多分、高校生のほとんどは一番恋愛したい時期なはずなのに、自分は、恋愛よりも、髪の毛が薄いことばかり気にしてたような気がします。好きな子が出来ても想いを告げたことなんて、一度も無いんです。

残念ながら、父親も私と同様、薄毛なので、「俺も同じ道を・・・」という覚悟はしてました。何とか、育毛剤を投与することで回避したいと思ってましたが、そう簡単には効果は出ません。当時、「やっぱりカツラに頼ることに・・・」という気持ちにもなりましたが、CMで見た「育毛」という言葉に、私は物凄い期待をしたのを覚えてます。

迷ってたのですが、遂に「育毛ケア」への入会を決めました。週に一度、せっせと育毛ケアに通ったんです。月に一度は、髪の毛を切ってくれるサービスがありました。髪の毛が薄いことは、床屋に行くことすら嫌でしたから、私にとってはありがたいと思ってはいましたが、一番肝心の「育毛」は、成果無しでした。

そして、その後どうなったか?と言いますと、年の経過と共に薄毛も進行してしまい、もう、育毛出来るような土壌が無いところにまでなってしまいました。あのまま、もし育毛を断念せずに続けていたのなら、今はフサフサの髪の毛になっていたのかも?と思う時もありますが、残念ながら今更です。ビジュアルを気にしないで過ごせる社会、というのがあってもいいのではないでしょうか?