誰もが想像し得なかった今の状況・・・。


「地球の寿命を延ばす」ことをライフワークとする自分に今何ができるのか。

僕なりに必死で考え、必死で行動することと決心しました。


できるだけ速やかに「あるべき状態」に辿り着くために・・・。


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■自分たちでなければばこの試練は乗り越えられない。

■自分たちだからこそ「あるべき状態」に戻すことができる。

■ほかの何人も自分たちの代役にはなりえない

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【被害を受けた皆さん!】

残念ながら、どんなに頑張っても、僕には代役は務められません。

被害を受けた皆さんの気持ちを完全に理解することもできません。

ただ、僕は僕なりに、「あるべき状態」に辿り着くための行動に着手しました。


実被害を受けていない立場でも、また現地に乗り込まなくても・・・

得意分野で「復興」に向けたプランを「考え」「行動する」ことはできるはずと鋭意取り組んでいます。


できるだけ多くの方が、それぞれの得意分野で「あるべき状態」に辿り着くための行動に着手すれば、実現までの時間は短縮されるはずです。


目的を一にし行動する。兎に角、行動する。評論・分析よりも行動。

僕を「試練を乗り越えるために行動する仲間」に加えてください。

精一杯頑張ります。




【がんばれ東京電力!】

起こってしまったことの反省は後で結構。

これまでの知見を活かし、時々刻々と変化する状況に、最適な判断と速やかな対応をお願いします。


「東京電力にしかできないことが沢山ある」


僕はそれをしっかりと理解しています。

プライドを持って正々堂々と行動してください。

それが日本のため、世界のため、そして「地球の寿命を延ばすため」のアクションです。




【菅総理!日本のリーダー各位!】

「ここを目指そう」という目標を明確にお示し下さい。

国民全員が同じ「あるべき状態」を意識して行動すれば、試練を乗り越えるまでの時間は間違いなく短縮されます。

リーダーがブレなければ、ついていく者たちはブレずに突き進みます。

海外からの支援にも感謝しながら、「僕たちにしかできないこと」をしっかりと認識して「行動」したいと思っています。

大変お疲れだと思いますが、踏ん張ってください。

僕はリーダーの皆さんを信頼して行動します。





「様子見」「評論」「困惑」「動揺」・・・

の気持ちを我慢して、兎に角「行動する!」

これが大切だと強く思います。


「使命感持って行く」=電力会社社員、福島へ-定年前に自ら志願



 福島第1原発の事故で、情報提供の遅れなど東京電力の対応に批判が集まる一方、最悪の事態を避けるため、危険を顧みず作業に当たる同社や協力会社の社員もいる。地方の電力会社に勤務する島根県の男性(59)は、定年を半年後に控えながら、志願して応援のため福島へ向かった。
 会社員の娘(27)によると、男性は約40年にわたり原発の運転に従事し、9月に定年退職する予定だった。事故発生を受け、会社が募集した約20人の応援派遣に応じた。
 男性は13日、「今の対応で原発の未来が変わる。使命感を持って行きたい」と家族に告げ、志願したことを明かした。話を聞いた娘は、家ではあまり話さず、頼りなく感じることもある父を誇りに思い、涙が出そうになったという。
 東京電力側の受け入れ体制が整った15日朝、男性は自宅をたった。特別なことにしたくないと考えた娘は見送りはせず、普段通りに出勤した。「最初は行ってほしくなかったが、もし何かあっても、自分で決めたことなら悔いはないと思った」と話し、無事の帰宅を祈る。
 男性の妻(58)は「彼は18歳の時からずっと原発の運転をしてきた。一番安全なものをやっているという自信があったんだと思う」と話す。出発を見送り、「現地の人に安心を与えるために、頑張ってきて」と声を掛けたという。(2011/03/16-05:16


http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031600093


日本経済新聞の「私の履歴書」。

三菱重工相談役の西岡喬さんの履歴書は本日が最終回でした。


一貫して、日本のエンジニアとしての意地とプライドを感じる内容。特に以下の部分。


「特に三菱重工の製品は、国や社会の基盤を直接、間接的に支えるものが多く、技術と生産力の衰退は国や社会の力の衰退につながるので、世界の中で常にトップレベルを維持しなければならない」


「自分が日本を引っ張るんだ!!」という強い意志を感じる力強いフレーズです。

今は勿論、将来においても、自分がこんな言葉を口にするシチュエーションが全くイメージできません。


■ フレーズ54 西岡喬さんが大事にしている言葉


名を成すは毎に窮苦の日にあり

事を敗るは多くは志を得るの時に因る


(日本経済新聞 10/11/30 「私の履歴書」より)


本文中で

「非常の困窮の時に修行してやっと名をなす。失敗はたいてい得意になっている時に原因がある」という意味であると説明されています。

「苦しい時を耐えきる意志を持ち、いつ何時も気を抜かない。製造業のあり方とも重なる」


僭越かもしれませんが、西岡さんの「製造業愛」が本当に強く感じられるフレーズだと思いました。


なお、恥ずかしながら「志を得るの時」というとは知りませんでした。

「得意の時」とニュアンスに違いがあるのか・・・?




■ フレーズ55 西岡さんが大事にしている言葉2


人間の脳は目標までしか努力しない

したがって目標はできるだけ高くすべし


(日本経済新聞 10/11/30 「私の履歴書」より)


これもエンジニアらしく、直接的でわかりやすいメッセージ。



西岡喬さんは日本が誇るエンジニアです。