 上記の発表後、まずアメリカのFRBは声明を発表。いままでお金を貸すための担保に債券等を受け入れていたが、特定の条件を満たす株でも担保に出来る、といってきた。つまりなりふり構わずお金を借りてくれ、という姿勢だ。その声明のほかに、200億ドルの貸し出しを表明した。


 更に欧州の中央銀行では、市場の情勢に応じて、300億ユーロの貸し出しを開始。警戒感をあらわにしている。その上イギリス中央銀行では50億ポンドの貸し出しを表明。異例の措置、と声明を発表し、警戒感を表している。


 カナダも需要に応じて貸し出しに応じるとしており、今回の「リーマン・AIG事件」は世界的な金融市場の混乱を招いている。


 今回のアメリカ金融では混乱をきたし、銀行間貸し借り市場(インターバンク市場)では、お金の借り手が増加し金利が上昇。政策金利を2倍上回る水準まで切り上がっている。


 リーマンが保有する負債は、逆に言えばお金を返して貰うはずの金融機関側もお金を返してもらえないかもしれない、という状況になる。金融機関が恐れるのは、リーマン社が販売したものを保有するお客の換金であろう。リーマン社の商品が紙くずになるのではないか、そんな恐怖心が換金売りを急ぎ、銀行も手元資金を増やそうと躍起になっているのだろう。


 リーマン救済については、米国系金融機関と中国系金融機関が合同で行なうと聞いていたが、中国側ではアメリカ経済の混乱を懸念し、そういう中に進んでいく必要は無い、という空気が大きいようだ。投資銀行部門等の売却先はこれから選定するものと見られている。


 中国は以前から、国内の金融機関がアメリカの金融機関の増資に応じるのを懸念していたようだ。混乱が収まらないアメリカの金融機関の増資に応じ、万が一増資したアメリカの金融機関が赤字決算を続ければ、株主責任を負いかねない、それを嫌う空気が存在し、そういってはばからない政府高官も居たようだ。


 最後に1点、着眼したい点がある。中国の貸し出し金利の引き下げ報道だ。


 中国内部では、景気の減速が始まったと認識していることになる。金利を上げることで借金金利の上昇=貸し出しを抑制し続けてきたが、北京五輪を終え、世界経済の混乱もあり、景気の減速が意外に早いのではないか、と警戒している。


 中国経済については、アジアや日本からの物資を大量に受け入れている国になったが、その経済が落ち込み始めたとなると、ますます日本経済にはマイナスに働きかねない。


 欧州圏への食い込みが足りない日本勢としては、従来から食い込み合戦を繰り広げていた中国という巨大な経済圏において、今後の戦略の再検討を迫られるだろう。


 

 どちらにせよ、日本株式市場にプラスに働く材料は、海外には無い。


 国内も自民党総裁選、果ては衆議院議員選挙か、などとも言われ、空白期間を作り出している。全くのんきなものだと腹が立つ。世界中で繰り広げられている死闘を我関せずとして目先の話ばかりしている。自国の話ばかりしている。


 経済の建て直しも結構。消費税論議も大いに結構。構造改革も勿論結構。だが、どの話もすんなり私の胸に入ってこない。私が、私が、というサル山合戦のように見えてしまうのは、私の情報収集不足なのだろうか。「パンが無いならケーキを食べればいいのに」というベルサイユ宮殿での世間知らずな台詞と、大差無いのではないだろうか。


[kabu104.com]-――――――――――――――――――――――――――――

■今後のポイント


今回の経済混乱は、リーマンとAIGの2社で済むのかどうか、という不安を誰でも持つと思います。それをアメリカ政府やFRBが「もうない」とは言わないと思います。ずっと後になって「もう峠は越えたと思われる」などと感想を漏らすかもしれませんが。


私が素直に感じた点は、やはり年内にどうしても住宅ローン問題の山を越えたいのだな、という点です。それはやはり4月に発表されたG7表明に基づきます。もしそうであれば、今回の2社で済まず、またはアメリカに収まらず、イギリスやカナダ、スイス、ドイツ等でも懸念される報道が出るかもしれません。今回がきっかけとなって、世界中で政策金利を引き下げるのではないでしょうか。世界中での景気の腰砕けです。

アメリカの平均株価は節目をどんどん割っていきます。今回はアメリカ債券市場で大幅に買われ進んでいるようです。日本でも同じ現象が起きるでしょう。恐らく12000円割れは避けられません。問題は割れたあとに政府がどう動くのか、という点です。


こんな時に悠長に選挙を行なう時間はありません。経済の腰砕けが迫っているのに、新総裁(新閣僚)の指示の元、与野党が協力して事に当たれないのでしょうか。


12000円を割ったら大変です。実体経済への影響の進行度合いが早まります。昔と違って間接金融(銀行からの貸し借り)より直接金融(株式市場などを活用した資金繰り)の割合が大きいのです。


全く選挙とは何をのんきな・・・という気持ちが判りますでしょうか。


 
◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆◆―――◆

付 録


1.

