テクノロジーの発展に伴って、今や多くのソフトウェアに人工知能が組み入れられるようになっている。そのためAI業界で働くエンジニアのニーズは今後もますます高まることが予想されるが、そもそも未経験者がいきなりAIエンジニアとして働くのは現実的なのだろうか。
この問いについての答えは、イエスである。
AIエンジニアと言えどもエンジニアには違いないので、当然ながらプログラムや数学についての基本的な知識は不可欠である。それに加えて、人工知能についての知識も必要となるが、これらはいずれも独学で習得できるものばかりであるため、やる気さえあれば誰でもAIエンジニアになれるのである。
もっとも、AIエンジニアになれるというのは、AIエンジニアとして活躍できるということとは同義ではない。
活躍するためには、他者と差別化できる強みを持っている必要があるのだが、独学で何とかエンジニアになった時点でそのような強みを身につけられている人はほとんどいないのだ。そのため、エンジニアとなった後も、有償や無償で開催されているセミナーに積極的に参加したり、他のエンジニアとコミュニケーションを取って彼らが持つスキルや知識を吸収したりといった努力は欠かせないのである。
やる気次第で誰でもなれるが、知名度を上げて活躍できるようになるためには、多大な時間とコストが必要になるというのがAIエンジニアという職種であるという点をしっかり理解しておくと良いだろう。
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