淀川製鋼所 PBR1.00 PER17.81
①11月9日の開示について
ゴルフ場やホテル事業の土地価格下落により連結で3329百万円の減損損失発生、連結業績予想で2550百万円の特別損失を予定してたので、779百万円追加計上する。
前期の純利益は7517百万円なので10%近い影響があるのか?
②鉄鋼セクターの評価
電炉路各社の減産による在庫調整で、販売量の減少&それによる建設用汎用鋼材の価格下落により減益の可能性は高い。ただ高級鋼材を収入源にしてる高炉各社は増益。
淀川製鋼所の位置づけを調べきれず。
③PBR
鉄鋼セクターのPBRは1を切るぐらい低め。
これは固定資産が大きく評価損分も株価が反映してるからではないだろうか?
∴PBRの低さで割安感はつかめない。
④PERが割安かどうか
上場してる鉄鋼セクターの14企業の平均は約12.4。しかしこれだけでは割高だとは言いがたい。
そこでPER PBRが近い下の二つの企業との比較を行う
PBR1.28 PER20.51 丸一鋼管(株)
PBR2.05 PER18.74 高砂鐵工(株)
淀川製鋼所
| @百万円 | 売上高 | 営業利益 | 税引き前純利益 |
| H15 4/1~3/31 | 145,815 | 10,326 | 3,926 |
| H16 4/1~3/31 | 176,682 | 19,579 | 7,517 |
丸一鋼管(株)
| @百万円 | 売上高 | 営業利益 | 税引き前純利益 |
| H15 4/1~3/31 | 85,567 | 10,336 | 6,486 |
| H16 4/1~3/31 | 104,551 | 20,416 | 11,861 |
高砂鐵工(株)
| @百万円 | 売上高 | 営業利益 | 税引き前純利益 |
| H15 4/1~3/31 | 28,264 | 661 | 163 |
| H16 4/1~3/31 | 31,235 | 1,249 | 419 |
| 総資本回転率 | 流動比率 | 商品回転率 | 固定資産回転率 | |
| 淀川製鋼所 | 0.44 | 3.38 | 7.1 | 2.661 |
| 丸一鋼管 | 0.87 | 2.72 | 8.18 | 1.72 |
| 高砂鐵工 | 1.15 | 0.994 | 4.95 | 3.68 |
淀川、丸一ともに流動比率200%を越える優秀企業。しかし総資本回転率がものすごく低いのは気になります。鉄鋼業だからか?
⑤総合(長期)
下がると思います。②で述べたように価格下落により利益が今後あげにくいのではないかと思います。7月ぐらいから鉄鋼価格の下落がはじまったそうです。実際鉄鋼全体が6月に暴落しています。その後6月にでた決算で利益が2倍近くあったにもかかわらず(その時の株価は前年の6月の約1.3倍)反応が薄かったので限界じゃないんでしょうか?ここのところの日経平均に影響されて上がっただけだと思います。
また仮に日経平均が上がりその影響を受けて淀川鉄鋼の株価が上がったとします。それでも800円を越えることハ難しいとおもいます。
∵売り残-買い残が6月頃から178,000株を越えています。現在の出来高は757,000株ぐらいで動いてます。信用売りは3ヶ月か6ヶ月に買い戻さないといけないので常に出来高の1/4近くは買い需要があるので心強くも見えます。しかし見た感じかなり淀川製鋼所と似ている丸一鋼管は売り残-買い残と出来高がほぼ1対1にもかかわらず一度は上昇したものの、2300~2,700円台を1年近くうろついています。ということはPERが20を越えることはなかなか難しいと思います。PER20になるのは株価が約800円のときなので800円は壁になると思います。
よって12月下旬頃に半期決算書がでるまでは800円は越えないと思います。
⑥総合(短期)
減損の影響もあるだろうし下がると思います。しかし淀川製鋼所のRSI9がだいたい30~35%で反発しています。11月14日現在35%だし700円近くにある雲もあるのですこしもみあうと思います。落ちるきっかけとしては1週間後の先行が交わってるあたりと見ています。
1週間後の株価690円
1ヶ月後の株価610円