こんばんわ!


いやはや、びっくりする解決方法で、しかもまだ投資銀行部分、資産運用部分など嫁ぎ先が決まっていないという段階での発表。リーマンブラザーズも一刻の猶予も無かったのでしょうね。


天下の巨大保険会社、AIGも「経営難」と評される事態に。本業以外の部分を売却などリストラを行なう模様で、こちらもびっくり。まさかそこまで傷んでいたなんて・・・という気持ちでいっぱいです。日本のマスコミはさほどAIGの件に触れていないようですが、AIGでさえ、です。まだどこかにマグマが居るような気がして・・心配です。

2.


本編では論調が変わってしまうことを恐れて触れませんでしたが、「円ドルが急騰」と読んで、円が急騰なのか、ドルが急騰なのか、わかりますか?


この場合は円が急騰していることを指します。


ドル円が急騰、といわれれば、ドルが急騰しているんです。お分かりですか?

先に来た通貨が主語になります。


国内では円が主語になる事が殆どだと思いますが、海外の新聞等では自国通貨、もしくは米ドルが主語になって書かれますのでご注意。


3.

さてさて、競売の話の続きです。不動産の競売の結果がこの間の火曜日にありました。


私はその物件を調べていくうちに、その物件にスッカリ惚れ込んでいました。
物件そのものを調べるのは当然ですが、


最寄り駅の乗降者数はどれくらいなのか、
最近のその地域の落札傾向はどれくらいだったのか、
近所の駐車場事情、賃貸事情はどうか、
この物件は何故手放されるのか、相続税未払いか、法人税未払いか、
この付近で進行している政策は何か、
この地域の人口推移はどうか、
管理を任せられそうな不動産屋は、**か++だな。
付着した権利をどう剥がそうか・・・。


などなどその他諸々調べていました。


私はその地域の過去の落札傾向を参考に、また、その物件から上がってくる収益を計算し、出せるお金を逆算し、郵便で入札書を出しました。


その結果。落札価格は私のほぼ倍額でした。私は辛抱溜まらず地裁へ電話して落札価格を電話で聞いたとき「えぇーっっそんなにお金を出して、どれだけ掛かって回収するんだ?」と、思わず電話に出た人に詰め寄るところでした。


ふぅ、2回目の今回も落札できませんでした。


この結果が出るまでは、正直、仕事も一時、上の空。


後日、振り込んだ保証金を返しますね、というはがきが届いて、本当に駄目だったのね、とガッカリ。


でも、また次を探していきますよ!


OKANO Yoshimitsuさん、応援ありがとうございます!

4.

*果たして今週の藍(あい)は! 9月28日生まれ 6歳11ヶ月


 「1年生は忙しい。」


 藍が幼稚園から小学校へ上がって、はや5ヶ月。勉強の科目もハッキリして、絵を描くことは図工、本を読むことは国語、園では殆どやらない新しい科目・算数や生活を見直す科目・せいかつ、等、勉強が盛りだくさんです。


 徐々に彼女も生活に余裕がなくなってきたのか、ピアノに熱が入りません。


 ついこの間の練習でも、上手く弾けずに教室で泣き出す始末。藍はその時に先生に「だってもうYAMAHAなんて辞めなさいって言われたもん」と愚痴をこぼしたようで、先生は迎えに行った私に対して青い顔で「藍ちゃんにもう行かなくていいって言ったんですか?」と蚊の泣くような声で聞いてきました。


 それこそ私も青い顔で「そんな事を言うはずはありません!」と強く否定しました。「そうですか・・それじゃ藍ちゃんがそう思い込んでいるだけなんですね・・」と、それで解決したかに見えましたが・・・。


 思い悩んだのか、先生は家にまで電話をしてきました。電話を取った藍に「お母さん居るかな?」と藍は言われたそうで、すぐ家内が電話に出ました。


 家内曰く、練習もしないのに弾けないなんて泣いているんですよ、辞めなさいって言いたくなりますよ、と。私に言わせればその辺が売り言葉に買い言葉、というのか、短気というのか。「先生も「藍ちゃんはよく出来るのにここで辞めたら勿体無いと思いますよ」って言われた」と家内がぼやいていました。


 先生は無事、家内を説得し、引き続きYAMAHAを通うことに。


 藍も大変ですよね。


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 欧州やイギリス、アメリカなどの政策金利については、どこも据え置きとしている。


