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「でも、私に作らせて下さい」

と彼女は言った。

俺は、

「え?別にいいけど…」

と言った

すると彼女は

「ありがとうございます」

と言って、包丁を持った。

その手つきは、とても綺麗で、俺は驚いた。

彼女は、そんな俺の視線に気づいたように、照れながら言った。

「…ま、待ってて下さい!すぐに作りますんで」

と。俺は、

「ハハハ。慌てなくていいよ。ゆっくり作りなよ」

と言った。すると彼女は、

「できました」

と言って、皿に盛りつけ始めた。

俺は、「早っ」と呟いた。

彼女には、聞こえてないようだった。

あっという間に出来たその料理は、オムライスだった。

俺は思わず

「美味そうだ」

と言ってしまっていた。

彼女は、俺が食べるのを待ってるようだったので、俺は、「いただきます」

と言って、食べ始めた。

めっちゃ美味かった!

スプーンがめっちゃ進んだ。

彼女は安心したように、食べ始めた。

俺は、あっという間に完食した。

食べ終わって、しばらくして、彼女に

「もう遅いから1人で帰すのは心配だなぁ」

と言って、

「泊まってく?送ってこうか?」

と言った。

彼女は、しばらく考えて、

「1人で帰りますよ」

と遠慮がちに言った。

俺は、本当に心配だったので

「泊まっていきなよ」

と言ってしまった。

彼女は、観念したように

「っじゃあ、お願いします。」

と言った。

俺は

「着がえは、姉貴のがあるから、着て帰りな」

と言った。

そして、俺は

「先に風呂入ってくるね」

と言って、風呂に向かった。

風呂の中で俺は考えた。

(高柳さんをどこへ寝かせよう)

(明日はどうしよう)

などという、不安だった。しかし、彼女を1人で帰らせるよりマシだった。

彼女を待たせている気がして、俺は出た。

そして、彼女が風呂に入ったのを確認してから、彼女が寝る場所を作った。

2階の真也の部屋の隣の部屋だ。

布団を敷いて、ちょっと掃除をした。

そして、彼女が出てくると、彼女をその部屋へ案内してこう言った

「まぁ、テレビもあるし、携帯も自由に充電していいし、今日はここでゆっくりしなよ。んじゃ、おやすみ」

と。すると彼女は、

「ありがとうございます!おやすみなさい」

と言ったので、俺は自分の部屋へ戻り、ふと今日のメールのことを思い出したのだった

[続く]