2011―その5―『三銃士』（1-5）

博多座2年ぶりの九月の秋祭り
原作は名前しか知らん（ｶﾞｷの頃に読んだ記憶はある）がｷｬｽﾄへの期待はあれど……作品としての期待は皆無に等しかった

『三銃士』
博多座
9/3(土)17:00
3階立見-33
ﾀﾞﾙﾀﾆｱﾝ：井上芳雄
ｱﾄｽ：橋本さとし
ｱﾗﾐｽ：石井一孝
ﾎﾞﾙﾄｽ：岸祐二
ﾐﾚﾃﾞｨ：瀬奈じゅん
ﾘｼｭﾘｭｰ枢機卿：山口祐一郎
ｺﾝｽﾀﾝｽ：和音美桜
ｱﾝﾇ王妃：ｼﾙﾋﾞｱ･ｸﾞﾗﾌﾞ
ﾙｲ13世：今拓哉
座長，ｼﾞｪｲﾑｽﾞ：坂元健児
ﾛｼｭﾌｫｰﾙ：原慎一郎
ﾊﾞｯｷﾝｶﾞﾑ公爵：伊藤明賢※ある程度予想してたが……それ以上にｸﾞﾀﾞｸﾞﾀﾞな作品だった
“We will ROCK祐”

9/7(水)13:00
3階立見-43
※ﾄｰｸｼｮｰにつられ観劇（←ﾄｰｸｼｮｰのが楽しみって逆だ）
二回目で……慣れた

9/10(土)12:00
3階立見-11
※ｷｬﾗｸﾀｰｼｮｰとして楽しめば良いｺﾄに気付いた

9/23(金)12:00
3階立見-33
※完全に慣れた
博多座からのｷｬｽﾄも馴染んだように感じた

9/26(月)13:00
2階G-19
※立ってばかりでは疲れるんで座ってみた……個人的な見せ場が判ってるﾀﾒ……油断しがちだったがそれなりに楽しめた
やっぱり“We will ROCK祐”


そのお祭りの間
―おまけ―
9/15(木)
川口竜也ｿﾛﾗｲﾌﾞ
『三銃士』出演中に唯一の休演日を使ってまで実施してくれたﾗｲﾌﾞで楽しんだ

2011―その4―『ｽｳｨｰﾆｰ･ﾄｯﾄﾞ』『ｳｨｷｯﾄﾞ』他

ﾚﾐｾﾞ後は、ﾎﾞｹｯｰと過ごしてるがそれなりに出掛けてる

『ｽｳｨｰﾆｰ･ﾄｯﾄﾞ』
長崎ﾌﾞﾘｯｸﾎｰﾙ
6/25(土)18:00
1階Fｰ32
ｽｳｨｰﾆｰ･ﾄｯﾄﾞ：市村正親
ﾐｾｽ･ﾗﾋﾞｯﾄ：大竹しのぶ
ﾄﾊﾞｲｱｽ：武田真治
乞食女：キムラ緑子
ｼﾞｮｱﾝﾅ：ソニン
ｱﾝｿﾆｰ：田代万里生
ﾀｰﾋﾟﾝ判事：安崎求
ﾋﾞｰﾄﾞﾙ：斉藤暁
※映画版を数年前深夜に家で観て……ﾄﾗｳﾏになってたが舞台版は素晴らしかった

『私を舞台につれてって』
ふくふくﾎｰﾙ
8/6(土)15:00
8/7(日)17:00
ﾘﾘｰ･ﾍﾞﾙﾅｰﾙ：玄海椿
ｻﾗ･ﾍﾞﾙﾅｰﾙ：平田愛咲
ｹﾝﾄ：田川景一
ﾌﾗﾝｸ：井上寿夫
他
※軽い気持ちで観てたが何かと“贅沢”な作品だった

