貴方と最後に逢った日。
8月14日、ラーメン記念博物館に一緒に行こうと誘って、いつも通り遠くから、車で家まで来てくれた。前々から私が行きたいと言っていて、行きたくない所に引っ張ってしまってたのかな。
結局私が行きの電車で雰囲気を悪くしてしまい、目的地に着く迄もなく、いつも通りそのまま解散した。
この日が、貴方の彼女でいれた最後の日だった。
貴方と出会ったのは、貴方が大学生。私が高校生の時。バイト先で知り合った。
それから月日が経ち、ある日突然メールが来て何年振りかの再会をし、何度か会っていくうちに、惹かれていった。
最初は○○さんとかお互い、呼び合ってて(笑)よそよそしい感じだったね。
あなたは正直、服も無頓着だし、髪型とか身なりはイケてない、、、けど、
ただ、私の事を誰よりも、親よりも構ってくれる。好きでいてくれる。
こんな私を大切にしてくれる。
そう実感させてくれたのは、私の人生の中で、貴方だけでした。
可愛いイタリアンレストランでの再会、その時貰った名前入りのストラップ。ワールド牧場のアルパカ事件、夏に2人で観た花火、手作りの野菜たっぷりラーメン、大雨の中向かった須磨水族館、関空やWTC、空中庭園からの夜景。カッチカチのバレンタインクッキー。きらきらのネックレス。自転車のパンク修理セット。お菓子。風邪の時に持ってきてくれた飲み物。新車の最初の助手席。
他にも、沢山の所に連れて行ってくれた。プレゼントをくれた。楽しませてくれた。
わたしは貴方に何をしてあげたんだろう…。
何1つしてないね。できてない。
困らせる事ばかり言って、すぐ泣いて、怒って、楽しい雰囲気壊して1人すねて。
わたし、わがままだ。
ほんと、こうなった以上面と向かっては言えないけど、
本当に今までこんな私を好きでいてくれて、大切にしてくれて、構ってくれて。
ありがとう。
迷惑ばかり、気分を害す様な事ばかり言って、ごめんなさい。
恋愛に無頓着な私だけど、夢や仕事中も、貴方の事を考えたりした。
勿論、将来結婚したいとも思った。一緒に幸せな家庭を築きたいって。
でも貴方が死んだら、その後、生きれるのかなぁ…とか。
今日、大きなダンボールが届いた。
貴方からの。
中身はわたしがプレゼントした物、全てだった。
遅過ぎだけど、今日、『別れた』事を実感した。
8月14日以降、私は少し期待していたのかもしれない。
喧嘩した翌日は必ず、夜な夜な家の前にいつも貴方の青い車が止まっているから。
貴方にもう少し構って欲しかった。
そんな甘い考えは、通用しないね。
【私の欠点を一緒に直していこう。私が捨てる迄絶対捨てない。家族でも喧嘩するのに、付き合って喧嘩しないなんてあるのか?喧嘩はライフサイクル。】
こんな言葉をさらっと、言える貴方は本当に誠実でした。
貴方の時間やお金、想いを裏切ってしまい、申し訳ないです。
嫌いな訳無いし、嫌いになんてなれないけど、これ以上貴方の人生を無駄にしてしまったら駄目だ。
本当にそう思っての決断です。
今まで、本当にありがとうございました。
私の初の大失恋。
さよなら。