雨が降っていた

わたしは大通りの歩道を歩いていた

向こうから近くの高校の制服を着た男の子と

その横に母親が歩いてくる

母親が女物折りたたみ傘をさして

傘の中に息子をいれようとすると

息子は横にはずれる

それに見かねた母親が息子に傘を渡す

息子は傘をさして歩き

そのなかに母親が入ろうとする

すると息子は母親に傘を渡す

母親は一人で傘をさして歩く


母親は笑って息子をみている

息子は仏頂面で前をみている


母親と同じ傘にはいりたくない

わたしにもそういうときがあった


あと何年か経って

雨が降っていると

成長した息子は傘を持ち

母親に寄り添い

一緒に傘にはいるだろう


 25回目の猿投山。一月末に足を怪我をしてしまい、山歩きから遠ざかっていた。すこしづつは歩いていたが、登山中に痛みがでてくるのも嫌なので平地を歩いていた。短いコースで登る。最初の登りではやく息もあがる。体力がすっかり落ちているようだ。足元ばかり見て歩いている。でも、山歩きってこんな感じだよな、とあらためて実感する。歩き、立ち止まり花をみては歩く。また立ち止まり山の眺めを楽しむ。汗もかく、気持ちがいい汗だ。ゆっくり足をあげ、登っていく。





 思ったよりも時間はかからず山頂に到着する。準決勝の日だからか、いつもよりは人が少ない。花曇りで、どんよりしているが登りきった気持ちよさがある。お昼ごはんはレトルトのカレーと明宝のウインナーを食べる。やはり山で食べるごはんは美味しい。細君は美味しそうに食べている。


 山桜はまだ咲いていない。昨年も樹齢300年の桜を楽しませてもらったが、今年も楽しみだ。夏に3,000mを越える山を計画しているのでこれからしっかり体力をつけて準備していきたい。山歩きってやっぱりいいです。






鈴鹿の森庭園へ





園内に看板があり興味深い記述がありました

以下は抜粋したものです


ここ鈴鹿の森庭園に育つしだれ梅「呉服(くれは)」天の龍、地の龍は現在品種確認されている中では日本最古の「しだれ梅」と思われます。呉服は「くれはとり」といわれ「呉織」とも書かれていました。「くれ」は「呉」の国を意味し、「はとり」は「はたおり(機織り)」の変化した語で「服部」を「はっとり」と読むのも、「はたおり」に由来します。この「呉服(くれはたり)」が音読された語が、「ごふく」であり、そのため呉服は「服(着物)」をいうのではなく、「織物(反物)」とされています。このような背景から、しだれ梅「呉服」の流れる花の絵姿が中国シルクロードを通して渡来した絹織物の美しさと重なりあい、命名されたと思われます。


今回、わたしは梅の木なのにどうして「呉服(くれは)」という名前の品種なのだろうと思っていたが、なるほどそのような美しい歴史と道のりがあったのだ。先人たちもこの梅の花をみて、美しさにひかれていたのかと思うと嬉しさもわいてきた。


さわやかで甘い香りがあたりにひろがり

春の夢をみているようでした