僕の恋愛日記。
君と隣になってから、退屈だった学校が楽しくなった。
毎日授業中、君が話しかけてくれるのがうれしかった。
そんな中、うちのクラスのイベントみたいなものがあった。
班対抗というもので、班同士で授業で戦っていくものだった。
やったこと無かったのだが、優勝すると班のメンバーの名前を壁に張ってくれるというので、
ちょっとわくわくしてきた。
すると、まゆさんが話しかけてきた。
「なーんか、楽しそうだね!班対抗!」
「そ、そうですね。」
緊張して敬語になってしまった。
「くすっ。何で敬語なの!?」
やっぱり突っ込まれてしまった。
「あ、いや、その・・・・・」
戸惑ってしまい、答えられなかった。
すると彼女は、
「ふふ・・。かわいいね。〆ちゃんって!」
「頑張って優勝しようね!」
そういうと、ぎゅうっと僕の手を握った。
そして、手を離すと、隣の宮野さんと喋りにいってた。
ぼくは、先生の話が再開するまで、嬉しさと恥ずかしさで、動けなかった。
僕の恋愛日記。
僕の隣に座った君は、すぐに僕に話しかけてきた。
「隣、よろしくね!」
「う、うん・・・。名前、真由って言うんだね。」
「うんっ♪えーっと・・・〆木くんだっけ???」
「そうだよ・・・。」
「そっかぁー。・・・じゃあ〆ちゃんで決まりだね!」
「そこぉ、話さない!」
「はぁーい。」
「先生うるしゃい!」
君はこっそり愚痴を言ってた。
「で??何が??〆ちゃんなの??」
「あだ名だょぉ。あーだーな!」
「あっ、うん・・・」
「じゃあ、決まりだね!〆ちゃん♪」
気の弱い僕は、言い返すことができなかったが、
好きな子がつけてくれたとあって、ちょっと嬉しかった。
「ああぁ、あの・・・」
「ん?なに?」
「えーっと、僕は・・・その・・・東出さんのことを・・・なんて呼べば・・・」
「え?あぁーあ、まゆでいいよっ♪」
「あ、うん・・・。ありがとう・・・。えぇーと、そのぉ・・・」
好きな子の名前を呼び捨てするのは、ちょっと恥ずかしかったが、
「ま・・・ゆ・・・」
と、ボソッと呟いてみた。
to be continube・・・