私は結婚する前、保育士として働いていました。
ここではそのとき学んで実践していた事を、
いくつかご紹介したいと思います。
子供の発達に関する考えや方法は、日々変わっています。
私が働いていた頃の事と、現在では考え方も違うかもしれません。
ただ、私が子育てをするにあたって実践してきた事でもあるので
あくまで、一つの目安としてとらえていただけたら幸いです。
今日は、クレヨンでのお絵描きについてふれたいと思います。
保育園で、クレヨン遊びをしたのは1歳児クラスからでした。
もちろん、一人一人個性があって、発達のスピードも違うので
1歳になる前から、クレヨンに興味津々の子もいれば、
2歳近くになってもあまり興味を持たない子もいます。
焦る必要は全くなくて、保護者の方が普段の様子を見て
「そろそろよさそう。」と思った時でいいと思います。
まず大人が楽しそうにクレヨンでお絵描きをして見せるのも一つの手です。
クレヨンを用意する時に注意したい点としては...。
・太めの物を選ぶ事。
細い物は小さい子向きではありません。すぐに折ってしまいます。
・色の伸びが良い物を選ぶ事。
クレヨンを使い始めの頃は、たいてい筆圧があまりありません。
あまり固めのクレヨンだと、描いても色がはっきり出ず、飽きてしまう事が多いので。
お絵描き用の紙は、ふんだんに用意してあげてください。
少し大きめの紙(少なくともA4以上)があると良いと思います。
広告の裏でも何でも良いのですが、あまりつるつるした物は、始めのうち描きにくいようです。
まだ自分の手で上手に紙を押さえられない頃は、紙の端をテープでちょっとだけテーブルにとめてあげると
スムーズにお絵描きを楽しめます。
あとはもう、自由にのびのび、好きなように描かせてあげます。
「すごくきれいな色だね~。」「これは○○にみえるね~。」など
声がけをして、一緒に楽しんでくださいね。
一緒に描いて合作にしても楽しいですよ。
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我が家で、子供たちが1歳の頃もたせたクレヨンです。
太くてもちやすい事、紙がまいていないので途中ではがす面倒が無い事、が良かったです。
握ると若干手に色がつきますが、それほどべったりはつかないので
扱いやすい方だと思います。
色の伸びは、ぺんてるパステルなどに比べると落ちますが
小さい子の筆圧でも充分楽しめると思います。
落書きされても、乾いた布と消しゴムで落とす事ができました。
次回は、『描画の発達』について記事にしたいと思います。