似たもの
美容外科を「美容整形」と表現することが多いため、形成外科、整形外科とごっちゃになっていませんか。
この3つの診療科を混同することがないように、整理して覚えておきましょう。
整形外科とは、骨や関節、筋肉、神経など体を動かすために必要な運動器官の病気やケガ、先天性疾患を治療する外科医学の分野です。
形成外科とは四肢、顔、頭、体の表面が対象とし、機能的に異常を伴う形態異常があるとき、これを外見上 きれいに整えることを目的とした医学です。
再建外科とも呼ばれているように、病気やケガで欠損した組織をつくり直したり、口唇裂、傷あと、手術あとなどを改善します。
機能的に異常を伴うことが前提なのでほとんどは健康保険の適用になります。
美容外科とは、機能的には何ら異常がなくても、それが精神的負担をもたらすものならば美的に形成して負担を除去、軽減することを目的にした医学の分野です。
二つ
日本には「日本美容外科学会」という名の学会が2つあります。
ひとつはもともと美容外科を目指した医師によって構成されている学会。
もうひとつは形成外科を中心とする開業医、大学病院や一般病院勤務の形成外科医で構成されている学会です。
この2つの学会は日本語では同じですが、英文になると違っており、美容外科系は「JSAS」、形成外科系は「JSAPS」となります。
違っている「P」の文字は「Plastic (形成)」の一文字。