『ｳｨｷｯﾄﾞ』
ｷｬﾅﾙｼﾃｨ劇場
8/13(土)13:00
2階Fｰ10
ｴﾙﾌｧﾊﾞ：江畑晶慧
ｸﾞﾘﾝﾀﾞ：苫田亜沙子
ﾈｯｻﾛｰｽﾞ：山本貴永
ﾏﾀﾞﾑ･ﾓﾘﾌﾞﾙ：森以鶴美
ﾌｨｴﾛ：北澤裕輔
ﾎﾞｯｸ：伊藤綾祐
ﾃﾞｨﾗﾓﾝﾄﾞ教授：前田貞一郎
ｵｽﾞの魔法使い：松下武史
※08に一度観てるがｷｬｽﾄもほぼ違った（08の遠征参照）
今回の方が何故かｼｯｸﾘきた


そして2011は“歌っちゃうｼﾘｰｽﾞ”
『天璋院篤姫』
博多座
7/9(土)11:00
3階Bｰ48
国仲涼子，西郷輝彦，石川禅，宮本真希，床嶋佳子，青山良彦，富田恵子，渚あき，内野謙太，他
※初めて舞台の時代劇を観たが、長さを感じさせﾅｲまとまりある傑作だった

『ｺﾙﾁｬｯｸ先生とこどもたち』
ももちﾊﾟﾚｽ大ﾎｰﾙ
8/12(金)17:30
中島透，日向薫，宮本たたみ，他
※お子ﾁｬﾏ目当て（）で行ってみたら……予想をはるかに超えた素晴らしい作品だった


一応これも記しておくｹﾞｷ×ｼﾈ『薔薇とサムライ』
6/26(日)
『銀河英雄伝説―外伝―〈双璧編〉』
6/26(日)
※長崎から（夜中ってより朝方）帰ってきた翌日のﾊｼｺﾞは疲れた
ｹﾞｷ×ｼﾈは相当面白かった


せっかくだからﾗｲﾌﾞも書いておく
『玄海椿×平田愛咲ﾄﾞﾗﾏｺﾝｻｰﾄ』
6/19(日)
ｹﾞｽﾄ：田川景一
『夏鳥風月』（柳瀬大輔ﾗｲﾌﾞ）
8/12(金)
ｹﾞｽﾄ：谷内愛，上田亜希子

