今日付で退職される上司からの言葉だ。
色々な方から話を聞く所によると、
経理部は私が入社する数年前は結構ギスギスした雰囲気の部署だったらしい。
厳しい上司やイジメ。そんなのもあった様だ。
その中で、経理未経験で。
しかも事務も未経験で入社され、
8年間経理部でずっと勤め上げられた上司が今日寿退職された。
私は思う。
”この上司が今の経理部のあったかい雰囲気を作ってくれているのではないか?”
”雰囲気を変えてくれたのではないか?”
そんな事は全く仰っていなかったが、
入社当初から、色んな場面で私にも気遣って下さった上司。
一人一人に丁寧にご挨拶され、ペーペーの私にも、
そっと近く迄来てお話して下さった。
「短い間だったけど、今迄有難う。」
「同期の退職の時に自分が気付けなくて申し訳ない、
同期はがよがよさんにとって大きな存在やったと思うし、
仕事とか人間関係とか大変やと思うけど、一杯一杯になる前に、
先ずは直属の上司に相談して!絶対聞いてくれるから。」
「辞める私が言うのはおかしいけど、
折角縁があって入った会社やから。辞めんと、頑張って欲しい。」
「トイレで泣いた事もあったよ。」
「でも心を許せる人が居たから。頑張って来れたと思う。」
笑顔で話す上司の方を見ていると、本当に明日から会えないと思うと、
涙が出てきた。
正直悲しくて、まだまだ上司と一緒に仕事をしたい気持ちで一杯だが、
前を見ないと!
早く仕事を覚えないと!
この上司の言葉は絶対に忘れず。
大切にしまっておこう。