気が済まない。
ちょっと先回しにしてた課題が手につかない。彼女のことを考える。この前紅葉を見に行った。それはそれは綺麗な紅葉で楽しいデートになるはずだったのだけれど、そうもいかなかった。彼女は忙しい学科でサークル2つかけもちしてて、お金がないからバイトしながら車校も通って、そんな中でおれと遊んでいたからだろうか、精神的にてかれていたみたいで全く俺と目が合わない。話してても何かうわの空。俺は彼女が好きだけれど、俺に興味を失った彼女はどうしようもなく魅力的に見えない。
俺は恥ずかしいが子どもっぽい性格で、わがままで相手のしてほしいことを考えるのが苦手だからか、彼女を支えるつもりが空回りしているようだ。今日だってうちに忘れていったスヌードを取りに来て、ついでに俺が昼飯を振る舞ったが彼女に笑顔はなかった。鬱陶しいのかもしれない。俺は献身的に支える彼氏を演じたいだけでその実献身的な彼氏とは程遠い邪魔な気疲れする彼氏になっていた。恥ずかしい話である。ただこんなところで別れたくはない。バイトお疲れ様とか、課題進めて偉いねなんて言うことが彼女の支えになるのかも分からない。近くで背中押すより俺は遠くから見守るくらいがちょうど彼女のためになるのかもしれない。かもしれないしか考えられないが俺はここで 髭男を聞くような柔な男にはならない。