〇 細雪 ざっとした観劇所感です
【出演】
愛京花・長女鶴子
辰己小龍・次女幸子
澤村かな・三女雪子
小林真佐美・四女妙子
〇 下座たつみ演劇BOX
谷崎潤一郎原作 辰己小龍 脚本・演出
AI によるあらすじ
大阪船場の旧家蒔岡家の四人姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子の話。
雪子と妙子は本家鶴子の夫と折り合いが悪く、ほとんど芦屋の貞之助、幸子夫婦宅に居ついていた。
幸子には、御大家であった昔の格式にとらわれて三女雪子の結婚が遅れているのが、最大の悩みだった。
因循姑息で万事おっとりした古典型美人の雪子とは対照的に、四女妙子は人形の製作をしたりして、自立心のある近代的な娘であったが、若い時船場の道楽息子奥畑とのスキャンダルが新聞種になってから姉達の負担になっていた。
雪子は何度も見合いをするがどれもうまくいかず、妙子は奥畑と交際を続けながら、洪水の時の命の恩人、カメラマン板倉と恋に陥る。やがて板倉は急死し、以来妙子は自棄になり、バーテンの三好の子を死産する。
一方雪子はついに華族の末裔御牧との縁談が成立するが、その日が迫ってきても心から楽しめないのであった。
関西の名家の四姉妹が主人公で、本家の長女・鶴子
夫と娘(と二人の妹)と暮らす次女・幸子
一番の美人で大人しいが、身体は強い三女・雪子
奔放な性格の四女・妙子、基本的には次女以下三人の話になっている。
幸子が雪子の縁談を進めるものの、なかなか纏まらず、妙子は何人かの男性と噂になるものの、雪子の縁談がまとまるまでは……となり結婚できない。
◉物語の核心
◉雪子の結婚問題
雪子の縁談が幾度も破談になり、その過程が丁寧に描かれている。
◉妙子の恋愛
自由奔放な妙子の恋愛模様は、蒔岡家に大きな波紋を広げる。
原作は長編の大作である。そこを、あえて状況描写や歴史的背景を抑え目に四人の娘達の生き様にスポットをあて、生き生きとした生活感のある芝居の流れにユーモアを織り交ぜた秀逸な小龍版の『細雪』として楽しめる作品にしたところはさすがと言いたい。
【私の所感】
それにしても山根演芸社社長の山根大氏、お話が巧みだ。
細雪は現代によみがえる源氏物語との解釈から池田の名店・吾妻のささめ饂飩を引用する聴き惚れる前口上。
名優達の解説まで実に丁寧。
なかなかの台本、さすが辰己小龍による
3人の女中が出てきて写真に模した4姉妹の人となりを紹介するというプロローグ
それだけではない。この3人が見事な狂言回しをするのだ。
この笑い、この擽り、これぞ大衆演劇版、小龍版の細雪。
名優が集まるとこんな妙味のある出来栄えになるかという見本みたいな芝居。
中間幕を使ったスピード感ある芝居展開
四姉妹が「かんにんや」と言い合うラストは涙を誘う
あらゆるジャンルに伸びしろを広げる大衆演劇の未来をみた。
私が生まれてきたわけは‥という選曲は冴えていた
さだまさし 命のわけが流れエンディング
素晴らしい 名優、名演に大拍手❗
【舞踊ショーより】
紀州屋良五郎
























