素人評論

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幽霊が見える教員が、かつて優秀な教員だった幽霊と出会ったことで生徒たちから信頼される教員になるというストーリーのドラマ。
香取慎吾と杏が主演の学園ものドラマだ。
杏がけっこう好きなのと前田敦子が出演ということで見ていたのだが、正直非常に退屈だった。
クラスにおける問題発生と先生による解決の物語はこれまで何度も繰り返されてきたそのものだったし、民間採用の副校長やLINE、塾など現代的な教育現場が描かれていると思いきやそれはそこまで重要でなかったり、幽霊というのがあまり生かされていなかったり。
そもそも幽霊に関する描写が中途半端だったように思う。
地縛霊なのか浮遊霊なのか、幽霊の能力、出てくる幽霊の数、いろいろな点で突っ込みどころ満載だった。
一番の突っ込みどころは最後に主人公の男が幽霊の女に告白するところだろう。
生前好きだった人が亡くなり幽霊になってからの恋愛は「ゴースト ニューヨークの恋人」を始め様々な作品で描かれている。
しかし本作品では生前の女性霊と主人公は何の関係もない。
にもかかわらず最終的に恋仲になっているのである。
期間としてもそれほど長期間一緒にいたわけでもなく、主人公が幽霊を教員として尊敬することはあっても恋愛感情を抱くきっかけとなるような場面は見受けられなかった。
もちろんこれは幽霊がコメディの対象として描かれているからこその流れなのであるが、ここで注意したいのは生きている人間が幽霊と恋することに何の疑問も抱かず、逆に幽霊の方が気を使っている点である。
これは時代における恋愛観の違いが反映されているのだろう。
現代においては恋愛対象はその後の結婚まで考えるのではなく、今の自分にとって必要か否かということに尽きるだろう。
結婚というのは結果的にそうなるのであって、結婚が目的ではないのだ。
だからこそできちゃった婚(おめでた婚)だとか離婚だとかが日常的にあるのだろうし、付き合った人数がある種のステータスとして若者の間でもてはやされているのだろう。
結婚観、恋愛観が大きく変わってきていることが、少なくとも本作品における幽霊先生の意味づけなのだろう。
学園に起きる問題と解決というプロセスはそれを彩るためのパーツに過ぎないのだ。