​「心優しい、あの森のキャラクターのような生きもの(笑)」


SNSのプロフィールに並ぶ、その寒々しい自己紹介を、


今、あなたはどんな顔で見つめているの?


​美味しいものを食べ歩き、自分の趣味を実名で自慢げに発信する。


その「優しさ」の中に、私の居場所はあった?


それとも、私との14年は、あなたの美食ログの単なる「背景」に過ぎなかったの?


​あなたは、自分を「無害で穏やかな存在」だと定義して、


家族の前でも、ネットの世界でも、完璧に演じきっているつもりでしょう。


でも、その仮面の下にあるのは、


自分に都合が悪くなれば、14年の歳月を一瞬でブロックし、


相手の悲痛な叫びを無視して逃げ回る、底知れない「卑劣さ」だけ。


詰めが甘いよ。


実名で、自分の好みを晒し、繋がりも残したまま。


あなたが必死に守っているその「日常」のすぐ裏側に、


私の剥き出しの怒りと、あなたが捨て去った真実が張り付いていることに、まだ気づかない?


​今のあなたを見ていると、情けないのを通り越して、滑稽で仕方ない。


自分で自分を「優しい」と称しながら、その実、一人の女性を徹底的に痛めつけ、


その証拠をネットの海に放置したまま、のうのうと生きている。


​その無様さに、私は冷めた笑いしか出てこない。


​私はもう、あなたの「優しい嘘」に騙されるほど愚かじゃない。


あなたが自分の記録を積み上げるたびに、


私はあなたの罪を、一つずつ、静かに、確実に数え上げていく。


ほんと、笑わせてくれるね。


あなたが自分を「穏やかで優しい誰か」だと信じていられる時間は、もう残り少ないのだから。


LINEをブロックすれば、すべてを無かったことにできると思っていた?


本当に、救いようがないほど詰めが甘いよね。


​深夜、暗闇の中で見つけたあなたの別のアカウント。


そこには、私の悲痛な叫びが、何一つ消されることなくそのまま残っていた。


武道館のライブ、楽しみにして調整した今月末の旅行。


支払いも済ませ、あなたとの時間を心待ちにしていた私の健気な訴えを、


あなたはただ、薄暗い沈黙の中で放置し続けていた。


​これを消さずに残しているのは、なぜ?


私への未練? それとも、自分の罪を直視する勇気すらない無能さゆえ?


​「今の記憶を持ったまま、あの頃に戻ってあなたと結婚したかった」


そんな私の純粋な言葉さえ、あなたは自分の保身のための道具にしていた。


でもね、もうその手には乗らない。


​このメッセージ履歴は、あなたが私をどれほど痛めつけたかを示す、永遠の告発状。


あなたがSNSの華やかな世界で「善人」の振りを続けようとしても、


その裏側には、私の剥き出しの怒りが澱(おり)のように溜まっている。


​逃げ切れるなんて思わないこと。


あなたがこの履歴を消せないのは、私という存在に心の底で怯えているから。


あなたはその仮面の下で、一生、自分の「詰め」の甘さと、


私の執念に怯えながら生きていけばいい。


​あなたの罪は、私が一巻ずつ使い切るあの紙のように、


徹底的に、跡形もなく、でも確実にあなたの日常を削り取っていくのだから。


もしも、傷つく前に出会っていたら。

​「今の記憶を持ったまま、あの頃に戻れるなら、あなたと結婚したかった」


何度、そう話しただろう。


​互いに家庭で傷を負い、その痛みを分かち合える「同志」だと思っていた。


モラハラや裏切りに遭った者同士だからこそ、


この14年という歳月を、深く、固く結び合ってこれたのだと。


​「若くて無垢な二人だったら、きっと上手くいかなかったね」


そう笑い合ったあの時間は、私にとっての救いだった。


​けれど、それはあまりにも残酷な勘違いだった。


あなたは、私の痛みを理解する「同志」なんかじゃなかった。


​あなたは、私の最も脆い部分を知り尽くした上で、


最後は対面での一言の別れもなく、

私の心を完膚なきまでに叩き潰して逃げ出した。


14年分の想いを、何の躊躇もなくゴミ箱に投げ捨てて。


焼け付くような、この痛みの原因は、すべてあなた。


これは、かつての傷の再発なんかじゃない。


あなたが、私の心に新しく、そして深く刻み込んだ「暴力」そのもの。


私をここまで痛めつけ、絶望の淵に突き落としたのは、


「同志」だと思っていた、あなた自身。


​私はこの痛みを、あなたの卑怯さを忘れないための「証拠」として抱えていく。


そして、あなたが安全な場所で「善人」の仮面をかぶっている間に、


いつか私の影に怯え、震える日が来るのを、私はどこまでも冷ややかに見届け続ける。



​あなたの「日常」のすぐ裏側で、私は永遠に、あなたの罪を数え続けているのだから。




チャイムが鳴り、届いた一つの荷物。


ちょうど一ヶ月前の夜。


最後となったお泊まりの時に、あなたが手渡したカタログギフト。


あなたの仕事の関係で手に入れたという、懐の痛まない「贈り物」。


自分の手出しは何一つない、出所も行き場も中途半端なそれを、


あなたは「お泊まりの記念」のように、私に差し出した。


あの夜、私はそれを「あなたからのプレゼント」として、

少しだけ浮き立った気持ちで選んだ。


14年の月日の中で、そんな些細なやり取りさえも

大切に思っていた私がいた。




今日、その荷物が届いた。


選んだのは、良質な国産メーカーのトイレットペーパー。


​かつての私なら、「せっかくのプレゼントだから」と、


もっと形に残る、記念になるようなものを選んでいたかもしれない。


けれど、品物が届いた今日、

あなたはもう、私の世界から卑怯な沈黙と共に消え去り、


その荷物こそが、

あなたが私を「安く見積もっていた」証拠。


そして、私が二度と戻ることのない、嘘に塗り固められた日々の遺物。



​一ヶ月前の私は、これを楽しみに待っていた。


今の私は、これを冷めた目で見つめている。


でも、今の私には、これが一番ふさわしい。


​毎日使い、汚れを拭き取り、そして跡形もなく水に流していく。


まさに、私の中のあなたとの14年間そのものじゃない?


