最近は若い医師も医局で株式投資の話をするようになった。
「先生は株やっていますか?どんな銘柄かったらよいですか?」と聞かれたので、正直に自分のバリュー株の見つけ方を教えた。
臨床、教育、研究以外で質問されたのは初めてだった。
重要な指標は次の5つ。
1. 低いPER(株価収益率):PERが12未満の銘柄は、株価がその企業の収益に対して比較的低く評価されていることを示す。これは、株価がその実質的な価値に比べて割安である可能性があることを意味する。
2. 低いPBR(株価純資産倍率):PBRが1未満の株は、市場価値が企業の純資産よりも低いことを示しており、これもまた、潜在的な割安感を示唆している。(PBR一倍問題があるので、この指標は入れるべき。)
3. 高いROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率):ROAが6%以上、ROEが12%以上の企業は、効率的に資産を活用し、株主に対して優れたリターンを提供していることを示している。
4. 高い配当利回り:配当利回りが4%以上であれば、投資家に対して安定した収入を提供する可能性がある。株主優待があるとなお良い。
5. 株主資本比率:40%以上の株主資本比率を持つ企業は、財務的に健全で、リスク耐性が高い。財務の健全性の確認に40%以上を用いる。
上記でバリュー株を見つけると良い。
ただし、現在は上記のような株はなかなか存在しないと思う。