慰謝料の支払い期限は、年末を設定した。

 

 

 

同時に、夫の新居から荷物を引き上げ

出て行くことも約束をした。

 

 

夫に慰謝料を支払わせるまでは

不倫相手も夫と連絡を取り合わなくては

ならないだろう。

 

 

不倫相手の証言と示談書という

明確な証拠を手に入れた今、

興味のない夫の家を見に行く気にも

ならなかったのでそのままにしておいた。

 

 

 

その間、私達親子は、

少し贅沢にホテルランチへ行ったり、

 

カイロを持って、二人で毛布を被って

クリスマス花火を観に行ったり、

 

辛い思いをさせてしまった分を

取り戻すように、楽しい年末を過ごした。

 

 

 

 

 

そして、平成31年、令和元年が

もうすぐ終わるという頃

不倫相手からメッセージが届いた。

 

 

 

 

 

「お金の準備ができました。

   お支払いする前にひとつ

   お願いがあります。

 

   示談金をお支払いした後は

   今回のことについて当事者以外

   誰にも話さないように

   お約束してください。

 

   了解いただけましたら明日

   お支払いさせていただきます。

 

   この度は大変申し訳ございませんでした」

 

 

 

 

どの立場で交換条件など

出せるものかとも思ったが、

 

私はこの文章を読んで、夫からの

入れ知恵だなと感じた。

 

 

そもそも彼女と私には

共通の知り合いがいない。

 

 

私が誰かに話して困るのは

間違いなく夫。

 

 

しかも、「当事者以外」という

すばらしく狭い範囲の限定付き。

 

 

確かに示談金を受け取るという事は

一定の守秘義務は存在する。

 

 

 

 

それでもね…

 

 

 

 

 

私は彼女に返信をした。

 

 

 

 

「あなたに関しての守秘義務は

   約束致します。

 

   ただ、第三者に別居に至った経緯について

   聞かれた場合、私が嘘の理由を語る必要は

   どこにもありません」

 

 

 

 

これは、不倫相手ではなく

夫に向けた言葉。

 

 

この言葉を聞いた夫が、お金を

支払わなくなっても、それでもいい。

 

 

金で口止めなんてさせない。

 

 

夫は自身の欲求の為に、女遊びや不倫をして

多額のお金を使い、それを隠したまま人に

理由や責任をなすりつけて出て行った。

 

 

 

 

それが私達の別居の経緯。

 

 

 

 

私がメッセージを送った次の日に、

 

人生で二度目の、

 

不貞行為慰謝料の示談金が振り込まれた。

 

 

 

 

 

 

やっと終わった、

 

 

 

 

 

ではない、

 

 

 

 

 

早速、夫に最も近い第三者に

報告して差し上げましょうね!