小さい頃は、広告といえば「チラシ」のイメージがありました。
小さい頃からヒマさえあれば画を描いていた人間なので、
片面印刷のチラシをよく探していた記憶があります。

それがいつしかCMになって、戦略になって、webになって。
いろんな変遷をたどって、僕個人の広告という認識が現在に至っているんですが、
どうなんですかね?広告を制作という側面からなんら関わらない人間も、
その昔に比べれば「広告を広告して扱う」認識は備わっていると考えるべきなんですかね?

というように思ったのも、渋谷駅の某建築企業の
ブース型広告スペースの設置例を目にしたときなんですが、
渋谷駅のホーム、広告塔としても大きなタレントを使うブランドにして、
ブース内誰一人人間が入ってないんですよね。

人の行き交いはもちろん保証される立地の中、
表現にもなるだけ間口を広く設けようとする工夫が感じられるものの、
何か多分訴求には至っていない。
着地点を崩しすぎている印象もないものの、
なにか人に繋がらないそれは、どこかに原因がある。
それが「人の広告に対する認識」かなと思ったんです。


1クリック詐欺だとか、虚偽請求なんて、
広告に便乗した犯罪も多い中で、疑心暗鬼になるところもあるんでしょうか。
オトク情報も全部含めて、「広告の扱い方」というのが現代人には備わっているような
気がするんですよね。

良くも悪くも、乗せられることが少ない現代、
それ即ち、動きが少ないということなんですが、
本当にそういった「吟味に適う広告」でないと
人は受け入れなくなってきている。
そういう風に思うんです。

だからこそ、そういった中にコミュニケーションを生む職業というのは、
実は今までに確立してこなかった職種として必要になる気がしてるんですよね。
(※ストラテジックプランナーの発展系というのかな。。。)

だからなんだろうなぁ。。。
ストレートというか、シンプルというか、
人に受け入れられるべく、人っぽい広告が活きてくる。
どれだけの個を表現していけるかが、切り離せない課題になるんでしょうねー。