東京で暮らし始めて3年目になるけど、
毎年毎年いろんなことを思う。
一年目はいろんなものが溢れてること、やりたいことがすぐに出来ること、ああ、なんて素敵な街だろう、もう田舎で暮らすことなんて出来ないだろう、就職もきっと東京でするんだ。そんな風に思った。ほとんど帰省なんてしなかった。
二年目になると不思議と田舎の良さも感じ始めた。たくさんのものが溢れてるのはもちろん東京、でも心が暖かくになり満たされるのは地元。鬱陶しく感じていた親がどれだけ愛を注いでくれていたのかも、どれだけ心配しているのかも、本当は地元にいてほしいことも急に気付き始めた。
三年目になるとああ、ここ(東京)は私が暮らし続けたいと思える街ではないと気づく。もちろん良さもある、嫌いなんかじゃない。でも私にとっては遊びに行く場所で住む場所ではなかった。そして親や家族とまた暮らしたい、と思うようになった。
来年は就活生だけど、きっと地元を選ぶんだろうな。彼氏のことが気がかりではあるけど、きっと私は地元がいいって思うんだろう。