何だかんだで意外とｲﾛｲﾛ行ってるﾓﾝだ

2011『ﾚ･ﾐｾﾞﾗﾌﾞﾙ』“私的”ｷｬｽﾄ別雑感♪

2011『ﾚ･ﾐｾﾞﾗﾌﾞﾙ』
ｻﾞｯｸﾘと個人的に“今期の”（←ｺｺ重要）まとめ
各ｷｬｽﾄ厳選ｺｺｲﾁ付（無理矢理絞った）

《ﾊﾞﾙｼﾞｬﾝ》
【別所哲也】（5）
※どこがどうでなく『ﾚ･ﾐｾﾞﾗﾌﾞﾙ』という作品そのもの
何と言うか、登場人物を超えた象徴
ﾊﾞﾙｼﾞｬﾝという語り部
その包み込むような姿が素晴らしい
〔ｺｺｲﾁ〕
「告白」“旅～立つﾄｷが来た”からの一連の流れで必死に懇願する姿に泣ける
【山口祐一郎】（2）
※ﾏﾘｳｽやｺｾﾞｯﾄに向ける優しい雰囲気が素敵だった
凄く柔らかに感じた
『ﾚ･ﾐｾﾞﾗﾌﾞﾙ』の主役としてのﾊﾞﾙｼﾞｬﾝ
〔ｺｺｲﾁ〕
「彼を帰して」もさることながら……ﾁﾋﾞｺｾﾞへの“お城が待っ～てい～る～～～……ﾖｯ”の“～～……ﾖｯ”が如何にも子供好きそうで微笑ましくなる
【今井清隆】（1）
※どこまでも善人
右の頬を打たれたら左頬出した後に、もう一度右頬出しそう
それこそ堂々と優しい
『ﾚ･ﾐｾﾞﾗﾌﾞﾙ』主役の“一人”
〔ｺｺｲﾁ〕
ﾊﾞﾘｹｰﾄﾞでｼﾞｬﾍﾞを逃がすﾄｺ“違う～それは～違う～”が善人ならでは
あと“どうした悲鳴を聞いた”の不思議な調子とﾄﾞﾀﾄﾞﾀｯってのが可愛くてﾀﾏﾗﾝ
【吉原光夫】（2）
※細々とした部分はﾓｻﾓｻ小さいが声（響きも良い）とｶﾞﾀｲは若々しくﾃﾞｶい
『ﾚ･ﾐｾﾞﾗﾌﾞﾙ』登場人物の一人
〔ｺｺｲﾁ〕
「対決」での豪快に尋常じゃない高さで宙を舞う椅子←あの椅子は使い回せるのか
《ｼﾞｬﾍﾞｰﾙ》
【岡幸二郎】（2）
※冷たく厳しく
まさに法の下に何人たりとも平等（←恐ろしくﾈｶﾞﾃｨﾌﾞな意味で）
あの異様なまでの信念が（高級官僚みたいなのにｲﾔﾐなく）ｶｯｺ良すぎる
〔ｺｺｲﾁ〕
誇り高く歌い上げる（ｶﾘｽﾏ演説風）「Stars」はこっちまで力入る
【今拓哉】（2）
※登場する毎に美味しいﾄｺを持ってく
一つ一つの見せ場でｸﾄﾞいくらいに魅せる
もうﾏｼﾞで“ほぇっ～”と唸った……または（あまりのｶｯｺ良さに）笑わせてもらった
〔ｺｺｲﾁ〕
警棒捌き……じゃ普通過ぎるし……他のどこも見せ場だらけ
「自殺」の“俺は法律ﾅﾒるなぁ”あのﾌﾟﾗｲﾄﾞの高さが崩壊する凄さ
【石川禅】（3）
※いずれのｼｰﾝでも憎悪剥き出しの凄み
憎まれ役として最高
あんなにﾄﾞ迫力で憎まれたら……怖い
〔ｺｺｲﾁ〕
ﾌｧﾝﾃに対して“や～めろ泣き言は”……その言葉だけで地獄に落とされそうだ
【KENTARO】（2）
※ﾅｲｰﾌﾞでｾﾝﾁﾒﾝﾀﾙな……自殺しちゃいそうなｼﾞｬﾍﾞ（いや自殺はするんやが）
あんなに同情したのは初めてだ
〔ｺｺｲﾁ〕
泣きながら歌ってるような心をﾊﾞｷﾊﾞｷに折られた「自殺」←ホントに慰めてやりたくなった
【鹿賀丈史】（1）
※同じ尺のﾊｽﾞなのに独特の間張り詰める緊迫感
