悪質勧誘電話と人に勧められて商品を購入する愚かさ | 手帳~思い出~

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ついさっきのことであるが、家の電話が鳴った。

最近は家の電話にかかってくるのは勧誘電話(おもにマンション系)なのでめったに電話に出ることはないのだが、
最近よくこの手の電話が多いので久しぶりに電話に出てやることにした。
(普段は留守録になるまで放置で、この手の電話は留守録には残さないで留守録になるとすぐに切るのですぐわかる)
だいたいクリスマスの夜10時直前に電話をかけてくるとは失礼も甚だしいw
暇つぶしがてらに話を聞いてみる。


「もしもし○○の○○ですが、お住まいのことでお電話さし上げました」

早口で会社名と名前を名乗ったが、どうせ偽会社名と偽名が多いので、聞き返す気にもなれない。

そのあとは勧める商品のことも話さずこちらに質問攻めである。
「年齢は?」
「職業は?」
「賃貸ですか?家賃は?」


こういう個人情報を聞き出すことだけでも彼らには価値があるのである。
電話番号と個人情報のリストは高く売れる。

この手の電話にはきっぱりと
「お断りします」とだけ答え電話を切るのが正しい対応とされているが、
今日は暇つぶしに出てあげたので適当に嘘を答える。

また「お断りします」といって電話を切るとリダイヤルしてきて
「勝手に電話をきるなんて失礼じゃないですか!」
「あなたねーこういう対応していいと思ってるんですか。。。」

うんぬんと今度は威圧的に恫喝してくるのも彼らの手法なんでご注意を。

なんでわざと電話に出て
こいつは勧めても無駄リストに入るような受け答えをするのもまた一興。
無職・フリーターはこういった電話には最強なのである。

今日は嘘が過ぎたのか、最後に
「調査してもいいですか?」
と軽く脅しともとれる言葉をのこしてあっちが電話を切ってしまった。


ということでもうこの業者から電話がかかってくることはないだろうが、この手のうざい悪質な勧誘電話はなくならないものだなぁ・・・と思った。

なくならないのはやはりこの手の勧誘電話に乗ってしまって買う人が多くいるからなくならないだろう。日本人は特にこういう強引な押し売りに弱いような気がする。
投資マンションも軽く詐欺のようなものも多い(金利や固定資産税とか考えると絶対に儲からないような商品が多い)が、リフォームや未公開株や債券、投資信託など、詐欺のようなものを勧誘されて買う人が多いんだろう。

これはお得ですとか、必ず儲かりますとか言って勧誘してくるんだろうが、
もし本当にそうならなぜそんな話を見ず知らずの他人にわざわざ電話をして勧める必要があるのだろうか?
すすめる人自身が誰にも言わないで投資するか、もしくは本人が投資出来ないとしても、少し広告でも出せばたくさんの人が飛びついてくるはずである。

つまりうまい話が勧誘電話で舞い込んでくることはありえないなんてことは少し考えればわかりそうなもんだが。
それでもだまされる人が多いのは押し切られれてしまうような気の弱い人だったり、冷静に判断できなくなったような老人、もしくは自分だけは人とは違って特別なのかもしれないと勘違いした馬鹿が多いのだろう。

後者は別にして、前2者に関しては適正な保護が必要だと思うけど、
通常の営業と悪質な営業の境目ってなかなか難しい。
営業はある種押しが強くないと成り立たない部分があって、営業なんてしなくても飛ぶように売れるような商品なら営業自体が不要だし、
そんな商品はめったになくて、似たり寄ったりの商品なら営業の善し悪しで売れ方が決まる。
営業の善し悪しにもいろんな種類があると思うけど、
リピーターの必要ない売り切り型なら、もう押し切って数を裁いたもん勝ちの世界なので、
それがエスカレートすると悪質勧誘になってしまう。
だから厳密にここからは悪質勧誘という線引きが難しいとおもう。

結局1ついえる大事な原則は
「自分がよくわからないものに多額のお金を投じるな」
ということである。


言い換えると自分でその商品について調べる時間との費用対効果ってことですな。
自分にとってはした金の商品ならわざわざその商品について詳しく調べなくても、
勧められるまんまに買うのもありだと思う。
時間の節約になるし、もしそれでなんか失敗しても勉強代で済ませられる。
まぁいまはインターネットの普及で何かを調べるためのコストって劇的に下がってるんだけどね。