1/25、久々の遠征で大阪へ。目的はシンガーソングライター川端渚のワンマン、『NAZ vol.8 〜Acoustic concert〜』@ザ・フェニックスホール。

出会ったのはアイドル時代、on and Go!(おなご)というグループで活動していた頃。ある日たまたま観に行った対バンライブで偶然見かけ、その歌声を1フレーズ聴いた瞬間、なんだこれは!、と一瞬で心を奪われた。

通い始めたものの、発見してわずか数ヶ月でグループは解散。とてもいいグループだったし、なぎ(川端渚の愛称)の歌声も聴けなくなるかと寂しく思っていたのだけど、しばらくしてから地元関西を拠点にシンガーソングライターとして活動開始。元々そうなりたいと言っていて、その夢を叶えるために歩き始めた。

アイドル時代は有名な芸能事務所の研音の所属だったけど、今はフリーで活動。プレイガイド以外に駅前などの路上ライブでチケットを手売りして、今回のワンマンもキャパ300超が完売。どこかで路上ライブを見たことある人はわかると思うけど、基本興味がない人が行き来するところでこれは本当に凄いこと。3500円と無名のシンガーとしては決して安くないチケットを売り切ったのは、まさに歌の力、人を惹きつける力。


土曜日、梅田のザ・フェニックスホール到着。とても綺麗な建物、中に入るとすでに事前物販の長い列。すでにこの辺から涙腺が怪しくなる。



普段はクラシック系が多いのかな、小ぶりだけどとても綺麗で音響のよさそうなホール。ステージのセッティングを見るとアコギ2、キーボード、ベース、ドラム、そして4人のストリングス隊というバンド構成らしい。座席は下手2列め、ステージまで視界を遮るものはなし。期待が高まる。



そしてライブ開始。路上で聴いていても素晴らしい歌声が、さらに進化して圧巻のパフォーマンス。バンドの厚みのある演奏も素晴らしい。そしてそれに決してかき消されることのない見事な歌声。

ピアニシモからフォルテシモまで自在にコントロールする声量、正確なピッチ、中低音から高音域まで様々な表情を見せる声音。前向きで人間愛に満ちた素晴らしいオリジナル曲の数々。ブレイク出来なかったアイドル時代を知っていることも相まって、最初から最後まで胸が詰まり涙が止まらず。

ライブ終盤ではステージ後ろの壁が消え、ガラス越しに梅田の夜景。そこにアンコールのファン企画、会場いっぱいの青いサイリウムが反射し、まるで四方を青い星に囲まれて歌っているかのように。

(↑この時はアンコール発動前なのでサイリウムなし)

路上ライブでもどこでも、常に武道館でコンサートやるのが目標と言い続けてるなぎ。武道館を半分に切ったような形をしているザ・フェニックスホール、窓ガラスに映る光景はまるで武道館のセンターステージで歌っているかのようだった。この子を見てると言霊って本当にあるんじゃないかなって気にさせてくれる。待ってろよ、武道館。

終演後、観客全員を握手でお見送り、そしてこの日リリースのCD購入特典の2ショ写メ。

なぎ:どやった?感動した?(ニヤリ)
自分:素晴らしかったよ、感動した(こいつ絶対ライブ中涙目なの見てたな)
なぎ:大阪まで来てくれてありがとうな。次はうちが東京行かなな。

待ってるで。
はよ来てや。