ｼﾞｬﾍﾞの空気で支配してしまう←主役か
〔ｺｺｲﾁ〕
うっ……浮かばん
いや、悪い意味でなく登場から最期まで“鹿賀丈史な”ｼﾞｬﾍﾞだった
あえて（ﾈﾀとして）下水道の入口をあまり真剣に開けようとしない鹿賀丈史っぽさ
《ｴﾎﾟﾆｰﾇ》
【笹本玲奈】（4）
※ﾔｻｸﾞﾚてて強がってて……でも女の子
とにかくﾏﾘｳｽの前でしか……いや他人には見せない表情が可愛い
〔ｺｺｲﾁ〕
本取り返されてから“わかって～ﾅｲのﾈｪ”の間のﾌﾐｬとした顔が特に可愛かった
【島田歌穂】（1）
※今更書くまでもなく“ｴﾎﾟﾆｰﾇ”
ﾔﾝﾁｬな恋する女の子
〔ｺｺｲﾁ〕
二幕冒頭
一緒になって“ｵｯｰ”とかやってる……行き場の無いｴﾎﾟの姿が可哀想だった
【平田愛咲】（3）
※一生懸命ｲｷがり強がってる女の子
ﾁｮｺﾏｶと男の子みたいなのに女の子っぽいのが可愛らしい
〔ｺｺｲﾁ〕
「襲撃」での必死さが日頃ｲｷがってるだけに可哀想すぎた
【Jennifer】（2）
※肩で風切る極道娘が……（ｲｹﾒﾝﾎｽﾄに）恋してしまった
その報われ無さがﾘｱﾙだった
〔ｺｺｲﾁ〕
「ﾍﾞｶﾞｰｽﾞ」で正面を睨み据えるﾄｺはﾏｼﾞで凄い迫力だった
《ﾌｧﾝﾃｰﾇ》
【新妻聖子】（4）
※必死で生きている“ﾐｾﾞﾗﾌﾞﾙ”な人々の典型として見事
〔ｺｺｲﾁ〕（←特別に二つだけ）
1.工場での格闘とその結果ｸｼｬｸｼｬになった手紙を愛おしそうに直すﾄｺ
2.“言い訳はｻﾂで”で引き摺られていく可哀想さにﾊﾗﾊﾗした
【和音美桜】（3）
ちょっとお嬢様風なﾌｧﾝﾃ
柔らかな品のある雰囲気が悲劇性を際立たせる
〔ｺｺｲﾁ〕
やはり「ﾗﾌﾞﾘｰ･ﾚｲﾃﾞｨ」“お～入り～”などとは一生言わなさそうな婦人が堕ちた姿には……俺は落ちる
【知念里奈】（2）
※また妙～に色っぽいﾌｧﾝﾃ
工場長に確かにｾｸﾊﾗされそうだ
〔ｺｺｲﾁ〕
ﾊﾞﾏﾀﾎﾞｱから言い寄られ“嫌な奴ｲﾔﾝｯ（←ｺｺ）放してよ”←銭の駆け引きと思われても仕方ﾅｲ
《ｺｾﾞｯﾄ》
【稲田みづ紀】（3）
※ﾏﾘｳｽと出会ってから世界が変わったってな雰囲気が好きだった
〔ｺｺｲﾁ〕
ﾏﾘｳｽとのﾗﾌﾞﾗﾌﾞ追いかけっこでのﾄﾀﾄﾀｯって吹きだしが見えるような走り方
【神田沙也加】（1）
※いちいちﾏﾘｳｽ（やﾊﾞﾙｼﾞｬﾝ）の行動に過剰に反応する仕草が……可愛い
〔ｺｺｲﾁ〕
三重唱……（ｳｿです）以外……じゃﾈﾀにも洒落にもならん
「ﾜﾝ･ﾃﾞｲ･ﾓｱ」の人形を持っての泣き笑いみたいな表情がｺｾﾞで泣ける
【中山エミリ】（4）
※最強ﾋﾞｼﾞｭｱﾙ伝説
あの衣装ですら似合うｺﾄ自体が凄すぎる
〔ｺｺｲﾁ〕
ﾏｼﾞで三重唱と書きそうになった（ﾏﾘｳｽが全て育ｻﾌﾞﾛｰだった）←だが実際歌声も好きだった
【折井理子】（2）
※ちょっと意地っ張り風な過去にもﾊﾞﾙと喧嘩したりしたんではってなﾄｺが意外と笑えた
〔ｺｺｲﾁ〕
「ｴﾋﾟﾛｰｸﾞ」で手紙（最後の告白）を突き返すﾄｺ←“死なないで”