 これは原油の高騰などで企業の活動コストが増加、モノやサービスの販売価格が上昇している。いわゆるインフレ懸念であるが、このインフレ懸念を解消するためには、政策金利を上げて、借金金利や預金金利の上昇を待ち、企業の販売活動の沈静化を狙う。


 片や一方で、原油高などで消費に対して敏感になりつつある消費者は、株式市場や債券市場、為替市場での混乱で収入不安を増大させ、消費を抑制している。アメリカでは年金を401k(確定拠出年金)で運用する人が多く、株式市場の低迷に敏感だ。日本国内でも個人投資家は、急激に変動する為替市場に対応できず、損切りを余儀なくされている。そのような場合、政策金利を下げ、預金利率や借金利率を下げて、消費を促す。経済の活性化を目指したいところだ。


 ところが、現在は上記の現象が同時に起きている。企業の販売価格は増加しているが、消費が落ち込んできている。販売価格の低下と、消費の活性化。この状況を同時に叶えるには、政策金利の調整は困難を極める。


 金利高で有名なニュージーランド。オーストラリアの脇にある国だが、とうとう政策金利を下降させるスタンスで望む、という機関投資家の見方が増えており、円との関係では非常に急激に円高が進んでいる。


 同じくオーストラリアドルも、原油高や資源高の影響でオーストラリア国内でこれ以上政策金利を上げると、経済活動が萎縮しすぎてしまう、との懸念が台頭し、同じく売りを浴びて円高が進んでいる。


 外国人が設定した、低金利通貨のアメリカドルやスイスフラン、日本円で設定している投資信託が慌てて、売った円を買い戻している、との観測が多々、見られる。


 だが今回の円買いは、まだ円を売りポジションにしている者の一部、と見られており、今後も円高が継続するのではないか、との見方が増えているようだ。


 米ドルも買われ続けているようで、円ドルの関係は緩やかなもののようだ。だが、ユーロに対しては米ドルも日本円も急激に上昇を示し、ユーロは大幅に後退している。


 イギリス経済も政策金利を維持としたが、中央銀行が望む経済状況からは程遠い模様で、しかし英国内の住宅ローン問題が沈静化するまでに時間が掛かる様子もあり、行き過ぎる経済状況と住宅ローンによる景気減速を見定めているようだ。



 今回、政策金利を維持としたEU中央銀行総裁は、インフレの進行よりも、景気の減速に対して非常に心配している(趣旨)といった発言があった。



 この発言が、今後のEU政策金利は下降をたどると見られて、高金利を当て込んだものの売りを浴びているようだ。


 今回、アメリカの失業者の申請者数が、市場の予想を超える大幅に悪い数値が出たとあって、アメリカ株式市場が大幅に安く引けてしまった。


 これが、日本を含むアジア各国、欧州に飛び火しており、米欧発の世界同時不況も恐れられている。



 時も折り、アメリカ大統領選が本格化しだす時である。年末に向かって両候補のリップサービスがどれほど出てくるのか、コミットメントがどこまで出来るのか。それによってアメリカの経済政策が、世界経済への影響力を変えてくるだろう。


 さて、また総理大臣が電撃退陣を発表した。


 そのニュースを見たとき、またなのか、とガックリした。


 世界経済第2位の国の総理大臣が突然辞任。しかも2代続けて。しかも1年も務められずに。客観的に見てこのような政治不安を感じる国に一体誰が投資をするのだろうか。


 話が変わるがロシアも同じである。グルジア紛争で撤退せず、世界中から不信を買っている。私は世界的な政治には詳しくないが、現大統領になってからロシアは外交路線を変更したのだろうか。突然に見える強気な態度や軍事行動が、ロシアの株式市場、為替市場、債券市場を大幅に下落させている。


 次元は変われど、日本も諸外国から見れば突然政変の起こる国。投資したくても、急激な環境の変化からくる日本円の為替変動、株式市場変動は、投資家の嫌うところとなる。高度成長している間であるならともかく、日本経済は、停滞したままだ。ますます日本へ投資する理由が判らない。


 現政権の支持率は、着任以来、低下したままだったそうだ。参議院で与野党の数が逆転するという事態が、政界の混迷を深めた。民主党を推したのは他の誰でもない、国民だ。今回の政界の混迷の一因として自覚があっても良いのではないだろうか。


 野党も勢いに乗じて衆議院でも選挙を行なっていれば、政権を取れたかもしれない。だが過去にも野党が政権を担ったとき、経験者の不足から十分な政策運営が出来なかった、多数党の寄り合いだったために連携の難しさで運営できなかった、等の批判もある。


