先週末、子どもたちを連れて札幌へ行きました。
私一人で、しかも自家用車を使わずに
こんな長距離を移動するのは初めての事。
子どもたちは高速バスや地下鉄に乗るのがとっても楽しみ♪
子どもたちにとっても、私にとっても大冒険の始まりです。
「子どもの本フェスティバル」 というイベントがあり
そこへ参加する予定だったんです。
そう.....そのはずだったんです。
7/4の朝、札幌行きを楽しみにニコニコで支度する子どもたち。
自宅近くの停留所からバスに乗り、更に高速バスに乗り換えます。
高速バスの中では持参したおやつを食べながら
「嬉しいね~♪ 楽しいね~♪」と、娘も息子もご機嫌です。
大谷地に到着。
ここから地下鉄へ乗り換えます。
バスターミナルから地下へ長い階段を降りる時......。
あれあれ?なんだか娘の様子が変です。
ひどくゆっくり降りています。
「どうしたの?階段怖い?」 と私が聞くと
「うん.....ちょっとコワイ.....。」 と、娘。
変だな~?普段なら階段なんてヘッチャラなのに~?
この 「こわい」 私は 「怖い」 の方だと聞き取っていましたが
娘が言っていたのは方言の 「コワイ」 でした。
「体がだるくてしんどい」 という意味です。
切符売り場までは降りてきたものの
「気持ち悪い.....もう歩けない...。」 という娘。
バスに酔った?と思い改札近くのベンチで休む事にしました。
地下鉄の発着音が聞こえる中、息子はソワソワ....。
「ねぇ~、まだ乗らないの?地下鉄なくなっちゃうよ?」
を、繰り返します。
地下鉄なんて、3歳の息子にとっては想像を超えた乗り物です。
地面の下を電車が走っていると知った時、手で口と鼻をしっかり隠して
「ぼく、乗ったらずーっとこうやって息止めてるから。そしたら土の中でも大丈夫だよねぇ?」
と、とっても楽しみにしていたのです。
息子の気持ちもわかりますが、具合の悪い人優先です。
「ポンちゃん、お姉ちゃんとっても具合が悪いんだって。ポンちゃんが具合が悪い時にお母さんとお姉ちゃんで、さっさと行こうとしたらどう思う?」
と、私に言われて
「あ.....しょっか~....いやだよね....。」
ちょっとしょんぼり顔ですが、それから 「早く行こう」 と言うのを止めてくれました。
さて、そうこうしているうちに娘の顔色はどんどん悪くなり
がたがた震えはじめました。
イベントは諦めて帰るにしても、この状態では帰りのバスに耐えられるかどうか....。
『どうしよう?どうしよう??』
もう私の頭の中は真っ白です。
慣れない場所でいったいどうすればいいのか...。
地下鉄から風が吹き上がって来るので、
震える娘をこれ以上ここにおいておけません。
「いったん上に出てみよう。大丈夫だよ、絶対大丈夫になるからね。」
フラフラする娘を何の根拠も無く励ましながら、エレベーターで地上に出ました。
あれ?扉が開くといきなりバスセンターの外に出ました。
ここはどこ?とキョロキョロして見上げた先に 『小児科』 の文字を発見!
正午頃でしたが、まだ窓に明かりが見えます。
『やった!まだやってる!』
長くなってしまったので、次回に続きます。(;´▽`A``