《ﾏﾘｳｽ》
【石川禅】（1）
※ｺﾒﾃﾞｨ（最高と言う意味です）
あの恋ﾎﾞｹ鈍感ｱﾎ学生ぶりには……もはや笑い以外にﾅｲ
〔ｺｺｲﾁ〕
“ぼぐわぁﾏﾘｳｽ……ぽんべるじぃ”そこまで緊張せんでも←いや男なんてそんなﾓﾝ
まさか名乗るだけで笑えるとは
【原田優一】（3）
※ｷﾞﾘｷﾞﾘ感が漂う“ﾐｾﾞﾗﾌﾞﾙ”な時代に生きた“ﾐｾﾞﾗﾌﾞﾙ”な青年
“刹那”
〔ｺｺｲﾁ〕
「恵みの雨」後の悲壮感が後の学生達の悲劇とﾘﾝｸしてくる
【山崎育三郎】（4）
※爽やかでｶｯｺ良く……ﾓﾃﾓﾃ←ﾎｽﾄか
また甘い声で歌う
〔ｺｺｲﾁ〕
「告白」での“誓います”→“……ｺｾﾞｯﾄの～ﾀﾒ～”でのｼｮﾎﾞんとした雰囲気の歌声
【野島直人】（2）
※気ﾏｼﾞﾒなだけが取り柄の“本来は”落ち着いたﾏﾘｳｽ
良い声で恋する気持ちを歌う←が、ﾄﾞﾝくさい
〔ｺｺｲﾁ〕
ｴﾎﾟﾆｰﾇに金やろうとﾎﾟｹｯﾄをｶﾞｻｺﾞｿやるｼｰﾝ←慌てっぷりがﾄﾞﾝくさい
《ｱﾝｼﾞｮﾙﾗｽ》
【岡幸二郎】（1）
※“ネ申”
〔ｺｺｲﾁ〕
選べん
登場ｼｰﾝ（ﾏﾘｳｽとの並び）から→最期の“立つ～のだ～”……まで
【上原理生】（4）
※正統派な何と言うか……“本物”
〔ｺｺｲﾁ〕
「民衆の歌」直前の畳み掛ける部分が熱すぎて心地良い
【阿部よしつぐ】（5）
※ﾏﾘｳｽなんかよりよっぽど堅物っぽい
厳格な風紀委員
〔ｺｺｲﾁ〕
ｶﾞﾌﾞが死んだ直後の虚脱感と敗北感……ｶﾞｯｸﾘと膝をつき肩を落とす姿が悲劇的だった
《ﾃﾅﾙﾃﾞｨｴ》
【駒田一】（4）
※絶妙なﾊﾞﾗﾝｽの上でｺｿｺｿ生きていきそうな素敵さ
〔ｺｺｲﾁ〕
“被害者無しなら……ご存知でしょがぁ～”の小狡く計算高そうなｲﾔﾐさが胡散臭すぎて見事
【三波豊和】（5）
※むしろ実は強いってﾄｺを隠してそうな雰囲気が好きだった
〔ｺｺｲﾁ〕
「下水道」のｿﾛは、もっとﾀﾒて聴かせても良い←ｶｯｺ良いのに謙虚すぎる
【斎藤晴彦】（1）
※“昭和な”極道ｵﾔｼﾞ
日頃は普通のろくでなしのｵｯｻﾝだが豹変したら凄い
〔ｺｺｲﾁ〕
もう「襲撃」のｴﾎﾟの扱いの怖さってのは……父ﾁｬﾝ
《ﾏﾀﾞﾑ･ﾃﾅﾙﾃﾞｨｴ》
【阿知波悟美】（5）
※まさに名ﾊﾞｲﾌﾟﾚｲﾔｰ
宿屋の普通の（）ｵﾊﾞﾁｬﾝがﾊﾟﾘで身を落としてるのに現実味がある
真剣に聴いたら歌も抜群に上手い
〔ｺｺｲﾁ〕
“会えると～思ってたﾌﾟﾘﾝｽ”から取引で金持って走り去る普通のｵﾊﾞﾁｬﾝさ
【森公美子】（4）
※元々のｷｬﾗが派手なﾀﾒ少ない出番で目立つ←息抜きに丁度良い
〔ｺｺｲﾁ〕
“見張りにつけ～”のﾄﾞ迫力←強盗団を裏でまとめてそうだ
【鳳蘭】（1）
※何がって“鳳蘭”が出番の少ない汚れたﾁｮｲ役をやってるのだけで凄い
〔ｺｺｲﾁ〕
特にどこがどうとか……“鳳蘭”ってｺﾄで

ホントは皆〔ｺｺｲﾁ〕以外にも沢山好きなｼｰﾝもあるし、いろいろと書きたいが……ﾏｧ、俺の根気（と筆力）の問題で雑感まで