 ともかく、日本政界の再編により、新たな局面を迎える。誰が首相になるかで今後の議論の風向きが変わる可能性が大いにある。


 それは今後の日本経済の行く末を変えるものであり、それが不満なのであれば、どしどし意見を言うべきである。討論すべきである。



 トヨタは改善の1つに「なぜを5回」という作業があるそうだ。


 何故事故が起きるのか、それは***だからだ。

 それでは何故***なのか、それは■■■だからだ。

 それでは何故■■■なのか、それは・・・


と5回質問を突き詰め、事の真相に迫るという。こういった真相究明を政治の世界でも繰り返す人が増えれば、日本も変わってくるのではないだろうか。


 そろそろ政治に対する関心が高まってきても良いのではないだろうか・・・。



[kabu104.com]-――――――――――――――――――――――――――――

■今後のポイント


 日本では債券市場が買い進まれています。米国の債券市場が活況であるからですが、それとは別に、株や債券以外に投資を許さない投資信託などの逃げ先が債券市場だと観測されています。


 日本株式市場はグングンと値を下げました。アメリカの銀行に対する不安感については払拭された、損益がどれ位になるのか読めてきた、といった根拠の薄い楽観論は殆ど無くなりました。


 随分と下げ、自立反発(下げ過ぎたがゆえの買い戻し行動)も出ると思いますが、限られてきます。アメリカ株式市場に左右される現状はまだ暫く変わらないでしょう。


 円高の進行が気になります。原油の輸入価格は下がりますが、一方でこれ以上進行したときに企業への打撃が気になります。


 このまま政治の世界での手配が遅れれば、日本経済は益々歯止めを掛けずに下落を開始してしまいます。苦しい時代の再開です。


 
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付 録


1.

こんばんわ!


何週もお休みしました。すみません・・・。


意外とお待ちの方が多く、勇気付けられると同時に、色々と思考がまとまらず、ヤキモキとしていました。


またしばらくはコンスタントに市況が送れるようになると思います(汗)。頑張ります!


2.

以前も書いたかもしれませんが、私は不動産の競売サイトをよくチェックしています。


地方によって出てくる物件数が少なかったり、田畑の物件数が多かったり、前にも見た物件が買われずにまた出てきたり。色々と特徴が見えてきます。



私はCFP試験6教科のうち、不動産試験を真っ先に合格しました。それほど私が不動産に魅せられたからなのですが、約1年の競売サイトチェックを経て、つい先日2回目の入札を行いました。


入札結果は今度の火曜日。楽しみですが、・・・もし落札していたら大変です。権利の付着している物件なので(なので安い)、その処理をするために現地へ行かないと・・。仕事どころではありません(笑)


3.

今は当たり年のようで、


1 昨年末に約240万円のプログラム開発、
2 今年4月の約600万円の事務処理、
3 さらに今週は約150万円のプログラム開発


の見積を受注できました!


以前も書きましたが私は営業マンではないので、受注について特段社長の心証は良くなっても、お給料に反映される節は見当たりません。


更に。超有名な外資系金融企業を担当していた現担当者が、担当を降りたいといってきている。齋藤くん出来ないかね、と社長が言ってきました。


その会社は米国に本社がある会社で、ついこの間も日本法人を作ったばかりの会社です。


例によってFP的には非常に興味のある企業なのですが、上記3つの受注の内、つい今週やっと1番目の業務の納品が終わったばかり。


普段私はデータ処理を行なっていて、異常データの抽出や正常データの出力・チェックなどを行なう、単なる事務屋です。あとは傷害保険の通信販売を行なっているので、その募集行為を行なっています。


どちらもボリュームは小さくないのですが、新しい外資系企業の担当に無理やりさせられそうなのです。業務が回転せずに事故を起こす心配が満杯です。


現担当者が無責任にも降りるとか言い出すからいけないんですが、事故を期に私も担当を降りたいんですが、と社長に言えば降ろしてもらえるかも知れません。



4.

*果たして今週の藍(あい)は! 9月28日生まれ 6歳10ヶ月


 「夏休みが終了。20日の運動会に向けて!」


 藍の友達の中には2期制の小学校があって、8月再収集から登校している子も居たようなのですが、藍は1日より登校し始めました。


 学校の友達に会うのが楽しみだったらしく、しかも先生に会いたい、という恵まれた子。良い環境で勉強をしているようです。


 ところが。


 今月の20日は運動会があるそうなんです。


 しかも家内は私に50m走に出て欲しい、もうエントリーした、などとメールで会社によこしてきました。


 別に走るのは全くやぶさかではないんですが、私は980円で買った靴と、革靴しかありません・・・。


 と考えているうちに今日、自宅で藍が「ママが50m走に出るんだって。パパは走るのが遅いから出なくていいんだって。」と。全く人騒がせな、全く自分勝手な人だ!


 藍は、体育の時間にタイムを計り、クラスで1番だったそうです。そこで、リレーの選手に選ばれた、といって大はしゃぎだったそうです。


 9月の運動会。台風が来ないと良いのですが・・・。



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