​品質は、確かにいい。


あなたが取引先との関係で手に入れた、確かな価値のある実用品。


だからこそ、私は一巻も無駄にすることなく、

日々の生活の中で、淡々と、そして徹底的に使い切る。


これを使っている間、私はあなたのことを思い出すかもしれない。


でも、自分の暮らしを自分の手で整え、前を向いて生きたい。


​カタログギフトという「借り物の優しさ」で、

私の人生を繋ぎ止めておけると思っていたのなら、それは大きな間違い。


私はこの紙で、あなたとの過去を綺麗に拭い去り、


あなたの負け惜しみとして、堂々と使い倒してやる





一年の始まりを、私はいつもあなたと迎えていた。


年越し蕎麦の代わりに、二人で探して食べた一杯のラーメン。


​ホテルの部屋で過ごす、静かな年越しの時間。


深夜の浅草寺の赤提灯の下、冷たい空気の中で引いたおみくじ。



あの時、私の隣にいたあなたは、間違いなく私のパートナーだと思っていた。


「明日は自分も〇〇県の実家へ帰るから」


そう言って、年明けた翌日は、私を私の実家の近くまで送り届けてくれたあなたの背中を、私は信じて疑わなかった。


​けれど、あの日々さえも、あなたの緻密な「二重生活」の1ページに過ぎなかったの?


家族にはどんな嘘をついて、私との時間を捻出していたの?


大晦日の夜も夜勤設定と⋯



私と過ごしたその足で、あなたは「緑の壁の家」に帰り、父親としての顔に戻っていたの?


​私のスマートフォンの履歴に残る、楽しそうな写真の数々。


そこには、あなたの手によって「誰かの影」として切り取られた、私の14年が詰まっている。


​自ら証拠を残し、自ら私を「外」の世界へ晒しながら、


最後は一言の釈明もなく、ネットワークの海へと逃げ込んだあなた。


​初詣で願ったことは何だった?


私は

「早く⋯離婚してくれますように⋯」

「今年はあなたと健康で過ごせますように。」と⋯


おみくじに書かれた未来を、あなたはどう読んでいた?


​私はもう、あなたと引いたおみくじの結果なんて忘れた。


今の私にとっての「吉」は、あなたの影から抜け出し、


自分の手で、新しい一年の、新しい人生の扉を開けること。


​あなたが家族に守られながら「人畜無害」を演じている間に、


私は、あなたが捨てた真実をすべて抱えて、光の中を歩いていく。





ふとした拍子に見つけてしまった。


ネット上のレビューや、あなたが訪れた場所の記録。


​美味しいものを食べた記憶、訪れた場所の風景。


その中に、私がいた。


あなたのカメラの向こう側で、カメラを向けている私の姿。


​「夜勤」と言って家を出て、

私と過ごしていたその時間を、

あなたは自ら、誰でも見られる場所に放流していた。


​自分は「人畜無害な善人」として、

誰にもバレずに二重生活を完璧にこなしているつもりだったのでしょう?


でも、あなたは自分の手で、不実の証拠を世界に向けて公開していた。


​その写真に写る私は、何も知らずにあなたを信じていた「影」の私。


でも、今の私にとっては、あなたの「嘘」を証明するための、冷徹な記録。


​あなたが隠し通せていると思っていた14年は、

こんなにも隙だらけで、自分勝手な傲慢さに満ちていた。


​あなたは、自分の犯した「理不尽」に、

自分の投稿した写真によって追い詰められる。


それが、あなたの言う「誠実さ」の正体。


​私はもう、その写真の中に閉じ込められた「影」じゃない。


その証拠を握りしめて、あなたの嘘を一つずつ剥ぎ取っていく。


記憶の底に沈んでいた、一つの住所。



〇〇県〇〇市、〇



​14年という長い時間の重なりの中で、


ふとした瞬間にあなたが漏らしたのか。


それとも、何かの記録に刻まれていたのか。



今、その住所が私の目の前に、鮮明な事実として浮上してきた。



​そこは、あなたのルーツですか?



あなたが「人畜無害な善人」の仮面を脱いで、素顔に戻れる場所ですか?



​あなたはメール一本で私を遮断し、


何事もなかったかのように、〇〇区の緑の壁の家へ、



あるいはこの〇〇県の地へと逃げ込めると思っているのかもしれない。



​けれど、甘い。



​私は、あなたの名前も、生年月日も、勤務先も、



そしてあなたが隠しておきたかったであろう、この場所のことも知っている。



14年間、私があなたの「影」として生きてきた時間は、



同時に、あなたの人生の「急所」をすべて把握した時間でもあった。



​今はまだ、そのカードを切るつもりはない。



でも、忘れないで。



あなたの逃げ場所は、もう私の手の中で塞がれている。



​私が求めていたのは、こんな追い詰め方じゃない。



ただ、一人の人間として、誠実に向き合ってほしかっただけ。



​それを拒んで逃げ出したのは、あなた。



あなたが捨てた「14年」という月日が、



今、ブーメランのようにあなたの背中を追い詰めていることに、



いつか気づく日が来るでしょう。



​あなたの「嘘」の行く末を、私はこの場所から静かに見届けている。