景況のあおりですかね。
まったくと言っていいほど面白くないです。

広告に携わる人間として思うことももちろんあるけれど、
なによりイチ視聴者として、なんか面白くないんだよなぁ。

ストーリー性だとかインパクト重視だとか、展開だとか、
いろいろな手法が消費者とのタッチポイントとしてこれまで随分と描かれてきたわけだけど、
それでも、その接点の描き方が底をついたとは思わないんです。
だって、新しいCMはちゃんと現れているんだものさ。
それでいて、新しいそれに限って、その描かれ方がホント雑なんだものさ。


つまらなくても取り上げられれば、それは広告効果があるとするかといえばそうではなくて、
結果としてそのCMに訴求される行動につながらない以上は、まるで意味の無い15秒。

手法に拠らない、小さく収まらない、物怖じしない、
訴求力に焦点をおいた15秒を、長く体感していないな。

「なんとなくいい」
「言葉の安売り」
「伝わりきらない広告構造」

広告費の削減それ以上に、欠落するなにかが台頭してきているように思うんですけどね。