おじいちゃんは、早くに亡くなり、おばあちゃんはずっと1人で住んでいました。
私が生まれる前に、母と色々とあったみたいで、
私はずっと、母の目を気にしながら、おばあちゃんと接していました。
自分でアルバイトをして貯めたお金で、
ある日、電器屋で食器乾燥機をプレゼントしました。
母がおばあちゃんに、何か出来ない分私が、何かをしてあげようと思っていました。
早速おばあちゃんの玄関の扉を開けて、
おばあちゃんに会いに行きました。
おばあちゃんはいつも笑顔で、私には優しく接してくれます。
おばあちゃんに、買ってきた食器乾燥機を見せると、
あれっ、高かったでしょ、と言い、これはいいわ、
食器をふかなくてもいいし、衛生的にもきれいになるねと、
とても嬉しそうに言ってくれたのを覚えています。
母の目を気にしていたから、
隣に住んでいたおばあちゃんに送ったプレゼントは、
後にも先にも、この食器乾燥機だけでした。
今思うと、懐かしいですが、少し悔やむところです。
